日本クラブユース選手権決勝U18 東京U-18×清水ユース

8月4日、西が丘。
準決勝に続き、蘇我夫は風邪のため、わたし1人で応援に。

さすがに決勝戦となれば、メインスタンドは空席が少ないくらいに埋まりました。

若いとは言え、中1日の試合、大変だけどこれが最後だから、全力を尽くしてほしい。
川崎戦の試合ぶりを見たら、緊張して自滅さえしなければ(オリンピックチームみたいに)どこが相手でも、東京は負けないだろうと感じました。
ただ、清水にはプレミアリーグ開幕戦で負けているし、準決勝でも強豪神戸を倒してきているので、簡単な相手ではなさそう。

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ゴール裏で気合いを入れる東京サポとユースの選手たち。

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こちら清水サポのみなさん。

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スタメンは準決勝と同じ。
デッカいGK波多野君も。
清水はCBの立田くんがすごく大きいけど、前の選手は小柄な感じ。


試合は、川崎戦ほど自分たちのペースにはならず、時々清水の攻撃の速さにハラハラさせられる。
2,3回危ないシーンはあったけど、辛うじて防いだり、清水の方にミスがあったりで、失点はしない。

清水は少し前の「日本のブラジル」のイメージとはちょっと違うチームで、むしろ東京の選手の方が細かいパスをエリア近くでつなごうとしていたし、攻撃は中に仕掛けていくことが多く、清水の方がサイド攻撃を狙っていました。
清水の滝くんと望月くんはなかなかに魅力的なサイドアタッカーでした。
東京の半谷くん伊藤くんも本当によく走っていて、気持ちよく見られる試合でした。
だんだん東京にボールが収まり始めると、生地くんのサイドチェンジ、抜け出た伊藤くんの折り返しに走り込んだ
鈴木善丈くんがシュート、ポストに当たってGKに当たって入ったように見えました。

守備が安定しているので、先制すればかなり優位とは思うけど、安心は出来ないもう一点・・・

と思っていたら、前半終了間際に、岡崎マコちゃんのロングボールに半谷くんが抜け出て、シュート。
きれいなゴールでした。

後半も東京が落ち着いて試合を運んでいましたが、走り回っていた半谷くんが交代でいなくなるのと、清水が反撃のギアを上げてきたのと両方で、清水がポゼッションを続けるように。
途中出場の久保くんも、みんなはゴールとかほほ~~というプレーを期待しているのだろうけど、彼はボールを持っていないと相手に脅威は与えられない。
オシムさんがロナウジーニョも守備に回したらコワくないと言ったけど、久保くんに当てはめるのは早計ながら、小柄な彼がプレスをかけようとしても、清水DFは怖がっていないようでした。
しかしひとたびボールを持てば、清水の選手たちは神経がピリピリッと立つのが見えるような反応。
勝戦では久保君はゴールならず、それでも得点王(3人同点)になりました。


後半は東京が落ち着いて守り切った印象。


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試合終了。


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MVPの半谷くん。


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表彰式は見ないで帰りました。

おめでとう、東京U-18.
清水ユースのみんなも胸を張って帰ってね。





鈴木喜丈くんや岡崎マコちゃんの落ち着き、選手たちの「球際」の強さ、U-23の効果と言われていますし、それに異存はないけど、トップチームが苦しんでいる一因にもなっているので、わたしはU-23をこのユースの優勝だけで評価はできません。
むしろU-23に選手を出す佐藤監督の苦労はどれほどかと。
なかなか揃って練習できない中で、試合ごとにチームとして成長させた選手と佐藤監督を賞賛します。