天皇杯ラウンド16 東京×Honda FC ~サッカーは難しくて奥が深い~

ジェフのアウェイ金沢戦がものすご~く寒かったので、この日は用心して、うんと厚着して味スタへ。

試合は寒くないといいな~
なんて思ったのがいけなかったのか、とっても寒い内容の試合になってしまいました。

イメージ 1



けがということで、前田さん、東がベンチ外。
代わりに平山、トップ下に河野、サイドが宏太と翔哉。
梶山、ソウタンは変わらず、SBも右ケント、左室屋で変わらず。
CBは代表ふたりがいないので、秀人と吉本。


イメージ 2

Honda FCは、日曜に青森で試合をして、浜松には帰らずキャンプをしていたとか。
中2日とは不公平ですが、こちらは3日にリーグ戦が終わり、一段落した気分になっているかもしれず、どちらがいいかはわかりません。
Hondaがいいチームであり、いつも門番としてJリーグ昇格を目指すチームに立ちはだかってきたことは知っていました。
しかし聞きしに勝るHondaの強さ。
試合が始まると、最初の10分ほどは東京に2回決定機があり、やっぱり東京のほうが上手いな・・・とは思ったのですが、そのチャンスを逃すと、Hondaがすばらしい連動を見せ始めます。
個々のうまさは東京にあっても、動き出し、球際、距離感、連動性すべてにおいてHondaの勝ち。
リーグ戦でそこそこの内容で4連勝していたなんて信じがたいほどの動き鈍さ、まったくいいところなし。
2度ほど危ないシーンがありながら一度もオフサイドを取れず、ショートカウンターから裏に抜け出されて、甲府にいた久野選手にきれいに決められました。失点の予感はあったけど、予感通りになるとまた腹が立つもの。
HTに入るときにブーイングが出たのも当然でした。


なんでこんなにダメなんだろ・・・
楽しそうにプレーするHondaの選手と、困り顔に見える東京の選手たち・・・
相手の良さばかり引き出して・・・
むりやり突っ込んではカウンター受けるし、プレスはかからないし・・・
ミス頻発。
前田さんがいないから、という声がスタンドからは聞こえたし、それもそうだと思います。平山はいやに開いていて、肝心の時に中でうけられないことが多く(そういう指示があったのかしら)、また、前からの守備では、前田さんのほうがずっと効いていたと思います。
東がいないのも、やはり彼の運動量とうまさが東京をけん引していたのだな、と改めて感じました。
メンバーが変わって微妙にバランスが崩れる、また、りーグ戦が終了した時期というのも微妙。
このまま今季の東京は終わっちゃうのか・・・寒いから延長とかも嫌だけど・・・などとつぶやく。


後半。
頭から梶山を下げて諒也を入れ、室屋が右に移り、ケントがボランチに。
それで、少し良くなりました。
後半もHondaは意気軒高、あの勢いが90分続くのかと思ったけど、終盤までよく走っていましたし、決定機も作っていました。
ただちょっとスペースもできて、東京が攻める機会も増えました。

もう怒ってるから以下省略。

結局翔哉と室屋のゴールで逆転し、横河戦のように赤っ恥をかくことはありませんでした。

天皇杯で苦戦した試合を思い出す(いわゆる下の糧カテゴリーのチームに)と、TDK秋田に先制された試合、「北海道から飛んできた」やつにやられた横河戦。
しかし、このHondaほど見事に強い、と感じさせたチームはなかったように思います。
吉本がHondaについて「J2くらいの力がある」と言っていたのも頷けます。
それでも翔哉のいうように圧倒してほしかった・・・

改めてサッカーは難しい・・・でも、東京サポ以外の多くのサッカーファンを楽しませた試合でしょうから、サッカーは面白い、ともいえる。
そして、見事な試合をしてみせたHondaですが、結果は力でなんとかねじ伏せた東京の勝ち。
内容からいえば、Hondaが勝つべきでしたが、そこがサッカーの理不尽なところ。
試合後のHondaの井幡監督のコメントにも驚かされました。
言外に「勝てたはず、もっと点とれたはず、もっとやれたはず」という悔しさがにじみ出ているようで、この超強気の監督に率いられて、このチームはこんなに厚みのある攻撃ができるし、帰陣も早いし、攻守にアグレッシブなんだ・・・と感心しました。

でも篠田さんも交代策ではうまくやれたし、うちだって少しは後半はいいところもあったけど。

まずはこれで、浦和か川崎に挑戦する権利を得ました。

次は12月24日って、日程がわたしには無理なんですけど~