チームは始動したのに、今更2016シーズンを振り返ったりして~その4.U23という存在。

2010年に続いて、うまくいかなかった時ほどしつこく顧みるクドイ管理人です。

ACL、リーグ戦に加えて、城福東京の運営を難しくした要素が、U23J3参入でした。
結果から見れば、それはある程度の成果がありました。
岡崎、喜丈、波田野、内田とユースの選手たちが大人の試合を経験し、4人がトップチームに昇格。
ユースも充実した一年でした。ユースの試合も何度か見に行き、TVでも見ましたが、クラブ中で一番元気で楽しいものでした。プレミア最終戦は入り方が失敗、青森山田のチーム力(個人技もすぐれていた)に、東京ユースのモットー「自主性」が負けた結果になりましたが、わたしは東京ユースを誇りに思います。彼らが一番「首都」の香りがする。

話が逸れた~

しかし、チームはシーズン始めのやりくりが、とても大変だったと思います。
案じた通り、U23は負け続け、如何に育成と言ってもこれじゃ?と思ったものです。

シーズン始めに書きましたが、東京サポはのんきに育成だの、試合経験だの、と言ってましたが、これはリーグ戦なのです。
リーグ戦の中に、昇格を目的としないチームがいることの違和感は、いまだに感じています。
HONDAみたいに、門番であることにプライドを持つチームとも違うし。
それでも、J3の観客動員には多少貢献したようではあります。

J3の試合も西が丘、駒沢、江戸陸と何度か行き、情けない思いも、楽しい思いもしました。
楽しかったのは、東京の若い選手の成長を見られたこと。それ以上に、J3チームはそれぞれ個性があり、理想があり、プレーで楽しませてくれました。J3リーグの魅力そのものを、東京U23を通して感じました。

今季、トップチームにユースから4人上げたのも、U23があるからと言えるでしょう。
彼らの成長は楽しみですが、このチームでそこそこでは、J1チームには上がれない。
それは、見ていてわかりました。
トップチームの選手が調整として出場しても、それは調整程度のパフォーマンス。あまり感心したプレーは思い出せない。
例えば、野澤くんは、やはり外に出て責任を負ってプレーした方がいいと思いました。今季岐阜に行くのは、ポジティブな経験になるでしょう。

シーズンも半ばくらいから、ようやくサイクルが出来て、チーム編成の悩みも少なくなりました。そのあたりで、城福さんはいなくなっちゃった。このU23チーム編成がどうなるかという読みも、クラブは甘かったようです。

最後まで、U23のベンチには3人くらいしかいなかったし。

でもJ3好きだから、今季もいくよ。
つー訳で、U23にもいかなきゃならんし、こっちも忙しい。