第3節 東京アウェイガンバ戦 敗戦を次に生かす・・・生かしたい・・・生かせるか?

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いつまでも試合、略!と言って水曜のルヴァンカップ仙台戦を迎えてもいいのですが、まあせっかく行ったから書いとこうかしらね。
大阪から夢の島に直行してU23の富山戦を見て、兄弟合わせて5失点0得点・・・に、また落ち込んだけど、弟の方は、どういうメンバーでどういうサッカーをするか、どのくらいできるかが大事なので、とりえず兄の3失点負けについて。

2節まで無失点で勝ってきたわけですが、モリゲなど選手も言うように良い試合ができていたのではなく、パスは前に繋がらず攻撃の形にならない状態だったので、こういう結果も予想できなかったわけではありません。
ガンバ戦にありがちな点の取り合いになればおもしろいけど、こっちはシュートまで行くシーンが少ないのでなかなかそうなりそうもなく、だとしたら守備的にがっつり行くしかないかな、と思っていました。

ところが。
試合が始まってみると、選手があちこちでツルツル滑るじゃないですか。
ピッチ練でわからなかったのかな?スパイク代えなかったのかな?
選手たちの試合後のコメントではピッチに関する言及は、少なくともオフィシャルではなかったですが、見てる方は、イヤな胸騒ぎがしたものです。

スタメンは2節までと変わらず。
しかし、先制されたことで前半のうちに河野を翔哉に代えた。河野は怪我もあったようですが。
翔哉が入った方が動きは出るので、スタンドからは「最初から翔哉使えば良いのに~」という声も聞こえました。
確かに2節まで河野のできはあまりよくなく、大宮戦でもミスが散見されました。それでも篠田さんが河野をスターターにするのは、翔哉より河野の方が守備ができるからだろうと思います。
これを見ても篠田さんは守備重視の監督なのではないかと思われます。それは悪くはないけど、攻撃ではまだ篠田さんのサッカーという形がはっきり見えないのは、少し気になるところ。
おそらく永井を走らす、なんてのが彼の好みなのかもしれないし、東京サポもそういうサッカーが好きな人が多いようです。
ただ、この試合は先制されてしまいました。
それまでそんなにやられていた感じはなかったのですが、ま~~~言いたくないけど、ヤットさん。
あんなロングパスを出せる人は・・・赤いチームに元黄色の人がいるけど・・・そうはいません。
まず、あの敵ながらすばらしいロングフィードに息を呑み、そしてアデミウソンに軽くいなされたマルくんに怒りの声を飲み込んだのでした。
ヤットさんにあの位置とは言えフリーでいいパスを出させたのは誰か、負け試合は見直さないのでわかりませんが、敗因はここにあるとも言えそうです。


今季初めて先制されました。
そうなると、このチームの脆弱さが露わになって行きます。
点取らなきゃいけないので、そこそこポゼッションするのですが、パスがうまく繋がらず、ミスが出て獲られてショートカウンターを受ける。
ガンバくらいクオリティの高いカウンターができれば、得点機も与えてしまいます。
ざっくりいうとそういう試合。
それと、ガンバがたった一試合の失敗から立て直したこのシステムが、実に選手を捕まえにくい東京としては難しいものだったと思います。今ちゃんもここかとおもえばまたあちら・・・って感じで、ヤットさんをうま~~くフリーにしていたし。
永井の走るスペースもなくなるし。

滑る芝もガンバ側からすればナイスアシストで、良く戻った拳人がオウンゴール献上しちゃうし、気がつけば3失点。
GK林もほとんど可能性のない失点だったと思います。
ただ、セービングの良さに比してフィードには改善の余地があるようだと、大宮戦から気がつきました。

誰か一人が悪いってことではないと思うけど、個々の局面でガンバに負けていた、そしてやっぱり有効なパスがホントに少ない。それは昨季から・・・さらにその前から・・・と思うので、一朝一夕では出来ないのかも。

さすがに去年のことがあったせいか、それとも篠田さんは好かれているのか、試合後ゴール裏がブーイングすることもなく、励ましていました。
ただ、大久保だけは感情を抑えきれず、ユニを脱ぎ捨て蹴飛ばしていましたが・・・正直な人なのね。またさんざんいろんなこと言われるに違いないのに、あんなことして。
めっけもののPKは決めてほしかったし、誰よりも大久保自身が決めたかったでしょう。

得点差ほどひどい試合だったとは思いません。
ポジティブなことをいえば、東口にすごいセーブを連発された終盤、やろうと思えば波状攻撃もできたのだし。まあそれは相手も引いてたとかは、置いといて。
徳さんを出してSB二段重ねの5バックにしてたのも、うまくいったとまでは言えなかったけど、そこで室屋がペナに侵入してPK獲った(ファウルかどうかは知ったこっちゃない、まずそういうチャンスがないと)のだし。
室屋に関しては、蘇我夫は足元でもらって足元に出すばかりのところが気に入らん、と言ってます。わたしは、まだ一呼吸球離れが遅いと思う・・・それと足元ばかりは共通かも。フル代表を狙うなら、もっと成長しなくては。
もう一つ、高萩を前で使ってみては、と思う。やっぱり有効なパスの出し手がほしいし、3節までは東がそれをしなければいけなかったのだけど、あまりうまくいってないと感じます。
ボランチはソウタン(体調不良だったらしい)、拳人で。


さてと。
幸い、と、この際思いましょう、水曜日にもうルヴァンカップ仙台戦があります。
ガンバもACL済州戦で惨めな敗戦を喫して、そこから立て直して同じシステムで2連勝。
彼らほどチームとしての経験値がないけど、東京もこの敗戦から学んで立て直して行ければいいと思います。

週末のリーグ川崎戦は、それから考えてもいいでしょう。