第22節 東京×神戸 わたしが不調だと東京は勝つ

と言うジンクスがありまして。
それも、うちで伏せっていたりするのはダメ、不調をおしてスタジアムへ行くと、東京は勝つ。
土曜日から夏風邪をひいて、喉が腫れ、頭も痛かったのです。
しかし、家人のブーイングを浴びながら、味スタへ。

だって大宮で勝った流れを止めたくないし、相手にはカズマに秀人、さらにポルディまでいるんだもの。そりゃ、無理してでも行くでしょ。

アウェイ神戸戦は、今季ではいい試合だったと思います。

まあ互角かな、と思いましたが、そこへポルディとな。アーセナルじゃあまりハマらなかったけど。
Jリーグだってそんなに簡単じゃないし…
しかし、ドイツ代表ラストゲームでゴール、Jリーグデビュー戦でゴール、とはさすが。

アウェイ大宮戦では勝ったけど、味スタでのリーグ戦勝利からは、久しく遠ざかっている東京。
フクアリで負け知らずのジェフとはエライ違いだし、内容もジェフの方が面白くスペクタクル、蘇我夫に、貧困な内容の東京を上から目線で貶されぱなしで、あたしゃずっと悔しい思いをさせられています。

しかし試合前に、U-18の選手と監督が日本クラブユース連覇の報告に登場したときは、クラブサポートメンバーのはしくれとして、とても誇らしい気持ちでしたよ。
また、前田さんのJ1出場400試合達成を記念して、ご家族による花束贈呈もありました。なかなかできない記録で、立派です。

さて、試合は蘇我夫ならずとも、眉間にシワがよっちゃう前半。


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東京はまったくボールに触れず、たまにボールを持っても、ミスと言うか、出しどころを分断されて、失う。あまりポゼッションできない試合は多いけど、こんなにまでひどくポゼッションされるのも、なかったような。
いつもながら、神戸についてなんのスカウティングもなしに(わたしがしてもしょーがない)見たので、メンバー表通りに4バックかと思いきや、前半途中になり、神戸は3バックで、秀人がCBに入る、と気づく。
さらに、カズマがいやに低い位置にいる。

どうやら、ミラーゲームにしてるようだ。

後で監督や選手のコメントを読んで、試合中に気づいたことが、やはりおきていて、東京は対応できず苦しんだとわかりました。

カズマは高萩にくっついていたのね。

前半30分近くになり、ようやく東京がゴール前に迫る。
東が抜け出たのが2回。
東もあまりついていない人で、そこで決めていればサポの評価が上がるのに…低調な試合の中で、ゴール前までいける力はあるのに、決められなかった印象だけ残ってしまう。
後半、ヨネちゃんに代わり、ヨネちゃんの方が不器用だけど、精力的に走り回り、危険なところに顔を出すので、ヨネちゃんの好印象が残ります。
わたしはヨネちゃんが好きだけど、なんだか損な役回りになる東も好き。

結局、圧倒的にポゼッションしていた神戸ですが、東京にとって危ないシーンは少なく、小川のシュートくらいだったか。
むしろ、守備は戦術的にオーガナイズされていたけど、ポゼッションしてからどう相手をくずすか、は個人技頼みだったようです。
ポルディは、好きなようにポジションを変え、落ちてきたり、中にいたり、基本はサイドの人だけど、ボールに触っていたい人のようです。
東京がやられぱなしの酷い前半に見えましたが、反面神戸の方もそれで得点できない問題があったとも言えます。

どーすんの、こんなんで。ホームだよ。

と、溜息のハーフタイム。

後半、なんか知らないけど、突如、違う試合になる。

何を修正したのか、わからなかったけど、ボールが動かせるように。
室屋も高い位置をとり、何本かクロスを。

ケントの絶好機は高橋選手に阻止されて残念。

マークをうまくはがせるようになり、前半3本と繋がらなかったパスが、前に繋がるように。

そして、J1リーグ戦初出場の択生が、ハーフナー-マイクがほぼフリーで打ったヘディングシュートを、見事片手でセーブし大ピンチをのがれた、その次のプレーで。

徳さんがドリブルで持ち上がり、ヨシトがスルーパス、室屋がエリアに入ってクロス、GKは室屋に引っ張り出され、無人のゴールにウタちゃんがポイ、と入れて、それがもう88分だから、勝負あり。


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林がいなくて、ルウ ゙ァンではさんざんだった択生で、実はすごく心配でしたが、終始安定していました。一度ならずファインセーブもあり。

こういう前後半が、お互い別のチームみたいになる試合も、時々あります。
すごくうまくいかない前半に失点しなかったこと、後半修正して、相手の疲労もあり、攻勢に出られたこと、徳さんのここぞという時の仕事、室屋の頑張り、ウタちゃんの冷静さなどが、良かったこと。

できれば後半のような試合を、前半からやってほしいけど。


次は赤の巣窟。
篠田さんのいうように、本当にチームか前進しているなら、この鬼門も突破して下さいな。