第4回長崎旅行~外海さるき、黒崎教会

長崎旅行はこれで4回目。
1回目は、グラバー園四海楼でチャンポン、オランダ坂など、長崎市内スタンダードな観光地をさるく。
2回目は神ノ島教会の方へ、三菱造船所などをバスから眺めながら・・・大雨でしたが。
3回目はわたしひとりで、東京の天皇杯広島戦で。孔子廟や中華街に行きました。

そして今回、かねてから五島に行きたかったのですが、あれこれ考えてちょっとムリ、ということになり、外海地区をさるくことに。

長崎駅から路線バスの旅、うちはいつでも路線バス。
板ノ浦行きのバスで1時間以上乗って・・・長崎市内を過ぎると、しばらく普通の町を通り、住宅街を通り、だんだん山に入り、それを越えると長崎魚市場という漁港が見え、すばらしい海が開けてくる。
黒崎教会前というバス停で下車。

長崎はどこもかしこもそうなのだけど、この黒崎教会も坂の上。
今回も階段上り下りが大変な旅・・・わたしのスマホのデータではこの日35階登ったことに。

この外海地区も隠れキリシタンが生き続けてきたところで、遠藤周作「沈黙」の舞台でもあります。

黒崎教会については

1897年にド・ロ神父の指導で敷地が造成され、1899年から建設計画が進行、1920年に完成した、遠藤周作の小説『沈黙』の舞台ともなった黒崎の地に建つ教会。
聖堂は信徒が奉仕と犠牲の結晶として一つひとつ積み上げたレンガで造られている。煉瓦造、平屋、桟瓦葺(さんかわらぶき)の簡素な構成が煉瓦の美しさを際立たせており、深い奥行を持つ内部はリブ・ヴォールト天井と呼ばれ、ステンドグラスが印象的だ。付属する鐘楼は隠れキリシタンの帰依を願って設置されたもの。
ながさき旅ネットよりお借りしました)


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(上3枚蘇我夫撮影)



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赤いレンガと水色の窓枠が美しい教会です。
月曜日だったので、礼拝堂の中には入れませんでした。

外海一帯は、明治時代になってキリスト教禁教が解けてから、フランス人のド・ロ神父が布教したところだそうです。このド・ロさんが布教だけではなく、この地の産業や教育、医療に至るまで大きな貢献をしたということで、今も尊敬され、ドロさまと親しみをもって呼ばれています。
ドロちゃんならドロンパだけど、もっとずっと偉人ですから~

そのドロさま、住民に食品造りも伝授したそうで、現在では「ドロさまそうめん「「ドロさまパスタ」がお土産に売られています。
ドロさまそうめん買って帰った。油臭くなくておいしいそうめんでした。



黒崎教会を拝観して、次の出津文化村へ行くバスを、まだ20分くらい待つはずなので、のんびり階段を降りていると。
なんとバスが目の前を通り過ぎて行っちゃった・・・
うちの方と違って、地方に行くとバスの本数は少なく、一本逃すと大変とわかっているので、蘇我夫がバス会社のダイヤを見てしっかり調べておいたのですが、たまにこういうことがあります。

すると、気が短い東京人、遠藤周作文学館まで2㎞、という表示が見えたので、バスを待たずに歩くことに。

5分もすると、胸突き上がりの結構きびしい坂道に、歩き出したことを後悔する・・・しかも暑い。
汗をダラダラかきながら、それでもヤケクソに歩く。
すると、眼下に先ほど行った黒崎教会が見えました。


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ずいぶん登った・・・
すばらしい眺めです。




遠藤周作文学館と道の駅「夕陽が丘そとめ」は、次回。
「あまりにも碧い海」が迎えてくれました。