FC東京2018年展望・・・というか、ささやかな願望。

と、今季の話に入る前に。

さらにクドクドと昨季のことを。

U-23と、アカデミーのことに触れていなかったので。

若い年代は、優秀な成績でした。
ユースはプレミアリーグ優勝、チャンピオンシップ優勝、Jユースカップも優勝。
ジュニアユースも深川が高円宮杯準優勝・・・これも西が丘に見に行って、押されていた時間もあったけど、勝てる試合をアディショナルタイムに追いつかれてPK負けという、可哀想すぎて記事にできませんでした。
U-23は、去年とあまり変わらない成績だけど、内容は良くなったように思います。
何より、ゴールを目指す意欲が伝わってきて、トップチームと比べると楽しい試合が多かった。ボコボコにされる試合もいくつもあったけど。
この若い選手たちと、「サッカーやりたくないならやめなはれ」と言いたくなるような試合をしているトップチームと、いったいどう違うのか。
昇格する原くん、品田くん、平川くん、久保くんにはトップの閉塞感に飲み込まれず、ユースやU23の時の清新さを失わないでほしい。彼らの方でトップを変えるくらいならいいのだけど・・・あまり重荷を負わせるのも気の毒でしょう。
彼らの伸びやかさと才能の輝きを、失わせることなく、成長させられるのか。
クラブの責任は重いでしょう。


やっと今季の話です。

まだチャン・ヒョンスがどうするのかわからないけど、一応サッカーできるだけの選手は揃ったようです。

監督は長谷川健太さん。
ちびまる子ちゃんのケンタがうちにくるとはね。

今季のわたしの目標は、一桁順位。
とてもとても去年のようなありさまで、優勝なんて言えるはずもなく、ACLも言えるはずもなく、まずは、足元を踏み固めるところから始めたらいいと思います。

終戦味スタでのガンバを見たら、もう心配になっちゃって・・・
長沢めがけて蹴るだけのサッカーだったから、長谷川さん煮詰まっているんじゃないか、これで東京来て大丈夫か?これじゃ篠田さんと大差ないかも・・・まあいわゆる格は違うけど。
なんて。
これまでガンバが強かったのはどうしてか、よそのチームのことはあまり見ないからよくわからないけど、ピッチに高度なテクニックを備えた頭脳があり、FWに強い外国人選手がいる。上手い選手が多い。
実はジェフから行った米倉などは長谷川監督の好みなのではないかと思うけど、怪我もあったのでしょうが、フル稼働とはいかなかったようです。
東京は、一昨年から雑なサッカーをしてきたためでしょう、ガンバほど上手くはない。一番の問題は、ピッチに頭脳がない。ヤットさんみたいな選手がいない。
高萩にそうなってほしいと思うのだけど、借りに頭脳があってもそれを理解する能力のある選手が周りにいないと、機能しない。高萩のパスだって、通じていればいいパスだったのに、空しくミスパスになったり、合わなかったりとうシーンがありました。
ガンバのうまさの土台には西野監督の功績があるように思います。
そこへいくと、東京には土台らしきものもなく、どういうサッカーをクラブとして目指すかもなく、長谷川健太監督もゼロからのスタートになるでしょう。

以前に書いたけど、Jリーグの場合、伝統というほどの伝統はないので、サッカースタイルが確立しているクラブは多くはないと思います。
川崎とか鹿島とかくらい?広島も浦和もこのところ変わってきているし・・・
湘南はチョウ・キジェスタイル。
東京は、J1に昇格した頃は「部活サッカー」でそれもいいところはあったけど、まさかそんな今時高体連だってやらないようなオールドスタイルでやれるはずもなく、クラブとしてはガーロさんのようなパスをつなぐサッカーに変わろうとしたこと自体は間違っていなかったと思います。それからあまりにもサッカー的に揺れ幅の大きな監督人事となってしまいました。結局ほとんどクラブとして何か積み重ねたものを見ることができない・・・
ナオが言う「東京らしさ」とは、スピリットの部分で、サッカーのスタイルのことではないように思います。
でも、どんなサッカーをするにしても、ナオの言う「東京らしさ」は必要でしょう。
最後まで諦めないとか粘り強いとか、泥臭くとか、当たり前といえば当たり前のこと。それも今季は本当に見られなかった。
ナオが東京に残って、その東京らしさの継承に尽力してくれるでしょう。

サッカーの形としては、なきに等しいので、これから作っていければいいのですが。
なんとなく不安の方が大きい・・・
わたしの希望としては、ドン引きしないバカ蹴りしない、攻撃には人数をかけるサッカーが、見たい。でも少なくとも昨季最終戦のガンバはそうではなかったので、心配になってしまいます。一試合で判断はできないとは思うけど。

それに、開幕カードいきなり浦和ですって。
開幕戦で負けるのかと、すっかり弱気になってます。イングランドほど歴史がないったって、13年も勝ててないんですよ、勝てる気がしないじゃない、モリゲだって去年だったかしら、そう言ってたもの。アウェイ埼スタの時だったかもしれないけど。
もう開幕が楽しみじゃなくなったワタクシ・・・
ここまでコンプレックスが強いなんて、赤サポにはさぞやせせら笑われるのだろうな、ああ悔しい。
しかし、開幕戦に勝てばいい、ってもんでもないとは、昨季のことも合わせて思うのです。昨季の開幕戦アウェイ鹿島戦は東京はがんばって勝ったけど、まるでこの開幕戦のためだけに備えたみたいな篠田さんのコメントで、次以降はどうするのかと気になったことが。何もピークを開幕戦にもっていかなきゃいけないことはないのです。
あら、早くも負けたときの心構えを・・・

まずは長谷川健太監督のお手並み拝見。
選手も昨季のことを猛省して、プロなんだから責任感と覚悟と情熱とをもって臨んでほしい。
ピッチで起きたことは、選手自身の責任ですから。



最後にゴール裏のみなさま。
短気は損気。
開幕早々ブーイングとかはやめてほしいのです。
今季は相手が相手なので、場合によっては・・・あまりにも情けない負け方だったりしたら・・・ブーイングも仕方ないかもしれないけど。
まだシーズン初めでどうなるかわからないようなとき、内容的にはそんなに悪くないときまでブーブー言うのはよろしくないと思うのですけど。
一昨年のスタンドのひどさは、未だにわたしにはトラウマになっています。
城福さんの失敗を望んでいるように聞こえて、とてもイヤな気分でした。
安間さんになって、ことここに至っては怒っても仕方ないと思ったか、諦めたか、負けてもブーイングはありませんでした。少しは忍耐強くなったのかしら?

できれば、東京の応援が楽しいものでありますように。
試合を楽しみに行けますように・・・早速開幕戦楽しみじゃないくせに、そんなこと言って・・・
今季の終わりに、ベストゲームを挙げられますように。