第13節 東京アウェイ川崎戦 余話。カモと鳩のトラブルに勝つ。

いきなり余話って…なんですが。

うちには、試合前にトラブルと、勝率が高い、というジンクスがあります。

多摩川クラシコのこの日、わたしはいつものように。ただぼーっとしてただけでしたが、神戸から等々力に直行し、ガムテを貼っていたTKさんは、とんでもないトラブルに襲われたのでした。
詳しくはTKさんに聞いてね、というのもなんなので、ざっくり書くと、かわいそうなカモの親子が、TKさんの仕事関係の管か何かに詰まってしまったのですって(正しい情報はTKさんに聞いてね)。早朝から現場に呼び出されたTKさん、等々力へ出る時間が遅れ、さらに、開門時間は早まり、電車は激混み、TKさんを頼りにしていたわたしも出遅れ…
わたしにしては早足でスタジアムに着いたときには、すでに開門され、あのアウェイサポーターを熱中症にする魂胆か、という待機場所も動き始めていました。
そうこうするうち、仕事場からTKさんが駆けつけ、そのカモ親子溺死の話を聞いたわけ。どうも雨で水位が上がり、子カモが流され、親ガモが追って、柵か何かに引っかかってしまったらしい(正しい情報はTKさんに以下略)。
TKさんも災難だったけど、鳥好きのわたし、カモ親子が可愛そうで…

可愛そうだけど、試合前にトラブルと勝率が上がるから、カモさんに勝ち点捧げるよ、と、心の中で手を合わせました。

しかし、問題は席取り。
TKさんの知り合いがゴール裏の席は確保して下さっているとか、しかしわたしはできれば2階がいいので、入場即ダッシュしなくては。
すると、狭いゲートに、ナオさんがにこやかに立って一人一人、ハイタッチしてる~
あたしゃ、早く席を確保したいんだけど、ナオさんとハイタッチもしたいし、きっと顔が引きつっていただろうな…

ハイタッチもそこそこに、人から見たらノソノソしてるだろうけど、わたしとしては、ダッシュで2階へ。
案の定、良い席は埋まっています。

毎回出遅れたときに、仕方なく取る、メイン寄りの、コーナーフラッグ上に、ひとつだけ空席発見。
ご存知の通り、等々力2階自由席は、柱でほとんど見えない席があり、はじの方がまだマシ。

ただ、このあたりの席には、大変な危険が待っているのです。

屋根に住んでる鳩のフンが、落ちてくる!
いつ何時落ちるかわからない、鳩の便意次第。
以前から、この一角は鳩フン害があるとは知っていましたが、ここ数年、メインに席を取っていたので、わたしとしては久々の鳩フン席。
なんと、わたしのすぐ前の席に、ベチャ!
その席の主は不在だったので、しばらく初夏の日差しに乾かされていました。試合開始直前にその席の主、髪のきれいな30代後半ぽい女性が戻り、あっ!座っちゃった‼
いまさら教えない方が親切だろうと、女性のお尻の下の鳩フンは忘れることに。
鳩フンは、試合中、何度もベチャッと落ちてきて、コーナー上の一角のサポを恐怖に陥れたのでした。
そう、フロンターレの攻撃より怖かったかも。ふふふふふ。

試合前の数々のトラブルと、鳩フンの恐怖に打ち勝ち、ごほうびに勝ち点3をチームからもらって、それはそれは良い気分で、多摩川を渡って帰ったのでした。