第7節 東京✖鹿島~めっちゃ強くてびっくりな前半。

鹿島にはこのところ負けていないとはいえ、リーグ戦でもACLでも鹿島らしい粘りを見せて勝っているし、わたしのようなもともとネガティヴィ思考なものは、以前やられたことがどうしても脳裏から離れず、大丈夫だろう…と、やられるんじゃないか…が頭の中で戦っている状態。
いずれにしても、ロースコアの我慢の時間が長い試合になる、と思っていました。


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それがあーた、こんな前半になるなんて予想した人がいたら、福井銘菓「けんけら」ご馳走して差し上げてよ(気に入ったので取り寄せたのが、明日届く)。

はまる、ってのはこういうことでしょうなあ。

鹿島のGKがクォン・スンテではなかったことは、東京にとってはポジティブな要素だけど、選手が変わろうと若い選手が出ようと、鹿島は鹿島だと思ってた。
入り方は五分五分だったと思いますが、より強く躍動感があったのはこっち。
攻守の連携が面白いように良く、森重からの大きなサイドチェンジで室屋へ、室屋からのクロスは流れたけど、高萩がゴールラインぎりぎりを追ってリョウヤへ、リョウヤのクロスがフリーになった永井の頭にぴったり、鹿島の両CBはどうしたことかぱっくりと割れていました。うちではさんざんぐちっていた「けんちゃんもう少しうまいといいのにい~」の、けんちゃんがフリーとはいえ、きっちりゴール。J1の50得点目だそうです。
まあ早い時間に取れたこと。
そこからは鹿島がボールを持つ、東京が奪う、カウンターで攻め入る、のパター
自陣でボールを奪って、タケフサが浮き球のパス、なんともテクニカル。
走る永井の足にうまく収まり、ディエゴへ。ディエゴは相手DFをかわして、ゴール。
3点目はさらにシンプルに、タケフサがこれも浮き球の長いパスをディエゴに出して、ディエゴ走る。
曽ヶ端と一対一になり、確実に決める。
30分にならないうちに、3点とっちゃった…

前半はいったいどこの強豪チームかと思うようなすごさ。

アジア王者様が前半途中で円陣を組み直し、前半のうちに選手を交代させる。


後半はレオ・シルバに見事なミドルシュートを決められてしまったけど、それ以上失点することなく、守りを固めて試合を終わらせました。
かなり攻め込まれたし、我慢の時間も長かったかと思うけど、もともと引いて守るなら守れるチームなので、見ている方ほど選手はハラハラしていなかったでしょう。
こっちはつい相手が鹿島なので、2点差ならわからないと心配になりました。
それに、この試合、東京のどの選手もよかったのに、永井に代わって入ったジャエルが、一人で試合に入っていなかったようで、こら~なにしに入ったのよ~
ボールが収まらず、前でキープできず。自陣でのプレー時間が長くなるばなり。
マテ茶の効果はどうなっているんだ…
それでも、林が顔面でセーブしたり、モリゲもヒョンスも対人は強いですから、最後まで守りきりました。
ぜいたくを言えば、後半はポゼッションで時間を稼ぐくらいのことをしてほしかった…そういうチームではないのでしょうけどね。
そして、アディショナルタイムに、マコちゃんがクローザーとして出場。
ルヴァンカップ鳥栖戦でのプレーが合格だったということでしょう。
短い時間でしたが、出られてよかった。U23で出ていたアルトゥール・シルバではなく、もともとCBのマコちゃんを守備的MFにするとは、よほどアルトゥールが…アレなんだろうな。
マコちゃんはSBもやったり、器用な選手のようだし、よねちゃんがいない今、もっと成長してほしいと願うものです。

後半の見どころは、林のセーブと、ケントのボール奪取と…
永木が、サイドラインを割っていないボールを手でキャッチして、スローインしようとした、ちょい珍プレーでした。

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はまった時のけんちゃん、ディエゴの恐ろしさ、そして二人の、特に永井の守備の献身性、
高萩と東の運動量と気迫溢れるプレー、終盤まで落ちなかったケントのボール奪取力(終盤に見せたプレー、すごくよかった)、タケフサのうまさと備わってきた強さ、守備陣の安定性、
どれもがとてもうまく連動しました。

今季今のところベストマッチです。

次は勝ち点では並んでいる首位広島。
こちらも2点ビハインドをひっくり返し、4ー2で勝つという強さ。

今季は広島遠征は諦めたのだけど、行きたいなあ…
行ける人、いいなあ…