金沢・福井旅行~福井・一乗谷、朝倉氏遺跡探訪
4月7日から9日までの金沢・福井の旅。
(蘇我夫撮影)
(蘇我夫撮影)
商家も復元されています。
高らかにさえずっていたキセキレイ。
庭園から見下ろした朝倉氏の館跡。(上3枚蘇我夫撮影)
庭園といっても、かなり急な高台にあり、こんなに登らなきゃいけない庭ってどうよ、と思うんですが。
金沢からサンダーバードに乗って福井へ。
サンダーバードには、京都から富山に行くときに乗ったことがあり、琵琶湖湖畔の景色がすばらしくきれいでした。
今回は、金沢・福井間だから、そこまで行かないけど。

2両編成で、ドアが手動なのは青梅線もそうだからびっくりしないけど、バスみたいな内側に折れるドアは、初めて。

一乗谷駅で降ります。
無人駅で、駅前にはほーんとになんにもない。
ふくいドット・コムによると、
福井市の南東約10キロ、一乗谷にある朝倉氏遺跡は、戦国時代に朝倉氏五代が103年間にわたって越前の国を支配した城下町跡。武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷や道路に至るまで町並がほぼ完全な姿で発掘され、国の重要文化財・特別史跡・特別名勝に指定されています。
資料館を見てから、遺跡に向かいます。

昭和42年に当主の館をはじめ、戦国の町並みが発掘されたそうです。

というのは、「ブラタモリ」の受け売り。
写真の四角いのが、一軒一軒に備わっていた井戸の跡。
ここでも桜や春の花がきれいでした。

井戸とつぼの跡。


当時の町並みが復元されています。
ここは武家屋敷。

ここは瀬戸物屋一家。
町の遺跡の反対側には、朝倉家の館跡と、庭園跡があります。

庭園へ登る道。



その高台から復元された武家屋敷などを臨む。


わらび?ぜんまい?なんか野草。
(上2枚蘇我夫撮影)

枝垂桜も見頃。
かわいい。
500年近く前に、民家が立ち並び、山の麓には当主の居館と庭があったとは、想像できないような、なにもないのどかなところでした。あんまり何もないというと、住んでいる人に失礼かと思いますが、うちのような首都圏の端っこで、ちょっと歩くとコンビニやスーパーがある環境からすると、ついそんな感想を持ってしまう…
それにしても信長って、本当にきれいに焼いてしまったのね…そして、ここは二度と城下町としては生き返ることなく、町は田んぼになり、その後発掘されてからは遺跡として保存され、周辺には住宅が建っています。
各家にある井戸の跡とか、その区画とか、よく残ったものだと思いました。庶民の家の一軒一軒は狭いけど、水道トイレ完備は当時としてはすばらしくインフラが充実していたようです。戦いさえなければ、暮らしやすい良い町として続いたかもしれません…信長さんとうまくやれなかったのかしら?