金沢・福井旅行~福井・越前大野の町歩き

越前大野は「北陸の小京都」と呼ばれているのか、名乗っているのかわからないけど、古い町並みの残る趣のある城下町。雨男雨女なので、この日も越前大野に着いたら雨に降られたけど、遠くに雪を頂いた山々が見えて、景色の良い町です。
上の写真は、武家屋敷旧田村家。
「おおの観光ガイド」によると、
旧田村家は大野藩の家老を務めた田村又左衛門家の屋敷跡(市指定文化財)。主家は文政10(1827)年に建てられた県内でも数少ない武家住宅の一つです。また庭園の東側にある築山は、越前大野城を築城した金森長近が、外敵が侵入するのを防止するために外堀に沿って造らせたと言われている土塁の一部で、ここだけ残っています。


スタッフの若いステキな女性がとても丁寧に説明してくださって、帰りに手作りのしおりもいただきました。
文化財である旧田村家を大切に思う気持ちが、よく伝わってきました。
旧田村家を出て、旧内山家へ。「おおの観光ガイド」には。

背景に雪山が見えます(山の名前はしりません…無知なもので。白山のあたり?)
内山家の方が田村家より時代が降り、少し家が広い。


この釘隠しはどっちの家だったかな~
たぶん内山家のものだと思うけど…田村家にもご当主の部屋にうさぎのかわいい釘隠しがありました。
うさぎはご当主が家来の話をよく聞くとか、うさぎは多産なので子宝に恵まれるとかの意味があって、当主の部屋だけにつかわれるそう。田村家を案内してくださったスタッフのお話しです。
帰りは15時9分の福井行きに乗らないと、金沢のホテルへ戻れなくなると…
思いの外、田村さんち内山さんちで時間を取ってしまい…
お城への急な坂を急ぎ足で登る羽目に。

越前大野城は、天正4年頃(1576)、織田信長より大野郡の3分の2を与えられた金森長近により、4年の歳月をかけて築城されました。大野城は2層3階建の大天守、2層2階の小天守、二の丸、三の丸があり、外堀・内堀をめぐらし城を守っていました。その石垣は、石を立てず、横に寝かせ、大きい石を奥に押し込んで積む、野面積みという工法で、貴重な史跡といわれています。
現在の城は、昭和43年に再建されたもので、城内には歴代城主の遺品が展示されています。
現在の城は、昭和43年に再建されたもので、城内には歴代城主の遺品が展示されています。
これも「おおの観光ガイド」から。


時間がなくなり城内には入らず、登ったと思ったら降りる。
ここが天空の城と呼ばれ、霧の出る朝に、雲に包まれた幻想的な姿になるそうです。
1キロ先の戌山城趾から見下ろすと、霧の中にお城が見えるのですって。
1日仕事になるので、今回は無理。

お城からの下り道、ここにもカタクリが咲いていました。
近くにカタクリの里があるそうです。
無事に電車に間に合い、福井へ。