今更ながら第3節東京vsセレッソを振り返る

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第3節 東京vsセレッソ大阪 0-0
     徳島vs千葉 3-1
 
忙しくて試合についてアップする暇もなく、千葉の試合に至っては見てもいないので、何も書けません。
ジェフ、東京それぞれのサポの方のブログや、マスコミの選評などをうろうろ読んでおりました。
今更ながらではありますが、今日立川方面の自宅に帰ってきた蘇我夫とも話したことも交えて、第3節を終わってのFC東京について、愚論を述べてみたいと思います。
 
さて、東京・セレッソ戦。
試合終了の笛とともにブーイングが巻き起こりました。
わたしにはこのブーイングの理由がよくわかりません。まぁあまり面白くない試合ではありました。
おそらくマズイ試合だったとの印象は、無得点だったことと、後半の出来の悪さにあるのでしょう。
しかし、前半は相手GKキムが大当たりしていたこともあって得点できなかったことは残念ですが、そう悪い出来ではありませんでした
異論はあるかと思いますが、徳永・羽生のボランチも3試合目にして徐々に良くなってきたと見えました。
羽生を交代させるのは「彼がピッチで死なないためだ」とはオシムさんの言葉でしたが、城福監督もそう思ってのことでしょうが、さらには攻撃の効果を高めたかったのでしょう。それがうまくいかず、むしろ徐々に相手に押されるようになったのが残念でした。
 
今季の東京は初戦から梶山・米本のボランチを欠くことになりました
城福監督は昨季から「誰が出ても同じクオリティの試合をする」ような趣旨のコメントをしています。また「梶山・米本頼りではいけない」という意見をたびたび聞きます。
どちらもその通りです。しかし、ここからが今日夫とも話をしたことなのですが・・・・・
 
まずどんなチームであれ、選手が替われば同じサッカーはできません
セスクのいないアーセナル然り。また、ベルメーレン退場後のアーセナルは当然ながらセスクも下がりがちになり、守備に意識を置きながら見事に試合をコントロールしてハマーズを寄せ付けず。
ファン・ペルシーが離脱してひさしいガナーズですが、当然ながらトップがベントナーアルシャビンかで、相当に違います。セスクがいないとちょっとつまらなくなるのも、おそらく計算済み。同じようにやろうとすると、試合を落とします。
ましてや・・・我がFC東京では、残念ながら今のところベストと思われるボランチ二人ともに欠いているのですから、この3試合面白うない試合でも仕方ないかな・・・とわたしは思います。
徳永・羽生のボランチは、まず羽生がボランチとしてはフィジカルが問題、徳永は1試合に何回かものすごく不用意になるというこわ~いヒト。それでも3試合目となったセレッソ戦では少し良くなってきたと見えました。このボランチでは、球が収まりにくいのは仕方ないので、ある程度蹴る、サイド攻撃などもアリだろうと思います。羽生が前にいれば、ナオにも良いボールが来ますが、今のところそれは難しいでしょう。ナオが平山へボールの出し手になるか平山が長いボールを落とすか、それももう一つうまくいっていないにしろ、セレッソ戦ではいかにも惜しいシュートがあったことは、認めても良いと思います。
で、とりあえずボランチは苦しいけれどもこの二人で続けても良いのではないかと思います。むしろ、このボランチであり松下のサイドである時のもっと良いプレーを目指してほしいものです。
 
「どの選手が出ても同じクオリティ」というのは、当然ながら誰かが誰かと同じプレーをすることではなく、その選手の特長を活かしたベストなパフォーマンスをするということでしょう
パスをつなぐサッカーという、理想は理想として日常の練習では共通認識を持たなくてはいけないと思いますが、試合は相手もあるのですから理想通りになることの方が少なく、その中でどのようにすれば一番効果的か考えるものだろうと思います。
残念ながら、特に控えの選手、あるいは先発と控えを行ったり来たりの選手には、その部分での柔軟性が乏しいように見えます。
セレッソ戦後半の出来の悪さは、交代して入った選手、個々が悪いというより、その選手がどういうプレーをすればベストなのか、お互いに通じていないところもあると感じました。城福監督自身が認めているとおり、これは監督の責任ともいえるでしょう。
言うまでもなく柔軟性を現す技術も必要なことですが、まずは意識としての柔軟性という課題が、昨季から解決しておらず、その部分が鹿島などとはかなりの隔たりがあるのかもしれません。
 
それは、今のジェフ千葉にも言える課題であるようです
今季のパスをつなぐサッカーを体現しようとするあまり、シュートまで行くのに手間暇がかかっているようです。
ジェフも相手が守備的にきたとき、どうすれば崩せるかしばらくは苦しむかも知れません。
 
わたしはそう言うわけで、今季の東京を米本選手離脱が報じられてから、目標は下方修正しました。
しかし、去年も出だしはとても悪かったし、去年ほど失点していないだけマシ・・・権田の1年の経験はムダではなかったということと、それ以上に、今野の1.5人分かもっと大きな働きのおかげで、そのプレーが見られるのも楽しみのひとつではあると思うのですが。
 
といいつつ、こんなんじゃ大宮にも勝てないだろうな・・・とネガティブモードに落ち込むワタクシ、それは理屈よりもただただFC東京に勝って欲しい・・・という熱望の裏返しに過ぎません。