香港土産、月餅

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「(自分が)いない方がジェフは勝つんだね」と言いながら、夫が出張から帰りました。

そのお土産がこれです。
月餅、げっぺいです。
日本でも売っていますが、中○屋の月餅とはちょっと違います。

中秋の名月に食べるもので、日本なら月見団子に当たるものでしょう。
香港(中国大陸の方は知らないので)の中秋節はランタンを飾ったり、
夜になるとランタンを持って月見を楽しんだりします。
若い子は、この日が告白のチャンスにもなります。

しかし、この月餅、とっても大きい。
おとなの掌くらいあり、厚みは5センチかもっとありそう。
写真のは、やや小ぶりです。
薄い皮のなかに、あんこがぎっしり、さらに中心には塩漬けの卵の黄身が。
しかも、たいそう油っぽい。あんこが油と一緒に練ってあるので
手で持つとぬるぬるするくらい油っぽい。
したがって?日本人でこの月餅が好きな人はわたしが知る限り、多くはありません。
では、わたしはというと、はい、好きです。
毎日食べたくはないけど、秋の風物として、中秋節の頃には食べたくなります。

このどでかい月餅を親戚や商売先などに配って、季節の挨拶にするので、
日本人家庭ももらうことがあり、たいてい口に合わなくて困るようです。
そんなこんなで「ふうさん、食べられるならあげる」と回ってきて、
せっせと食べるのですが、油といい卵の黄身といい、コレステロール中性脂肪満載・・・
それでも毎年良く食べてました。

懐かしい・・・でも、最近はさすがの香港人も脂肪が気になるのか、
また核家族が増えて、一口サイズの月餅が良く売れるようになりました。
味も伝統的などっしりしたものではなく、パイのようなかるいものが
多くなってきたようです。

写真のは、少し小さめとはいえ、伝統的な月餅!

でも、ただの月餅ではありません。
「上海灘」オリジナル月餅なのです。
「上海灘」は、香港のオシャレ~なブティック、
チャイニーズテイストの洋服、チャイナドレスのお店です。
お菓子屋ではないので、中身はどこかにつくらせて、
箱が「上海灘」オリジナルデザイン。

ほんとうは伝統的な極彩色の牡丹の模様のアルミ缶に入っているようなのが
面白いと思うのですが・・・
これはこれで珍しいものですし、まさに「上海灘」のデザインです。
ちなみに、このブログはなぜか男性の方がよく訪問してくださるので、
あまり役に立たない情報ですが、
この「上海灘」は、銀座にお店があります。
でもたぶん、月餅は売っていません。