『サッカー記者 ブライアン・グランヴィル~ワールドカップが最高の感動を与えるために~』

NHKBSのプレミアム8という番組はいつも受信料を払う価値のある番組を放送しています。
このところゴッホ、アンリ・ルソー、ドガといった画家の特集が続けて放送され、どれも面白いものでした。
今日のプレミアム8は、サッカー記者ブライアン・グランヴィルへのインタビュー(聞き手・金子達仁)を中心に、彼が報道し続けてきたフットボール史でした。
詳しくは↓
 
 
 
こりゃグランヴィルの著書を絶対読まねばと思って調べたら、「ワールド・カップストーリー」アマゾンも楽天もどこも在庫なし(涙)
去年ガナーズについて書かれた本が上梓されたそうなので、入手して苦労して読むうちに日本語版がでるでしょうか。
 
ともかく、このインタビュー番組、なかなかに感動しました
グランヴィルのジャーナリストとしての高い志、フットボールへの深い愛、鋭い批判精神とお茶目なウイット、よく伝わってきました。
ことにFIFAやイングランドPL協会上層部のコマーシャリズムを厳しく断罪しています。
ユーベの審判買収事件を告発したり、実際にたいへんな仕事をしてきた人。
どんどん巨大商業化するワールドカップ、チケットが高騰して若者や低所得者の見に行けないPLなど欧州のフットボール界、これからどうなるのかどうしたらいいのか考えさせられます。
グランヴィルさんがW杯出場国が多くなりすぎて(FIFAが収入を増やすため)、「出場に値しないチームも出て来る」と批判していましたが、我が日本代表がそのうちのひとつに数えられませんように・・・
 
インタビューは当然日本語が被さっているのですが、ところどころ聞こえてくる彼の英語は、訳された日本語よりもずっとウイットと厳しい言葉に満ちていました。番組の最後、バーミンガムに取材に行かなければいけないと新聞社のスタッフに言われて、ぼやいたことばに日本語では訳しきれない面白さがありました。
 
というわけで、もう寝なきゃいけないのに、これは書いておかないと。
では、おやすみなさい。
 
ナオ、早く頭痛治って下され。