ん10年後、トシヨリのあなた何歌う?
酒飲みのおじじ、某有料老人ホームに体験入所中。
ホームでは老化防止のためか、退屈しないようにか、毎日いろいろなサークル活動やリクリエーションがあります。
今日は「音楽セラピー」とやらの日。
50人ほどのおじいさま、おばあさま(U-100の皆様)の後ろでわたしも見学・・・
既に始まっていてみんなでしんみり歌っていたのが、これ。
「ふるさとの燈台」
昭和15年、田端義男、愛称バタヤンが歌った曲だそうです。
言っとくけど、わたしはこんな古い曲知りませんから~そもそも演歌はまるっきりダメなのです。
バタヤンって亡くなったおばあの友達が大ファンだった・・・
良く聞くとなかなか良い曲です。
さらには
「ああそれなのに」
これもなかなか結構ですな。カワイイです。本物の芸妓さんが歌っているそうです。
ずいぶんたくさん歌っていましたが、「知床旅情」が最新のものでした。
後は村田英雄先生の夫婦なんとかとか・・・
秋田民謡「ドンパン節」とか。
「ドンパン節」を歌ったときには、某おじいさまが「これにゃ替え歌もあるんだ」と、放送禁止歌を歌いかけたので、指導の先生さりげなくスルー。トシヨリの扱い、上手でした・・・
嬉しそうに歌うおじじを見ながら思ったのですが、ン十年経って、ワタクシも正真正銘の高齢者になるわけです。そして、老人会とか老人ホームとかで、このような集まりがあるとすると、
わたしの歌う歌、何かしら?
ずっと前からトシヨリの歌う歌は演歌か、民謡か、軍歌か・・・と、決まっているようです。
わたしが高齢者になってもその意識が変わらなくて、「きよしのナントカ節」とか歌わされたらどうしよう。知らないし・・・演歌で知っているのは「津軽海峡冬景色」だけ。
いわゆるビートルズ世代の最年長組は、すでに高齢者に入っているのではないでしょうか?
学生時代にビートルズを愛唱していたおじじおばばだって、いっぱいいるはず。
老人ホームはそういうトシヨリに応えてくれるのでしょうか?
”ユルネバ”はもちろん(これは年取っても毎週歌う予定)です。
ちょっと英語が難しくなったら、やっぱりRCサクセションなどがよろしいです。
老人福祉関係者様。
お願いだから、トシヨリ=演歌、民謡
の固定観念は捨ててね。演歌民謡が好きな人もいるけど、
わたしみたいなロックおばばが、これからは増えていくはずですよ。