2011年を振り返る① (蘇我夫版)ふうちゃん家ダービー(FC東京編)グラフ付き

蘇我夫の清水土産、「夜のお菓子 うなぎパイ」をかじりながらPCメールをチェックしていたら、
頼みもしないのに、蘇我夫からJ2「2011年を振り返る」という長々しいレポが送付されてきました。
しかも第1回だそうで、まずは2011年J2の東京を勝手に振り返ってくれてます。
「なんでアタシより先に、東京の今シーズンを振り返るのよ~」と言ったら、「だってジェフはあんまり振り返りたくないんだもん」だそうで。
わたしは天皇杯が終わってから、と思っているのですが。
まあいいや。
暇な人は読んでくださいまし。
 
 
新監督も決まり、選手の入れ替わりもぼちぼち発表され始め、来年のJ2三年目、我がJEFはどうなるのでしょうか。 
色々といやなことが多かった2011年ですが、柄にもなくちょっと今年を振り返ってみたくなりました。 何はさておき、
まずは、
 
第一回 ふうちゃん家ダービー編(今年の東京について)
一緒に出ようねって言ったのに(涙)
 
昨シーズン、酷いドジ踏んでJ2に参入となった東京ですが、主力残留の上新戦力も加え、絶対の優勝候補、「鉄板」との前評判。
心配はドジの片棒担いでいた監督とJ2仕様の環境・対戦相手にエリート選手がひ弱さみせないか、くらいでした。
一方のJEFは、2010年チーム内ゴールランク上位3人(ネット、倉田、アレックス)が抜けた上に、浩平、中後、鎌田もいなくなり、
谷澤(得点5位)に至ってはなんと東京に転勤。 このお調子者め。
何か大きい人が良く知らんオランダ人監督と加入。 戦力ダウンをサッカーのやり方の変更でカバーできるか、が焦点となりました。 
やはり、東京を別格として、鳥栖、緑、徳島あたりと昇格争いをすることになると思っていました。
36日の開幕戦、JEFは北九州にAwayで今年のサッカーを披露してスコア的には快勝(後知恵ですが、これが良かったのか?)、
東京は鳥栖相手になんとか勝利、私は勝手にこれが今年の東京の勝ちに拘るサッカー(堅く守って隙を突いて個人技勝負)と妙に
納得します。 鳥栖を軽くいなしていたように見えましたが、これも後から思えばですが、今シーズン、力を伸ばして行く鳥栖が既に
その片鱗を見せていた、とも言えるのでしょう。
 
その後Jリーグも震災で長い中断期間を迎えます。 サッカーより大事なことがいくらでもあることを思わされ、「サッカーで元気を」など
の掛け声も空しく思わざるを得ない日々が続きました(今でも続いていますね)。 それでも、リーグ再開となった時は、フットボール
普通にあることが、どれだけ生きていく上で大切なことか、改めて感じさせられました。 音楽や映画や本と(珈琲や煙草も)一緒ですね。 
再開後初戦がJEF-東京となったのも、世の中的にはただのJ2の1試合でしょうが、ふうちゃん家的にはそれなりに意義のあることと
なりました。
 
その今年のダービー第一戦ですが、JEFアンチフットボールが終盤に炸裂、長いボールを蹴ったり投げたりで3得点。 東京もシュート
の雨を降らせましたが、相太の離脱、米本君負傷で途中退場(申し訳ありませんでした)もあり、またオーロイ対策?の変なシステムで
の徳永ボランチ?達也FWなどが機能せず空回り、無得点。 東京としては全く釈然としない大敗となり、予定の狂った熊さんの迷走がし
ばらく続くことになります。 まあ、色々なサッカーの形があるからな、その内去年の繋ぐサッカーと組み合わされて強くなるぞ、と勝った夫
は納得してしまいます。 ご承知のように、この後もJEFは他の戦い方をしようとはせずに、このアンチフットボール1年近く過ごすこととな
りました。
 
その後、東京は羽生涙の決勝点(富山味スタ)あたりから立ち直り始め、人もボールも動く繋ぎサッカーが復活、技術力の差を見せつけ、
お約束通り優勝と1年でのJ1復帰を決めました。 京都との2戦での大勝が大きかったように思います。 このAway京都戦あたりの草民
の活躍や、何をしたいのか良く解らんものの、ここぞと言う時に何故かゴールしたセザー、東京では異端児「ワルゲなモリゲ」のびっくりの
FKや強さを生かした守備、「東京の至宝」「俺たちの10番」の安定した変態ぶり、などやはり、J2では個々の能力でちょっと抜けていま
したね。 その中でも「なんちゃってサポ」目線で見た今年の東京の勝因を敢えてあげれば、
 
   今ちゃんの予想通りの鉄壁ぶり。 ポジショニング、ボール奪取、フィード、J2では別世界でした。 震災で思うところあったのだろうな。
   直剛の献身。このチームでの彼のスペースを作り、消す動きは決定的でした。 小さい体に秘めた闘争心と頭脳は衰えを知りません。
(冷たくされたら帰っておいで)
   秀人の大成長。 米ちゃん不在の不安を一掃。 初戦では後ろ向いて今ちゃんに戻すことしかしてなかったこの子が、ここまでやるとは。
   ルーカスの復帰。 これは大きかった。 後半ちょっともたついた時の京都戦ハットトリック、これで昇格ほぼ決めましたね。素早く動いた
フロントの大金星。
   主力の怪我を克服した、スタイルの原点回帰とその成熟。 監督を巻き込んでの選手たちの「やりたいサッカー」への思い。
 
今年一年で東京は随分と成長・成熟したように思います。 序盤の混乱をきちんと総括して、見事に修正しました。 来年のJ1でも勝敗だけ
に拘らずに東京らしい楽しいサッカーを続ければそれなりの結果も付いてくると思います。
 
さて、味スタでのダービー第二戦ですが、これはまあ、気の抜けたゲームになってしまいましたが、仕方がないですね。 昇格・残留が決まった
同士の、また一年間の積み上げの結果に大きな差がついてしまった両軍の力の差が、ぼんやりとしたゲームでも点差以上にはっきり出たと。 
2007年味スタでのワンチョベゴール以来の敗戦となったのでした。
 
それでも今年のふうちゃん家ダービー、1勝1敗、3-1で蘇我夫の勝利だぞ。
通算成績でも8勝7敗7分、39-36でまだJEFのが強い、絶対強い、圧倒的に強い。
しかし、いつもこのダービーは夫婦の危機を煽るような戦いを毎回続けてきました。 ここで振り返るのはしつこいので止めておきます、「奇跡の残留
」だとか国立終了寸前の巻、深井連続ゴールでの逆転だとか。
JEFはクラブとして、ようやく仕切り直しと若手への切り替えを決めたようですから、今度はいつになるか解りませんが、またいつか夫婦が3日くらい口
を利かないような気合の入った熱戦を見たいものです。 待っていてね。
 
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おまけ。
 
2011年のJEFと東京の勝点及び順位の変動です。
JEF竜頭蛇尾、東京は出足躓きと、21試合目からの中だるみはあるものの、首位を譲らず昇格・優勝です。
 
 
以上、蘇我夫による2011年シーズンのFC東京総括でした(汗)。
わたしは感想のみの振り返りになりそうです。
第1回なので、まだ続きがありそうですよ。ジェフサポのみなさん、お楽しみに(ーー;)