天皇杯2回戦 東京×横河武蔵野 ジャイキリ辛うじて逃れる

p昨年の天皇杯
同じ横河武蔵野に守り倒され、「北海道から飛んできた」FKが決まって、ジャイキリされて世間を喜ばせた我らが東京。
今年もその季節がやってきて、天皇杯のTV番組冒頭には、その北海道FKの映像がいつも流れ、塩田がバンザイするのを見る情けなさ。
もう今年は勘弁してよ、普通に勝ってよ~と思うものの。そう簡単にはいかないだろうな、何しろわたしの見るところJ1リーグで一番試合ヘタの東京ですもの。
 
さて9月7日、土曜日。16時キックオフでまだ結構暑い。
 
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国体のためでしょう、バクスタにこんなんできてた・・・
トラックもまた出現するし、ホーム味スタがなんとなく違う雰囲気・・・サッカー専用か、せめてフクアリみたいに球技(サッカー、フットボール、アメフト)専用スタジアムがほしいよぅ。
 
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メインにいたので、アップ中のスタメンがよく見えました。
 
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横河応援のみなさん。
 
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試合は、前半11分に東のシュートを横河GK飯塚選手がセーブして、「ああ、やっぱり去年みたいになるのか」と早くも覚悟を決めました。
横河は、しっかりと5バックの壁を作り、その前の選手たちも体を張った守備で跳ね返し、時にひっかけて素早いカウンターを仕掛けてきます。点を取られる気はしなかった(北海道から来るとか以外は)けど、彼らの攻守の切り替え(大部分『守』ですが)の速さ、寄せの速さ、ボールホルダーに2,3人で襲いかかり奪えなくてもパスを阻止し、絶対に守りきるという強い意志を見せ、勇気を感じさせるラインコントロール
 
それでもアーリアの強引さ(今季は昨季ほど強引でなくなった気がする)が効いたか、GKのファウルを誘ってPKをゲット。
この日は「フェアプレーの日」ですから、岡部主審厳しめの判定でした。
それでも、なんか失敗するような気がするわたし。
で、やっぱりGK飯塚選手セーブ。
さらにすごいことに、こぼれに反応した宏介のシュートも防がれました。
 
武蔵野、守備意識のますます集中力を高め、もう11人で守る。
こんなのそう簡単に点取れない~
それでも東京も愚直にひたすら攻めていたのです。前半終盤には絶好機を東がふかし、ブーイングされましたが、彼はシュートがヘタ。あまりシュート意識も高くないように見えるけど、自信ないのかも。フリーになったのがルーカスだったら入れていたかも。
 
そんなこんなで武蔵野の選手の頑張りに「あんたたち、すごいわ」と感嘆のため息をつきながら、肩の凝る90分が終わってしまう。
CKだってずいぶんとったのに、もうちょっと工夫があってもよかったのに~
 
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延長戦になっちゃった、お腹すいた~
 
延長戦早々、アクシデントが。
丸山くんがスライディングタックルを危険なプレーと見なされ、一発レッド。
今日は「フェアプレーの日」だから厳しいんだって言ったでしょ・・・
しかし、これはわたしの印象だけでしょうか、丸山くんがやっちまう伏線は見えていたような。
横河にボールが渡ると、これも確信を持ったプレーで、パス数本で前に運ぶのですが、丸山くんが何度か相手に抜かれていました。
丸山くんて足が遅い?でなければ、気持ちが攻撃に傾いているので、守備に切り替えるのが遅れたのか?相手のおしりを追いかけることが2、3回あったので、気になりました。
このファウルも遅れ気味だったと思います。
 
もうヤケクソで「また面白くなってきたわ」と思うワタクシ。
延長になってからは横河がボールを持つ時間がやや増えますが、それで東京は動き出しやすくなったし、後半途中から千真に代わって平山が入って、ボールが収まるようになっていたので、流れがよくなった気がしました。
そしてようやく延長前半もアディショナルタイム
スローインからどうなったか、小柄なタマがヘッドでなんとか繋いだのが見え、宏介がまたすばらしいクロスで平山へ。
素晴らしいヘッドが決まってようやく勝ち越し。
 
それでも折れることなく追いすがる横河、延長後半の終盤には危ないシーンもあり、また危うく岩田選手をヒーローにしてしまいそうでしたが(多分。未確認ですが)、そこは彼らもヘトヘト、精度を欠いていたのでゴールはならず。
 
何も2年続けて同じような試合しなくてもいいのに、どうしてこうなるのか。
横河はポポさんのサッカーには自信を持っているのでしょう。でも監督は代わっているのになぁ。
横河はJFLでは12位と低迷しているので、この天皇杯には高いモチベーションで臨んだでしょう、それはどこもそのはずですが。
去年と比べるのも録画がないので、難しいのですが、記憶だけで比べると、東京も一度痛い目に遭っていますから、今年の方が良い入り方をしたと思います。
げんにPKも取ったのに、まるで横河相手ではそんなに簡単に得点してはいけないようなストーリーができているようです。
 
これは120%の力で、120%のチームワークで素晴らしいパフォーマンスを見せた横河武蔵野の選手をほめるしかないのかもしれません。
内容は、去年よりお互いに良かったような印象です。
 
 
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しょーがない人たち。
 
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東京の応援席に挨拶に来た横河の選手たち。
先日は「ウソつき」コールで大ヒンシュクをかった東京サポも、この日は「ユルネバ」で迎えながら、横河の選手たちに温かい声援を送っていました。
 
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今年もすがすがしい表情を見せる横河の選手たち。
 
横河のサポも「東京」コールを返してくれていました。
こうしてすがすがしく終われたのは、横河の選手たちの健闘によるもの。
そして、プロであれアマチュアであれ、全力を尽くすプレーのすばらしさに感動したサポーターによるものでしょう。
 
 
さて。
3回戦に這うようにして滑り込んだ東京。
次の相手は、ジェフ千葉です。
 
夫婦ダービーが、なんと、ここへきて実現!
J2上位とJ1中位、実力に差があるとは思えません。
おまけにここぞという試合で当たった時は、ジェフの方が強い(例の奇跡のナントカとか、震災による中断開けの試合とか)。
いやだ、いやだ・・・・・
 
でも、その前に、リーグ戦。
赤には、勝たないと。ホームで凱歌を歌わせないで、頼みますよ。