第2節 東京×甲府 急いては事をし損じる。

まずは、山梨県の皆さま、大雪被害、お見舞い申し上げます。
大雪の影響を受けながら、きちんと準備してきたヴァンフォーレのスタッフ、選手のみなさんに敬意を表します。
 
3月8日、土曜日。
東京のホーム開幕戦です。もう一昨日のことなので、皆さんとっくにブログにアップされたり、各マスコミのレポなども出尽くしたでしょう。
こちらの管理人、翌日はフクアリへ行き(ちっこいジェフの正統派が動き回って勝利、ああ良かったと一安心)、帰宅は夜になってしまいましたので、今頃アップです。
拙いながらわたしなりの感想を書きたいので、影響を受けないように、これまでどちらのブログにも訪問せず、ニュースやレポも見ないできました。
 
イメージ 1
(ゴール裏のみなさん、今季もよろしく。サッカーを楽しみましょうね。)
 
 
イメージ 2
エドゥーのゴール。ラッキーでもなんでもゴールできて良かった)
 
 
 
ホーム開幕戦が終わって2日過ぎているのですが、少し憂鬱な気分が続いています。
なぜって・・・パッとしない試合だったから?
という以上に、試合終了直後の東京サポのブーイングに、ガッカリしています。
確かにあまり良い出来とは言えなかった。柏戦の方がずっと白熱した良い試合でしたし、集中もしていました。
でも、開幕早々ブーイングするほどヒドイ出来でもなかったと思います。
「降格候補」の甲府に勝てないとは、というブーイングだったとしたら、甲府を侮りすぎているでしょう。前節セットプレーから4失点したということは、流れからは失点していないし、昨季の後半の守備を思い出せば、簡単な相手ではないとわかるはず。
東京の選手も気持ちが上手く出せなかったとは思うけど、だらしない試合をしたわけではありません。
さすがにブーイングは一瞬で自重されたようで、かろうじて理性的に踏みとどまれてよかったと思います。
 
もちろんわたしも、柏戦で良い試合をしながら勝てなかったので、ホーム開幕戦は勝ってほしいと思っていました。
ただ、しょっぱい1点を争う試合になるであろうことは、容易に想像できました。
 
予想通り、甲府はセットプレーも含めて、攻守に鬼のように集中した難敵でした。
 
東京の特にまずかったところは、試合後にフィッカデンティ監督や加賀さんのコメントにある通り。
失点後に落ち着きを失い、攻め急いてバランスを崩したことだと思います。
監督のコメント。
「1点を取られて同点になった後、チームとして2点目を取りたいという気持ちから前掛かりになってしまった。そこからチーム全体で落ち着いてバランスを保つことが必要だったと思う。」
加賀は「東京は去年までもパスを繋ぐサッカーをやってきたのだから、それをやらない手はないと思う」もっとパスを繋いで、相手を疲れさせるようなプレーをするべきだった、と言う意味のことをコメントしています。
わたしが試合を見ながら感じていたことも、全く同じ。
 
速い攻めは、放り込むこととは違うでしょう。
もう少し辛抱強くボールを持っていればよかったのに、攻めあぐねては最後に放り込んでしまいました。
甲府の選手が待ち構えている所に放り込んでも、跳ね返され、結局時間だけがむなしく過ぎていきました。
これが監督の指示ではなかったことは、試合後の監督のコメントからもわかるので、選手たちが焦ってしまったということでしょう。
平山を入れたことも放り込むことが目的ではなかったと思います。彼は足元の技術もありますし。
東京は城福さんの頃から、パスを繋ぐことが、リーグの中でも出来るチームになっています。
ボールをさらわれてカウンターを受けるとか、やられるときもありますが、東京の良さはやはりパスを繋げるところでしょう。もっと落ち着いて繋ぎ倒して、仕掛けていればPKだってとれたかも知れない。
 
この試合をつまらなくしたのは、ホーム開幕戦に勝ちたい選手の焦りだったかと思います。
早い時間にラッキーなエドゥーの得点が決まったのも、それはそれで良かったけど、試合を難しくしたかもしれません。

柏戦では集中をほとんど切らさなかったのに、失点前後の時間帯は、まったく集中を欠いていました。
久々に水野のロングスローが見られて、蘇我夫はちょっと嬉しそうだったけど、一度はクリアしたロングスローの流れを「まだあるよ!」と叫んだわたしの声、選手には聞こえないのよのね・・・・
それでも1失点はまあ仕方ない。
 
課題は、エドゥーの得点の後、甲府にしばらくミスが続いた時に、たたみかけることができなかった、追加点がとれないということ。
そして、同点にされた後の、拙い試合ぶり・・・これはフィッカデンティ監督も言うように、東京の悪い癖といえるでしょう。
まだ攻守、特に攻撃の形は上手くできていませんが、それでもタマが攻守に成長を見せているし、武藤くんは攻撃だけでなく守備の良さも見せていますし、ヨネちゃんも帰って来たし、ポジティブな材料もあります。それに、千真もよくやっています。後は、エドゥーがもう少しふんばってボールを収めてくれると助かるのですが。
 
新しい監督の下、新しいことをやろうとしているのですから、すぐに結果が出るほどJリーグも甘くない。クラブはいきなり優勝とか言っていますが、わたしはそんな大それたこと、言ってませんから~
もちろん、勝ってほしいとは思うけど、3月はなかなか勝てないかな、どこかで一つくらい勝てればいいかなと覚悟しています。
 
 
イメージ 3
(武藤くん。
攻撃も鋭いけど、守備もできるところがいいですね。)
 
イメージ 4
フィッカデンティ監督。今季からテクニカルエリアに一人しか出られなくて、特に日本に来たばかりのマッシモさんにはハンデです。選手がイタリア語覚えるのが早いか、監督が日本語覚えるのが早いか?)
 
 
イメージ 5
(東のシュート。枠には、飛んでた・・・)
 
イメージ 6
(ナオのシュート。ナオゴール、待っています!)
 
イメージ 7
(水野のロングスロー。蘇我夫がどうしても載せろ、と言うもんで・・・悔しい。東京は黄色関係から飛んで来るロングスローに弱いのか???水野が入ってから、東京はバランスが悪くなった)
 
イメージ 8
(ホーム開幕戦に間に合ったヨネちゃん。パフォーマンスはあと少し)
 
イメージ 9
(秀人。惜しいシュートがありました。)
 
 
 でも東日本大震災から3年、今年も大雪などの天災はあったけど、味スタでこうしてサッカーが見られる、幸せなことではないですか~