第10節 東京×名古屋@国立 逃げ切った後は逃げ切られ

CL準決勝、バイエルン×レアルマドリー2nd legの録画を見ながら………
まあビックリしたこと、あのバイエルンがレアルに完膚なきまでにやられてしまうとは。
どっちもキライなのでどっちが勝っても負けてもいいのですが、フットボール的な興味の尽きない試合でした。
王国バイエルンは、たぶんモチベートにもコンディショニングにも失敗したのでしょうね。
レアルの3点目、ベンゼマからベイル(チェッ!)へ素晴らしいパス、ベイルの素晴らしく速いドリブル、そのまま素晴らしく速いパスをクリロナへ、クリロナ、普通に素晴らしいゴール。
最高級のカウンターでした。

それにしてもサッカーは難しい…
あのバイエルンがこんな試合するとはね~ただ、レアルはペップのことならよく知っていたでしょうが。

で、東京です。

最後の国立とかいうことにはあまり興味ないのですが、昨年のリーグ鹿島戦も国立でした。1-4で負けましたが、なんとなく国立でホームゲームを行うことに違和感を感じました。
東京は国立もホーム、と言いますけど、やはり味スタこそホームだと感じています。
特に鹿島とか名古屋とか国立での大一番を経験しているチームと対戦するときには、ホーム感が薄く感じるのは、わたしだけかしら?
それにバックスタンドは、ゴール裏との距離も遠くて、応援しにくい感じがします。

と。なかなか試合のことまでいかないわ。
しかもまだ試合に入れないの~

試合前にわたしが心配していたのは、お天気だけでなく、選手のコンディションでした。
連戦はどこも同じ、名古屋はアウェイだからより大変、とは言えますが、今季の東京は特に中盤の運動量が要求される戦術をとっていることと、前節のマリ戦が非常に守備に集中していたことで、選手の疲労がどの程度回復しているか、心配でした。



長い前説終わって試合のこと。
案の定。
東京は始めから重そうでした。
集中力を持続できることも強いチームの条件でしょうが、なかなか難しいようです。バイエルン見たってそうだから~(セットプレーの練習してないのかな?)
そして、相手が連敗中と言っても、西野さんのチームです。
前節、アディショナルタイムに痛恨の失点をした名古屋は、モチベーションも高く、しかもやはり西野さんらしいサッカーに変貌してやってきました。
わたしも以前から気になっていた、東京の中盤の薄さを突いてきて、名古屋に中盤を握られてしまいました。そこからいいボールが出るので、東京はなかなかリズムが出ません。
蘇我夫が言う「ジェフが5人でやっているところを3人でやってる」東京の中盤、運動量でカバーしなくてはいけないのですが、秀人もタマも、トップ下に入った東も動きがいまいち。
後半途中からは、ヨネちゃん、コースケも疲労の色濃く、今日はこりゃダメかも、と思いました。

今までスタメンをめまぐるしく変えてきたマッシモ監督、この中二日の試合は、前節と同じスタメンできました。
おそらく、次の浦和戦も考慮してかと思いますが、選手のコンディションを把握しきれていなかったのかとも。

ここ数試合では、一番低いパフォーマンスで終わった試合でした。

ただ、広島戦以来の4月の試合、流れからは失点していません。この試合も危ないシーンは多くはなかった
けど、決定機は例によって体を張って守っていました。
吉本くんは相変わらずフィードは自信がないのか、無理しないで蹴っていましたが、一本だけ良いロングフィードがありました。

後半の東京の決定機に入っていたら…とは思います。
良い試合ではなかったけど、まあそう酷い試合でもなかった…
コンディショニングと、戦術上うまくなかったかなと思います。
これからも、東京の中盤を突いてくるチームは次々出るでしょう。
そのときどうするか、相手のスカウティングの先にくるものも重要な課題ではないかと思った試合でした。

この試合でマッシモ監督の選手起用、スタメン変わらずもちょっとばかり驚きでしたが、それ以上に徳さん交代がビックリ。
徳さんとても、安泰ではないのね…
つまりわたしたち夫婦が陸くんを「DFっていうより、攻撃の選手だよね」と言ってたのは、当たらなくもなかったらしい。

好みかどうかは別としても、マッシモ監督のやることには、まだ興味がひかれます。

で、コースケの言うように、「こういう試合もある」と割り切って、次の浦和戦にはコンディションを整えて、まずは動き出しの速さと運動量を回復して臨んでほしいと思います。