第6節 東京×広島 ミステル失敗~


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試合前、青赤の小さなボール(お手玉?)でリフティングを見せるドロンパ


試合の写真は蘇我夫が撮りましたが、負けたのでボツ!

今季初の敗戦、それも先制しながら1-2で逆転負け。
試合前、サンフレサポが掲げた段幕の言葉、「ヒーロー出てこい」だったか、そんなサポの熱望に答えた浅野選手の、見事なゴールによって、逆転されてしまいました。ほんとならよっちに決めてもらいたいようなゴールでしたが、よっちは立ち上がりのラッキーなゴールを決めることはできたけど、この日のヒーローは間違いなく浅野選手でした。

ネガティブサポのワタクシ、首位と浮かれていられるのもいつまでやら、と思っていたら、やっぱり早くも化けの皮がはがれてしまいました。
相手の広島とは、なぜかお互いのホームで勝てない印象がありましたが、昨季は味スタで苦しみながらも東京が勝っています。イメージほどには苦手ではないと思うのですが。
広島に勝つときはたいてい苦しみながらガマンして勝つイメージ、負けるときはうまくいかないまま・・・

で、この試合。
85分くらいはうまくいかなかったと思います。
広島にうまくやられた、とも言えるでしょう。

東京は、おそらく一つのピースの変更が、攻守に影響を及ぼし、敗戦につながったのではないかと思います。

それは、カニーニの欠場。

シーズン当初は、昨季ほとんどスタメンだった吉本を置いて出るほどの良さをカニーニに見出せなかったのですが、この試合でマッシモ監督が吉本をベンチメンバーにしていた訳がわかりました。

マッシモ監督は、勝っているときには選手をいじらない、というセオリーから外れて、怪我で離脱したカニーニに代わって吉本を出すだけでなく、梶山をインサイドハーフにあげて、アンカーに秀人という布陣。
秀人とヨネちゃんの2ボランチかとも思いましたが。
立ち上がりに広島のミスをついて先制したものの、東京の時間はせいぜい5分、この日の東京は今季でも一番ミスが頻発し、失点もミスから。
広島は失点からすぐに立ち直ったのに対して、東京はミスからボールをロスト、ヨネちゃん、秀人が振り切られて柴崎選手をフリーにして失点。
その失点に動揺したか動きも悪く、前半は東京のプレスが簡単にかわされ、広島にいいようにつながれて、シュートまでもっていかれました。

マッシモ監督にはカニーニの不在で、秀人を入れて守備力を補う意図があったのではないかと思うのですが、これがはまらず、結局中盤で広島に負けたのが2失点の要因かと思います。
コメントを聞いていると、マッシモ監督は、絶対と言っていいくらい本音は言わないヒトのようですが、彼の本音では、吉本をあまり信用していないのではないかしら。
わたしの推察はあたっているかどうかわかりませんが、守備の選手は、しばらく試合に出ていないと難しいということを、吉本と秀人のプレーから感じました。
プレスがきかないのに、後半、ヨネちゃんが怪我(頭を打ったらしいけど、心配)で交代して、ますますまずいことに。
ただ、羽生を入れて、ボールは回るようになり、東を入れて、攻撃は多少良くなったのですが、ここが広島一枚上手。
パスは・・・もともとたいしてつながらないし、いつもならそれはそれで強引にもっていくのだけど、この試合のコワいところは、特に後半、広島が東京にあえてボールを持たせてくれたあたり。
東京にボールを持たせ、しっかり守備して、カウンター狙い。
相手の戦術に、わかっていたようなのにどっぷりはまってしまいました。

引いた広島を崩すほどの攻撃力は東京にはない・・・

これは大きな課題でしょう。
「戦術よっち」で勝てるならいいし、よっちには自分でも言っているように、一人ででも試合を動かせる選手になってもらいたい。
でも、戦術よっちが戦術ごといなくなったらどうするか、それでなくても引かれたらどう崩すか、今の薄い攻撃では当然難しい。

広島戦は、ミステルが考えすぎたか、「いつもの東京」を見失っていたようです。
カニーニと吉本を代えるだけで、同じ選手でスタートして、様子を見て代えるようにしたらどうだったか・・・

まだ、ホームで良い試合を見いせていないということを選手もわかっているでしょう。
相手のあることなので、今季はそういう巡り合わせになってしまっているのでしょうが。
広島戦では、勝たなきゃ、点取らなきゃ、という気持ちが出過ぎてしまったのかもしれません。
ただ、せっかく今季続けてきたものを、ここで見失ってしまってはモッタイナイ。

2ステージといっても34試合あることは変わらず、まだ6節。
ここからもう一度やり直せるか、チーム力が試されるところではあります。



と、思っていたら、今日ジェフも愛媛にアウェイ戦で0-1の負け。
何もつきあわなくてもいいのに~
ジェフも5バックの愛媛を崩せず、元ジェフ監督、木山監督の作戦にまんまとはまりました。

東京もジェフも「1節天下」。
ここから。ここから!
気持ちは切り替えながら、課題にしっかり向き合いましょう。



追記・・・浅野選手のカウンターの場面、録画もニュースも見ていないのでよくわからないのだけど、かなり長い距離をドリブルされたと思います。
誰か、ファウル覚悟で止めたら、というか、ファウルで止めてしまえば、失点は免れたのではないかと思います。
下手すると一発退場になってしまったかもしれませんが、それなら東京も引いてドロー狙いが徹底できたはず。
ペナルティーエリアに入る前に誰か・・・たぶん秀人に止めてもらいたかったと思います。むろん、この判断が正解かどうかはわからないけど。