第34節 ジェフアウェイ長崎戦 志有人くんの生きる場所。

前日、東京はアウェイ柏戦で、私の予想以上の大量失点を喫して(予想では3-0だから点差は結果と同じ)、この時期にまったくチームができていないところと、着実に積み重ねているチームとの、酷いまでの差を見せつけられました。
と、言っても運のいいことに、日立台のチケットを購入できなかったので、惨状を生で見ないですみました。

かなり気持ちも落ち込んでいましたが、うちは「リスク分散型サポ」。
もう一つのうちのチーム、ジェフの応援があるのさ。
しかしこのリスク分散型サポ、結構な確率でリスク倍増型になる・・・今回みたいに。
出かけるときは、長崎旅行が楽しみだし、2位長崎であれ、相手がどこであれ、ジェフはやってみなきゃわからない面白さがあるので、東京のテイタラクは忘れて、元気に出発したのでした。


で、お昼頃長崎、グラバー園に到着。
ホテルにチェックイン。

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ホテルの部屋から見た景色。
THE 長崎!って感じでしょ。
左側の重厚な建物は香港上海銀行、右側がちゃんぽんで有名な四海楼。

景色を眺めるのもそこそこに、諫早トランスコスモススタジアムへ。


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ジェフサポ少な!
ワタクシ個人の感想ですが、ジェフサポはフクアリでは数は変わらないというか、むしろ一時よりは多くなったように見えるけど、アウェイまで来るサポがかなり少なくなったような気がする・・・
J2生活は遠征費がかさむからか。

相手のV.ファーレン長崎は、知らないうちに2位。
フクアリでは5-0でジェフが大勝したけど、あの頃よりも長崎はチームとしてできあがっているようです。
特にファンマが合ってきたようです・・・でも最近J1もJ2も他のチームの試合は見ないのでよくわからない。


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試合前、ひとりポツンと用具(アイスボックス?)の上に座るエスナイデルが見えました。
選手たちは室内でアップ中。
ずいぶん長いことここに腰掛けて、何か考えているような様子でした・・・監督って大変だな・・・


この試合、東京から完全移籍した幸野しゅーとくんがスタメン。
このところスタメンでだいたい60~70分くらいに交代するパターンのよう。
ジェフサポの興味は、乾貴哉と乾大知の兄弟対決、マッチアップでしょう。まさかの結果に終わるのだけど。


で、キックオフ。

前半は長崎に圧倒される展開。
なるほど、これが2位か・・・
オーガナイズされた守備、連動したプレスでジェフの選手の自由を奪う。
攻守の切り替えが早い。
攻撃にも自信を持ってプレーしているのがわかります。
わたしたちがメインアウェイ寄りでみていたのだけど、すぐ目の前を、長崎の2シャドーの左に入った幸野くんがものすごい勢いで走る~
彼のハイプレスと労を惜しまない上下動にはビックリ。こんな幸野くん、今まで見たことない・・・東京でもジェフでも東京U-23でも。

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こんなプレーできるのなら、出すんじゃなかったかもしれない・・・と思うも時既に遅し。
それに、そういうプレーを引き出す監督なりチームなりがなくてはね。

ボール奪取から幸野くんの強烈なドリブルでとったCKから、ファンマに気を取られていると、その先の澤田にこじゃれたヒールキックで決められ、失点。
もっともわたしの方からはよく見えなかったけど。

前半はジェフはいいところなく、さらに終了間際に近藤さんが負傷退場という最悪の事態。



ハーフタムで怒られたのか、後半は良くなってきたジェフ。
立ち上がりから攻勢に。
やはりCKから、きっとずいぶん練習したんだろうな、というプレーで清武のパスから為田のパスに走り込んで矢田が決める。
東京もこれくらいの連携を見せてくれないものか。
ジェフの攻勢が続いたけれども、追加点は取れない。
長崎はさすがに前半の勢いはないのだけど、引いて守ることはあまり苦にしないだろうし、守備を崩すのは簡単ではない。
そうこうするうちにいつものパターンで幸野くんがOUT。
なるほど、こう決まっているから最初から飛ばすのか、最初から飛ばしてこのあたりでいつもガス欠なのか、どっちにしても、彼は本当にやりきってピッチを出ました。

ジェフにはヤマト、為田の惜しいシュートもあり、運も悪かったかなと思います。

上位にいる長崎こそドローでもいいだろうと思って見ていましたし、ジェフに押されている時間帯には、そう割り切っているようにも見えました。
しかし、フクアリの半分くらいの観客数しかいないにしても、ここは長崎のホームで、選手は最終盤にもう一度ギアを上げるエネルギーを持っていました。
アディショナルタイムが5分だったか6分だったか、表示された時には、その長いアディショナルタイムの使い方が難しいな、と思いましたが、長崎は攻める方に使うと決めたようです。
ジェフもドローで良いとは思っていなかったでしょうし、だから相手陣内にボールを運んだのですが、最後にプレーが中途半端になり、やりきらないで相手ボールに。
ジェフにもあるけど、長崎にもロングスローがあることもわかっていたはずですが、結局ロングスローを与え、そこからなんと3バックの一角乾大知に頭でたたき込まれてしまいました・・・
直後に試合終了。
ロングスローを与えなきゃその前に笛が鳴っていたかもしれない・・・
痛恨の失点、ものすごくしんどい敗戦に。

競り負けたことが悔しかったのでしょうか、キム・ボムヨンが泣いていた・・・
かわいそう。
かわいそうで、こちらの胸も痛む。でも・・・

前半なすすべのない試合をしてしまったことが、結局敗戦を招いてしまったと思います。
でも後半は良く立ち直って、追加点のチャンスもあったのですが。
最後の最後、やはりサポーターも熱くなっていたし、ホームの力が働いたのでしょう。
たぶん、フクアリならこうはならなかったような・・・(東京は味スタでもこうなるときはこうなる)

ともかくも、大喜びする長崎サポの声を背中に聞いて、シャトルバスに急いだのでした。




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乾兄弟のマッチアップ。




試合がどんなでも、面白いエスナイデル。

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他の選手の写真はボツだそうです・・・





追記…GKオヘーダが、東京在籍当時の秋元級面白いプレーでスタジアムをザワつかせたこともありましたが、試合の終わり方のインパクトには及ばず、もう忘れた。
パントキックが外に出てハンドになったんだっけ。たまにある、確か東京、鹿島戦で両方のGKがやった珍事も。