高円宮杯U-18サッカーリーグ2017チャンピオンシップ、FC東京U-18優勝!(しょぼい代表戦付き)

ご無沙汰しています~
なんだかブログ放置気味でして。忙しいのもあるのですが。

ともかく寒い中、元気にはしております。

16日には10歳児を連れて味スタに日韓戦を見に行きました。
わたしたちは2002W杯以来の代表戦、10歳児は初代表戦生観戦でした(うちは代表よりリーグ戦好きだから)が、ご存じの通りのバカ負け。
味スタで今季よ~く見せられたようなデジャブ感のある内容空疎なひどい試合で、チャン・ヒョンスに拍手を送るしかなかった・・・
帰りの混雑を避けるのと、10歳児は翌朝早くサッカーの試合があるのと、もう見ちゃいられない、ってのとで、後半30分に帰りました。

で、翌朝10歳児と蘇我夫は鴻巣の試合会場に向けて出かけ、わたしは今年最後の青赤の試合へ。

絶対に行きたくないでーっきらいな埼スタへ。
ここが会場なんだから仕方ない。
乗換駅を間違えたりしつつ(東川口なのに東浦和で降りちまった)、キックオフギリギリにスタジアム到着。
すでにかなりの人出で、バックスタンドも下の方は埋まっていたので、上階へ。
すると、U-18のベンチ外の選手たちがゾロゾロとさらに上段へ向かうところ。松葉杖をついた平川くんも久保くんもいました。
久保くんがメンバー外なのは少し驚きましたが・・・


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埼スタってアクセス不便。
でも、シャクなことにサッカー専用だから上階でも味スタよりはピッチがずっと近い。




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試合は。

感想から先に言うと、どちらが勝ってもおかしくない試合だったし、どちらかと言えば、神戸U-18の試合だった。
特に前半は完全に神戸の試合。
東京は、わたしが見た中では、一番悪い試合をしてしまいました。
「球際カズトウキョウ」のチャントがあるくらいで、球際の勝負に強いはずの東京(あくまでユースの話です)が、神戸の選手に負けまくる。
出足で遅れているので、そうなるし、距離感が悪いのでミスも多い・・・
神戸が強くプレスをかけてくるので、東京はパスを繋げないし、原くんめがけてロングボールを蹴っても、セカンドボールが拾えない。
どうしちゃったのかしら、と思うまもなくロングスローから、マズイ守備で神戸の泉柊椰(とうや)くんをフリーにしてヘッドで決められる。
神戸は左右にロングスローワーがいて、しかもいわきFCかと思うほど体格が立派な選手がいて、FWの泉くんもトップ昇格が決まっている佐々木大樹くんもうまいし、強い。
東京は失点後も落ち着きを取り戻せず、むしろさらに神戸の良さが目立つ。
佐々木くんをめがけて長いパス、サイドを走る選手についていけず・・・品田くんがなんとか頑張っていたけど。
相手のおしりを追いかけるような展開だったので、ロングボールから裏に佐々木くんに抜けられた時には、もうアカン・・・すると、長谷川くんが後ろから倒してしまいました。
掛け値なしのPK献上、長谷川くんにはイエローカード
ちなみに、主審は三上さん。

前半の終盤になってようやく東京の選手も動けるようになってきて、ボールも繋がり始めましたが、2点のビハインドでHT。


すると、バックスタンド上階にいたメンバー外の選手たち、応援団と一緒に応援しょうということでしょう、みんな下に降りてきました。わたしは通路際に席をとったので、すぐ横を降りていった。
この日埼スタには、、近郷近在のサッカーチームの下は幼稚園?から高校生まで、ほんとうに大勢のサッカー少年が集結していましたが、久保くんを発見するや、応援席を取り囲み、スマホで写真を撮るやらなにやら大騒ぎ。
結局サッカー少年たちがぐるりと取り囲む中での応援となりました。


さて、もう心配でたまらない後半の始まりでしたが、たぶん監督には相当怒られただろうなと思っていました。
後半頭から2枚替え。
選手交代は5人できます。
どう見ても距離感の悪かった横山くんと、吹野くんに代えて、岡庭くんと草住くんが入りました。
岡庭くん、怪我から復帰して久しぶりのピッチです。笑顔がかわいい。

後半開始まもなく、それじゃこっちも、と草住くんのロングスロー(神戸の選手ほどすごくはないように見えたけど)から、品田くんがエリア内で倒されPKゲット。
前半の長谷川くんが献上したPKが100%PKだとすると、ひいき目でも70%くらいのPK。
ここで、主審三上さんというのが効いていたかもしれません。
エリア内で倒されたんだからゴールを向いていなくてもファウルはファウルで、PK。と、言うことで。
これは神戸の方からしたら痛恨の不用意なプレーでした。

このPKを品田くんが「いやらしいキック」(わたしの席の後ろのサッカーパパの批評)で決め、一点差。

これが潮目を変えた場面であることは、どちらのチームから見ても言えるでしょう。

東京の選手は、きっとHTの監督の喝も効いたのだろうけど、さらに効いたのは、キャプテン岡庭くんと草住くんが入ったこと、杉山くんがサイドを変えたこともあったと思います。
急速に動きの良くなった東京が、攻勢に。
草住くんがサイドをドリブルしてクロスを入れると、吉田くんがヘッドでゴール。
両チームちょっと似たようなゴールで同点に。
ここからたたみかけられれば良かったけど、神戸も守備が良いので、一進一退に。

それでも、どちらかと言えば、神戸に勝機があったように思います。
GK高瀬くんのセーブがなければ失点していたかもしれない・・・でも、東京にもチャンスはありました。


結局延長戦へ。
10分ハーフ。
それでも決着がつかなければPK戦なので、心臓に悪いから、110分で決まってほしい~


やっぱりやや神戸が押し気味の展開で前半も終盤に。
そうこうするうちによく走っていた品田くんの足が攣って寺山くんに交代した直後。
CKを得て、キッカーは岡庭くんでした。
それまでも鋭いクロスを一回入れていたので(ふかしたのもあったけど、岡庭くんらしい思い切りの良さ)、なんとなく期待していました・・・
品田くんのキックは青森山田戦の時のように、直接入りそうなボールでしたが、岡庭くんのCKは長谷川くんの頭とドンピシャ。
見事なヘッディングシュートが決まり、PK献上からきっちりお返ししました。

延長後半は、東京は超リアリストとなり、サッカーをほとんどやめ。
うまく時間を使ってやりすごし、三上主審が笛を吹くのを待ちました。

チャンピオンシップ、初優勝。



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(ピンボケ、かつ前の人の頭が入るという・・・ひどい写真ですがあしからず。単に行った証拠。)


良い試合をしたわけではない。
東京らしさはかなりの時間で封じられた。
内容からいえば、神戸が勝ってしかるべきだったかも。

それでも、勝った。

・・・・・・どうもユースは勝負強いようです。

『勝負強負い』なんて、東京に一番縁遠い言葉だと思うけど、この子たちは勝負強い。

偉い。
立派です。
しかも怪我人などで、選手を欠いても、代わりに出た選手が立派にプレーできる。
佐藤監督の指導もすばらしいし、選手たちの自覚もすばらしい。



これでこのチームは解散。

ここからそれぞれの道を歩み出すことになりますが、この経験を糧にして、どんな道でも奢らず真摯に進んでほしいと願っています。


で、トップチームは、高校生たちを見習うように。