第7節 東京✖鹿島 ほんとに強いかも…

中二日で試合があるのは、選手も大変だけど、応援する方も楽ではないのです。
水曜日の夜、鹿島からお越しの皆さんはそれなりに休みを取って来たのでしょうが、東京サポの多くは、ビジネススーツであたふたと駆けつけ、飛田給駅からスタジアムまでの里桜を眺める間もなく、カバンからタオルマフラーを取り出しながら、スタンドに駆け込みます。

そういう雰囲気もわたしは好き、物見遊山でなく、忙しい中でも我がチームを応援したい人たちの比率が上がって、人数は少なくても、熱量のある応援ができる…こともあるから。試合次第で。

この試合は、まさしく、選手たちもその熱量が、鹿島を上回って、応援しがいのあるものでした。

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今日も蘇我夫は他用でこれず、わたしだけ。

試合は、鹿島にポゼッションされて、ちょっとチャンスは作られていけど、まあまあの出来かなと見てました。
しかしレアンドロに手こずっているようで、捕まえきれず、失点もそこから。レアンドロを抑えていれば…ゴール前で混戦となり、こぼれ球をムウに決められた。
クリーンシート大好きなわたし、ちょっとがっかり。
でも、以前なら失点すると、チーム全体が「ガクン」と音が聞こえそうなくらいガッカリしていましたが、この試合の東京は落ち着いていました。

ビックリなことに、鹿島の選手より東京の選手の方が、落ち着いていた。


ボールは相変わらず鹿島が持って…持たせて…いましたが、要所要所でみせるカウンターが効いています。
そして、この試合、もうキレキレだった室屋が、永木を転がし、西を抜いて、鋭いクロスを入れたら、植田にドンピシャ。
ありがたや、今季も鹿島様、オウンゴール下さる。

同点に追いつく、とはわたしの予想通り。
試合前に、1-1のドロー、追いつく法、と予想していました。
でも、これは鹿島をリスペクトし過ぎたようです。

後半は、すっかり東京の試合に。

室屋がまた、自陣でボールを受けてから、ひた走りに走り、永井のヒールパスを受けて、エリア深く侵入、GKの頭上を抜く見事なゴール。


マコちゃんが出場している間に、そうかそうか、室屋は室屋で、しっかり武器を磨いていたのね。
この辺に、健太監督の手腕が見えます。

勝ち越し点を奪うと、東京は落ち着き、鹿島はどんどんバラバラになっていく。
西村主審がファウルをよく取ったせいもあるけど、あまりエレガントではないにしろ、東京は強度の高さを見せていました。
マルくんも、鈴木優磨をファウルで何度か止めたところ、FKは与えたくないだろうけど、確信犯的に嫌がらせもしていたように見えました。

全代表監督の好きなデュエルでは、東京の方が上回っていました。
それ以上に良かったのは、前からの守備と、攻守の連動と切り替えの速さ。

中でもこの試合においても、東は素晴らしい運動量。プレーの質も良かった。
決定機を止められた時の悔しがり方にも、気持ちがよく現れていました。

リョウヤの守備も安定してきて両SBのバランスもとれていた。

鹿島が鹿島らしくなく、東京が東京らしくない(いい意味で)。

このまま、どこのチーム?
みたいな粘りと、強いメンタリティと、攻守に思い切りのいいプレーを続けて下さい。

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まだまだシーズンは長いから、どうなるかわからない。こういうハードワークがこの日程で続けられるか心配だし、ルヴァンのチームはリーグ戦よりかなり未熟だからバックアップは不安があるし、ワタクシのような心配性はいくらでもネガティブなこと思いつくんですが。
でも、今うまくいってることを、やれるだけやるしかない。

応援する方も忙しいけど、今は楽しい。


で、行きますよ、長居にも。
おそらく今の鹿島よりずっと難しい相手だと思う。
でも東京も、去年の東京とは違うはず。
違うところを見せてほしい。