大英博物館古代ギリシャ展~子連れで行くときはご注意を。

この記事、良い子は読んじゃいけません。
それにとてもコメントしづらい記事ですのでスルーしてくださいまし。
 
浅草に行った時に、待ち合わせのため1時間半ばかり時間を潰すことになりました。
どこかきっちゃてんに入る手もあるけどワタクシ気が弱くて1時間以上も粘れない・・・
そこで、上野でやっているなにかを見ようと。
適当に行ってみたら、やっているのは恐竜展、「空海密教美術展」など。
ひとりで恐竜見るほど興味なし、密教の方は昨今の仏像ブームで込んでいるもよう。
比較的空いていて1時間ほどで見られそうなものといえば「大英博物館 古代ギリシャ展」。
美術展の例にもれずオジオバが多いけど、夏休みなので小中学生を連れた親子もちらほら。
正直古代ギリシャ美術がそんなに好きな訳ではありません。
涼しいところで時間つぶしの要素が大。
なんだか端正すぎておもしろうない・・・と思っていたら、案外おもしろいものもありました。
ギリシャ悲劇の仮面をモチーフにした杯など。グロテスクなものが少なくない。
やっぱり古代なのですね。
パゾリーニなど思い出しました。
 
壺が多く来ていましたが、その絵がおもしろい。下の2点はオリンピックの競技を描いたもの。
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
古代のオリンピック選手が何も身につけないで競技していたことは知っていますが、なんとなく笑っちゃう絵です。下の絵がプリントされたTシャツ売っていて、えっほえっほ走る様子がおもしろいのですが、恥ずかしくて着られないから買わなかった・・・誰が買うんだろう?(画像はわざとちっちゃくしました汗)
 
見ながら進んで行くと、なぜか少し空いているブースに。
「性と欲望」というタイトル・・・
なるほど。立ち止まってじ~っと見るのがちょっとはばかられる感じ。
これは真面目な歴史的遺物の展示なのですぞ。興味本位なものでは決してありません。
しかし、70代くらいのオジが「サテュロスから逃れようとするニンフの像」(のある部分)をまじまじ見て、隣の奥様とおぼしき女性に「ほら、ま○゛わっている、ここ、ここ」と示したのには、引けました・・・
壺の絵などもそのものずばりな・・・
 
どういうわけか、ここだけ親子連れがまったくいなかったのです。
こういうものがあると知らないで来たら、気まずいだろうなぁ・・・
何しろ古代ギリシャですから、アレですよ、少年との愛の場面で・・・
 
フェリーニの「サテリコンなど思い出してしまいました。
人間の体は美しい(美しいひとは美しい)けど、人間の行いは古代からいろいろアレなんだな~と妙にうなずく。
 
そうこうするうちに待ち合わせの時間が来ました。