2011年を振り返る② 2年目J2戦績編

フットボールのことだけやたらに粘着質になる蘇我夫、ジェフの2011年について書いてきました。
こんなの誰が読んでくださるやら、ご奇特な方がおられれば本人も喜ぶことと思います。
 
 
2011年を振り返る。
 
第二回 2年目J2戦績編
 
              初め良ければ全て良・・・くない!
 
 それにしても、J2で2年目となる2011年のチームは非常に厳しい編成でのスタートとなりました。 
チーム内の得点源がことごとく移籍、替わりにオーロイという巨人が良く知らないオランダ人監督と加入します。 当然、ゲッセル含めて、高さ勝負という今までのJEFとは全く違うやりかたでゴールを獲ることになります。
序盤はさすがにこれだけの高さはどこも未経験、未踏峰の高山が威力を発揮し、また、昨年ほとんどを怪我で棒に振ったミルジーのロングスローという、これも前代未聞の武器と合わせ、戸惑う相手にゴールを重ねます。 大ブレーク深井君の個人技での超絶シュートも次々に決まり勝点では上々の滑り出しとなりました。 苦手徳島と草津にAwayで敗れるものの、際どい勝利を重ねて2位以内を維持します。 
それにしてもこの徳島と草津には勝てませんね。この2年、この8戦は1勝1分6敗です。 
来年はここを叩かないとまた苦しくなりますね。
その後Away湘南に敗れ、これまでか、と覚悟しますが、次の苦手札幌をフクアリで村井、竹内のゴールでやっつけ、少し息を吹き返しました。 ただこのころ既に対戦相手はオーロイ対策というか、JEFの高いロングボール対策で、GKがハイボールを競う、ボランチがセカンドを狙う、FWが前でプレスする、という対策をきっちりと立ててきています。 更にオーロイがジャンプ出来ない、サイドからの早いボールに反応が遅れるなども見透かされてしまいました。 ちょっと力の落ちる岐阜からゲッセル、孝太のゴール(今シーズン唯一のゴール)で勝ってなんとか2位で迎えたのがAway札幌戦。 オーロイ、大介を怪我で欠き、それに代わる方法論を見出せないJEFは、20戦目でようやく整ってきた札幌に0-4で惨敗。  
そして迎えた京都戦「雨と涙の西京極」です。 なんだかピンボールみたいに跳ね返ったボールがミルジー当たりオウンゴール、あせりからFKを相手に渡し、無人のゴールに長いシュートを決められた2失点目、と信じられない敗戦です。 そぼ降る雨と宮吉のボールの軌跡、林とヨネの涙は当分忘れられそうもありません。 
このちょっと遅めの夏休み遠征旅行は富山-東京戦も強行観戦、こちらも何故か「強い」富山に東京も完敗、夫婦で勝点ゼロと最悪の夏休みとなってしまいました。 京都の街に恨みはないけど、西京極にはもう行きませんよ。 早く新スタに移らんかな。 
それでもこれは本当に強い緑となんとか引き分け、鳥栖には2点のリードも足が止まり追いつかれますが、これも引き分け。 このショッキングな勝点2をこぼしたゲームで、もうおしまいかと思ったけど、Away岡山、フクアリ北Qになんとか勝って4位は維持、かろうじて昇格戦線に踏みとどまります。 この辺は大島様に大大感謝です。 さすがにボールが収まるし、それを何気に叩くのも上手です。 楽しみ(苦しみ?)を少し長引かせてくれた恩人です。 体調万全だったら隆行師匠以来の仕事人になってくれたかも知れませんでしたね。 
わずか1ヶ月ぶりでまたも京都戦、今度はホームフクアリ、前回の納得行かない敗戦の借りをきっちり返さねばなりません。 ところが、隊長の「へっ!」なミスから失点、またも納得いかない敗戦となってしまいました。 
この京都との2試合の納得いかない負けが今シーズンのアンチフットボールに対するおしおきのような気がします。 愛媛には大島様のゴールで勝ちますが、いよいよ運命の草津戦。 珍しい深井のヘディングと大介の目の覚めるようなFKでリードしますが、よもやの逆転負け。 数試合前から後ろの選手と前の選手の意思が噛み合わない状態で、これはこの時期にはあってはならないことだと感じていました。 それから、目を覆いたくなるほどの後半の運動量、思考力、集中力の低下。 この敗戦で今年の昇格争いは実質終戦でした。 
次の水戸に敗れて監督交代となりましたが、神戸にやらせるのなら、ずっと前に交代していた方が良かったかとも思います。 これも結果論かな。 大島様の故障もあり、後は去年と同じように、勝てば希望の繋がる直接対決全てで勝てずに、緑にまで上に行かれ、北Qと同勝点の6位で今年は終わりました。
 
結局、序盤は飛び道具と言うか、大型電柱で相手をびっくりさせてアンチフットボールで勝つことが出来ましたが、
基本的なスキルやフィジカルの衰えが露呈し、故障者をカバーすべき控えや若手も育たずに、ここ一番という大事なゲームを去年同様ことごとく落とし続けてのJ2での2年目となりました。 リトリートしてブロックで守り、攻撃は個人頼りという典型的なJ2らしいチームとしてはそこそこの結果とも言えるとは思います。 
あまり熱心に見続けていたわけではありませんが、日本リーグ発足以来このチームを応援してきた年寄りとしては、いい時は短くてつらい時の方が長いのも覚悟しています。 
残念ではありますが、とにもかくにも、今の日本で週末には好きなチームのサッカーを見続けられることに感謝です。 
ぼちぼち来年のチーム編成が明らかになってきていますが、欲を言えば、ちゃんとしたフットボールらしいフットボールをしてくれれば、と願います。 
 
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去年(赤)に比べてもいかに後半失速したか、とほほ。
 
付録:資料編(2005-2011)は後ほど。
 
 
まだ続くらしいですよ・・・(恐驚)