第42節 ジェフアウェイ徳島戦(写真追加)

忙しい。
夫が月曜日に送ってきた最終説のレポも、今気がつきました。

iPadでやってみます~




風雨の中、鬼門鳴門でも落ち着いて、最終戦完勝です。
 
先週の松本戦で6位以内を確定し、今シーズンの延長が決まったJEFですが、昇格決定戦に向けて調子を上げていきたい最終戦は鬼門鳴門でのAway徳島です。 こうした形で迎えることになるとは思いませんでしたが、何かが賭かるゲームになるだろう、と随分前に飛行機のチケ予約しての日帰り参戦です。
 朝6時に自宅を出発、天気が悪くなるのは承知ですが、東京は嘘のような青空でした。
 この朝の便のお客さんは何故か黄色度が非常に高い。 私はC席ですがお隣のAB席には隠しても隠しきれない黄色と緑の尻尾がちらり、の若夫婦。 前も後ろもなんか黄色っぽい人々が。
 徳島空港が近づくと窓の外の海は白波が立っていて、なにやら揺れ始めます。 仕事(と遠征)で飛行機には何百回と乗っていますが、やっぱりあんまり好きくない、などと思っていると着陸態勢に入った飛行機が再び上昇します。
 久しぶりのターン・アラウンドです。 機長が「規定を超える横風なので上空で様子見る、どうなるか知らん」とのご託宣。 これは心配だ。 隣の若い旦那さんが話しかけてきます「キックオフには間に合いますよね」 そうです、我等の心配はそれだけです。 幸い上空での旋回は20分程、多分燃料が無くなったのでしょう、とにかく無事着陸。

 徳島駅行きのバスはエアポートシャトルなので遅れた便に合わせて待っていますが、こちらの乗りたかった鳴門駅行きは1時間に1本の路線バスで、飛行機遅れたのは俺のせいじゃないと、とっとと出ちゃってました。 
 うろうろする黄色い人々はこの事態に悪態もちょっとだけ、チームワークの良さを即座に発揮、4人1組で乗り合いタクシーでポカリ競技場へ列をなして向かいます。
 この連携がもっと前から出来てたらなあ、などと車中での会話はそっち方面へ。 年に2回も大分に行くのはやだなあ高いなあとか、ポカリも3回来れば充分すぎるとか。 まあ、誰も今日の試合の心配はしてません(口に出したくない)。 「ところで日帰りだけど帰りは大丈夫ですかね」「あたしも日帰りだけど飛ばなきゃしょうがないです」「そうですね、会社は休むしかないですね、天気のせいだからしょうがないですね」などと社会人として何かが欠落した会話を交わすうちにお一人様510円でポカリに到着。

 風は相当ですが、幸い雨はそれほど酷くなく、道端でいきなり黄色い合羽を羽織る4人組。 強風が合羽の首筋や足元から吹き込み、まっ黄色の熱気球の群れになって入場口へ。
 やっぱりちょっと変なのかなあ、僕たち。

 さて、試合の方は皆様ごらんの通り。 開始直後の徳島の攻撃をあっさりオフサイドで凌ぐと、あとはこちらのペースです。 この時点でこれは貰ったと確信する楽天家の私。
 なにも慌てる必要の無い我が軍は、太田やアレが突っかけてくるのをいなしながら機を窺います。 兵働?からパスを受けたヨネがちょいっと前に出してDFをかわしてダッシュから右足一閃、角度がないのでどうかな、と思いましたが見事に左隅に強烈に決まりました。 待ちに待ったヨネヨネヨネヨネヨネゴール。
 本人も苦しんだであろう今シーズンですが、最後に、決定戦に向けて間に合わせてきましたよ。 婦女子の皆様お待ちどうさま。
 黄色合羽軍団の興奮冷めやらぬ内に、兵働?から藤田へ、藤田がDFを背負ってブロックしながら突っ込んでくる勇人に優しいパス。 ちょっと右にかわして、勢いのままドスン、と勇人の綺麗なシュートが決まります。 万歳、ウチの誇るイケ面コンビの得点だ。

 後半に入ると風に加えて雨も酷いことになりました。 家でTVサポしてるふうちゃんからのメールで、決定戦の出場停止規則を知って、よく判らない理由で一枚貰っちゃった勇人、もういいから休め、風邪引くな、とすでに勝利を確信して次の心配をしています。 この風と雨、マジに怪我と体調が心配です。 目の前で圭二を倒したアレに罵声を浴びせる私。
 軽く流す後半のJEFですが、一瞬の隙をついて健太郎のスルーが藤田に通り、これを落ち着いて決めました。 モチベーションだとか、この時期になんじゃこれは(あんまり人のこと言えないけど)という徳島の不出来もありますが、余裕の完勝でした。
 谷澤がこの雨風のピッチが嫌だったのか、ボールが落ち着かずちょっと心配でしたが、絶好調はこれからの2戦にとっといてもらいましょう。 もっと攻めの形を作らなきゃ、だとか、あんな外人にシュート打たせちゃいけないだとか、欲を言えばきりがありません。 だけどフットボールは11人の相手に対しこっちの11人がちょっとでも上回ることが大事なゲームです。 相手に合わせてスローダウンすることもちっとも構わないと思っています。 但し、敵が強くても上手くても速くても「ちょっとだけ」上回らなければいけません。 圧倒する必要はないんです、だけど局面局面でのこの「ちょっと」のリードが勝負を決します。
   ヨネが相手より数十センチ前に出ることが出来たから決まったゴールでしたね。
 ましてこれからは一発勝負の決定戦。 小さな違いがそれこそ天国と地獄を分けてしまいます。 まずは横浜FC、負けるわけにはいきません。 
 
PS. ポカリからの帰りもちょっと大変でした。
 シャトルがよく判りません。
 乗り合いタクシー組には加わらず、鳴門駅まで徒歩で20分ちょっと。まっ黄色合羽集団がぞろぞろと進みます。
 着いてみると空港行きのバスはやっぱり一時間に一本。 お茶でも飲みたかったのですがそれらしい店は見当たらず。 そもそも日曜のせいか、中途半端な時間のせいか、数少ないお店も全て閉まってます。
 ぼーっと待つこと数十分、やっと来たバスに大量の黄色い人が乗り込みます。
 途中でも乗ってくるけど、ついに積み残し発生。 ありゃ一時間来ないんだよ、どうすんだろう。 タクシー通りかかればいいけれど。

 空港について何はともあれ暖かい珈琲にありつきます。
 ふと後ろを見ると、兵働、藤田、大介の3人組がケーキを頬張っています。
 「お疲れ様、後二つよろしく」とだけご挨拶。
 なんか大分がどうの横浜がどうのとブツブツ話し合っていました。 私の乗る一便前のフライトは被雷したとかで、「修理中、知らんもんね」とアナウンスしてましたが、飛んでいったようです。こちらは20分程度の遅れで無事帰ってきました。 火曜日は横浜戦と国立と両方確保しなくっちゃ。 あと東京の試合もありました。 神戸とガンバに当たるんですよ。 来年のJEFの相手はどこでどっちになるのでしょうか。
 
写真は前半だけ。 後半は水中カメラでもないと撮れません。
 
1.徳島サポさん、いくら雨でもこりゃ少ない、選手が可哀想だ。
2.飛行機の遅れにも、不親切なアクセスにもめげずに集まったJEFサポです。
3.太田とアレ。 完全におさえてやったぞ。 あ、そうか隣のアレって、、、
4.兵働が軽く捌いて右へ。
5.突っ込んだヨネが前へ持ち出してシュート。 6番が邪魔して見えない(-_-;)
6.ヨネ、嬉しそうだ。 君はやれば出来る子なんだよ。
 
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7.2点目も兵働の柔らかい藤田へのパスから。
8.藤田がしっかりキープして、
9.突っ込んできた勇人が思いっきりシュート!14番が邪魔して見えない(-_-;)
10.勇人の笑顔は大変好ましいですな。
11.今日はアレを抑えつつクロスも沢山。 守備も随分落ち着いてきた。
12・谷澤、これは決めてくれ。今日はちょっと滑り気味。
 
 
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試合について言い忘れたことが。
ここ数試合、健太郎が智と並んでゲームメーカーに成れているので、竹兄と勇人と兵働が余裕を持ってそれぞれの役割をプレイ出来ているのが大きい。このような才能が健太郎にあったとは不覚にも今まで気が付かなかった。
 
シュート写真が2枚とも邪魔されてるけど、よく考えたらこの写真を邪魔するポジションじゃゴールは切れてないわけだ。
 
 
 
と言うわけで、FC東京の試合の当日、ジェフの試合の前日にやっと徳島戦レポは完成したのでした。