第22節 東京アウェイ鹿島戦 命拾い~

もう9月。先週からいきなり涼しくなりました。
今更ではありますが、8月最後の試合、30日のアウェイ鹿島戦について。
 
カシマスタジアムには一度も行ったことがなく、今回もTV観戦です。
7時キックオフじゃ、帰れないし、カシマに泊まりたくなんかないもの。
現地応援の皆さま、お疲れ様でした。
 
で、苦手と言えば東京は鹿島が一番苦手なんじゃないでしょうか。前節の赤にもなかなか勝てなかったし、今季も結局勝てなかったのですが、内容は悪くない試合が多いと思います。
鹿島には完敗してしまうことが多い印象。
 
今季は7月にホームで追いつかれて引き分け。
あまり日を置かないでアウェイ戦に。
 
結果、2-2のドロー。
やっぱり鹿島は苦手らしい。
同じドローでも、前節は勝てた試合を追いつかれたとも言える内容でしたが(4失点もしちゃあ勝てないけど、2点はPKというデリケートなものでしたから)、この試合は、ドローで御の字。
完全に負け試合でした。
 
前節に続き、早い時間に失点。
だ~ら、何度も言ってるけど~東京の布陣は、中盤が薄くて、中盤のサイドが空いているのだから、そこのケアを怠ると、すぐにピンチになる。
相手が調子の良くないチームならともかく、赤や鹿がそれを見逃してくれるはずもありません。
やはり試合の入り方が悪いのでしょう。ラインを高めにして、始めから飛ばして行こうとしていたらしく、前に出ることに気を取られたか、右サイドの守備がまったくお留守。
楽々と進入されてフリーで見事なゴール。土井聖真選手にやられる。
モリゲが怒っていたけど、時既に遅し。
その後も鹿島の出足に負け、また球離れもいいものだから、ボールを取りに行っては躱されて入れ替わられ、東京の選手はほとんど有効な形でボールに触れず。
ヨネちゃんも躱され続けて、追いかけるばかり。
20歳とかのカイオ選手が楽しそうにサッカーしている・・・ああやだやだ。全然捕まえられないし・・・
ベンチでは、例によってめまぐるしくフォーメーションを変えて対抗しようとするのだけど、東京の選手は、鹿島の選手のプレーに追いつかず、フォーメーション変更に対応出来ず、情けないような混乱に陥りました。
そんな中、GK曽ヶ端選手のキックの処理から、秀人のお粗末なミスで、ダヴィ選手にやられて2失点目。
前半は鹿島の若い選手たちに圧倒されて、米粒ほどの勝ち目も見いだすことが出来ず。
 
あ、米粒くらいはあった。
攻撃らしい攻撃と言えば、一回だったと思うけど武藤くんの突破がありました。
もう攻撃はヨッチ頼み。千真も頑張っていたけど、良い形でボールが入らないし。
 
よくまあ2失点ですんだこと。と、ため息をついてHTに。
もうTVを消そうかと思いました。
全然勝ち目ないんだもの。
 
なぜTVを消さなかったのかわかりませんが、何の期待もなく惰性でTVの前に・・・
 
後半開始からミステル2枚替え。
羽生、河野に代えて、タマ、エドゥー。
エドゥーがトップで、千真ヨッチが両サイド。3トップに。
ここでやっとポジティブな要素が見えて、それはエドゥーが赤戦よりだいぶコンディションがよさそうなこと。
それに、東京に後半はやられっぱなしにはしないぞ、という勢いは感じました。
それで若くてもクラブ史の積み重ねで老獪な鹿島の選手が動じたとは思えないけど、もともとこの鹿島の穴なんじゃないのかな~と見ていた山村選手が、ヨッチの速さについていけず、エリア内で倒してPKゲット。
 
これをエドゥーがどや!って真ん中に決めて2-1.
 
まあ1点返してよかった、もうこれ以上失点はしないでね~
と、思う間もなく、DFラインでなんかいいかげんなボールをカイオ選手にさらわれて、権ちゃんと1対1になるシーンが。これは権ちゃんセーブして命拾い。この抜け目なさとスピード。わかっているだろうに、対応出来ない我が東京の選手。
まあここまで離されたら言わないだろうけど、やはり優勝しようと言うチームなら、鹿島にこんなにやられはしないはず。
 
それでもお互いに得点できない時間が推移し、鹿島は足が止まった梅鉢選手(若くて良い選手がいますなあ、鹿には)に代わって青木選手IN.
これが鹿島には裏目に。
エドゥーが効いていたせいもあったのかと思いますが、青木選手がエドゥーへのスパイクを見せた危険なファウルで一発退場。
前節、森脇選手が受けるべきだったカードです。これは江戸のカタキをカシマで打つか?←違
トニーニョ・セレーゾ監督、カイオを下げて、中田浩二選手IN。
嬉しいな、カイオがいなくなった~青木がいなくなったことより、こっちが嬉しい。
 
すると。
マッシモ監督勝負に出ました。
 
吉本を下げて、先日富山から戻ってきたばかりの中島翔哉IN.
タマとヨネちゃんのダブルボランチで、秀人がCBへ。
中島翔哉くんは、J2富山では、ジェフ戦で見たことがありますが、これがJ1、東京デビュー。
富山では相当に苦労したと思います。
ずっとスタメンだったのに、最下位の富山からこの時期にレンタルバックとは、富山サポはどう思っているのかしら?
それはともかく。
短い時間でしたが、才能の片鱗は見せて、エリアに進入して千真へヒールパス。
そのこぼれ球をよっちが押し込んで、同点。
 
赤戦で2得点のヨッチが、苦境にあった我がチームのイコライザーとなりました。
今季デビューしたばかりの武藤くんが、Jリーグにはほとんど関心を示さないのに代表になると大騒ぎするマスコミに、ちやほやされるのは、あまり良いこととは思いませんが、彼は実際今のところは「持っている」ようです。
 
と言うわけで、負け試合でしたが、勝ち点1をもぎ取りました。
 
これはポポトウキョウなら、さらに失点を重ねて負けていたところではないかしら。
 
しぶとくなったとは言えるでしょう。
 
でも勝てないことも確か。
 
赤、鹿と上位チームにあっけなく先制され、自分たちで試合を難しくしてしまいました。
残念ながら、赤や鹿とはまだ差があると思います。
赤戦の後に、守備をもう一度立て直して試合の入り方に気をつけて、と思っていたけど、課題は持ち越し。
ここ2試合は攻撃がヨッチ頼みになっているのも気になります。
鳥栖戦のような試合が理想的だと思うけど。