第15節 東京アウェイ松本戦 また若い力でピンチ脱出

わたし一人で松本戦参戦。
蘇我夫は、なんと、同日同時刻に開催されていたJ3リーグ町田・長野戦を見に、野津田へ。
松本には絶対行かないんですって。
ジェフのアウェイ戦、雨の中行ったら、いや~なサッカーをされて負け、帰りのバスに延々と並び、バスのシートが濡れるからカッパを脱いで、と言われて、結構な風雨の中で脱いだらあっという間にずぶ濡れ、いやがうえにもみじめな気分になったことが。
さらに、ジェフのホームゲームでは、京葉線で酒盛りをしていた山雅サポが、ジェフサポの小学生をいじめているのを目撃して、すっかり蘇我夫は松本嫌いになったのでした。

わたしもその話を聞いて、かなりイヤな気分になりましたが、東京の試合ですもの。
行かないわけには・・・
で、一人「あずさ」で松本へ。

駅ビルには「ようこそ東京サポーターの皆さん」という歓迎の文字があちこちにありました。
地方都市のクラブの良いところです。
東京駅にアウェイサポ歓迎なんて出せないだろうし、最寄りの飛田給は観光するとかお土産物があるとかいう駅ではないし・・・

しかし、アルウィン松本駅から遠い。
シャトルバスは無料なのがありがたいとは思うけど。

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スタジアムから臨むのどかな田園風景。
麦秋ですね~


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試合前はそれほど風が強いとは感じなかったのですが、試合開始とともに強まっていきました。
前半、東京は向かい風。


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アップする選手たちが真下に見えました。


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東京のゴール裏と、メインスタンドに挟まれたブロックに陣取る山雅サポ。
ここにもコールリーダーがいて、山雅ゴール裏と応援を合わせます。
熱心な山雅サポの中にも、そーまでしなくても~と思うヒトビトも相当数いるようで、わたしのいたメインスタンドには、のんびり試合を見る人、控えめな応援をする人、戦況をじっと見つめる人などいろいろでした。
山雅の応援をとやかく言うつもりはないけど、いろんな人が存在しやすい方が健全だと思います。

で、東京サポは、一糸乱れぬ応援を目指しているであろうホームサポに比べると、今年は頑張っているにしても、やっぱりちょっとグダグダしていますが、これでいいのです。


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おお、緑緑緑~~~すごいなぁ。


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間にいた山雅サポの応援にかき消されて、「ゆるねば」がメインまで聞こえず唱和できなかった・・・
でも他のチャントは聞こえたから、隣近所の山雅サポにお構いなく、歌いました。




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キックオフ。
この日は、モリゲ出場停止。
CBは丸山、吉本。
梶山が戻ったけど、羽生、ヨネちゃん怪我で離脱・・・
チームは厳しい状況にあります。
FW登録はよっちとラサッド、そしてビックリなことに橋本拳人くんが。
シーズン前にとても調子が良い、練習試合ではゴールも決めていたとは聞いていましたが、熊本では主にボランチをしていたし、守備の選手と思っていたけど。

(わたしには)安心の4-4-2のフォーメーションで。
試合が始まると、ラサッドと拳人は「FW登録」ではあるけど、よっちの1トップのようになりました。
序盤は山雅の勢いに押されたようながら、前半の東京は良かったと思います。
この試合で、ラサッドがようやく特長を発揮してくれました。
彼は今の東京に合うタイプなんだろうか、と思ってしまいましたが・・・だってわりと細かくパスをつなぐプレーが好きそうに見える。
この試合ではボールがよく収まっていました。
ただ、カウンターなどが得意なようには見えず、ボールをさばいたり散らしたりするのが特長のようです。
よっちとの距離感も良いと思いました。

たまにはさっさと先制して楽にならないものか~などと思っていたら、27分にゴールが。
マルくんから、見事なロングパス、コースケがこれも素晴らしいトラップでクロスを入れると、拳人が走り込んでゴール。3人がクオリティの高いプレーで得点。
マッシモ監督の采配がばっちり当たった・・・それにしても、彼は時々面白い選手起用をします。
コメントはJリーグで一番つまんないと思うけど。

1点リードでHTかな、と思ったら、山雅オビナが痛んだせいか、アディショナルタイムが2分ほどあり、その間に、秀人から出たパス、というかなんかバウンドしてフィフティになったボールを、よっちが体を入れてエリア内でドリブルしたときに相手DFがハンドの反則。
PKゲット。

しめしめ、PKならわたしでも写真が撮れる、と構えたら、前の席のおじさま(立川から一緒だった)が立ち上がって、写ったのは、おじさまの背中・・・
でも、よっちはしっかり今度はコースを狙って決めました。



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PKを決めて喜んでいるところは撮れた・・・


そして、後半へ。

前半かなり強い向かい風だったので、後半は追い風で楽になるかな、と思ったのですが、さにあらず。
立ち上がりからまた押し込まれた。

松本というチームは、蘇我夫もジェフでひどい目にあった、というように、とても癖のあるイヤなサッカーをしてきます。
むろん、とびぬけた力のある選手がいないチームが勝つ方法を見いだしているからで、J1でも健闘していると思います。
が、やられる方にしたらやっぱりイヤなのよね。

まず、アルウィンのピッチがイヤ。
試合後梶山もコメントしていたけど、ボールが走らない。
これに前半向かい風だった東京、さらにいえば、水曜のナビでは、山雅は全員違う選手が先発したらしいのに対し、東京はほぼ変わらず。かなり消耗したのでしょう。
そして、ロングボール多用とロングスロー。
前半は東京の守備も大過なく対応していましたが、徐々に足が止まったこともあり、ラインも低くなってピンチに。
何度も放り込まれて、ゴール前には必ず権ちゃんの邪魔をする選手がいて、ファウルと思われるシーンも何度かありました。

東京も押されっぱなしではなく、タマに2回好機がありましたが、枠をはずれた・・・相手DFにつかれていたし、難しかったかもしれないけど、足で打った方は、枠にいってほしかったな~

失点シーンはそのロングスローからでした。
権ちゃんが出てきたけど、密集の中でパンチングしきれず、オビナに落とされ、大久保にオーバーヘッドを決められてしまいました。ここは誰かオビナについて、権ちゃんが出ない方がよかったのかしら・・・
またもやリーグ戦クリーンシートならず。
流れで崩されたのではないけど。

なんか盛り上がりまくる緑の大集団。

終盤はラインが下がるどころか、ゴール前にへばりついて、それでも最後の砦権ちゃんのセーブで失点はしない。
モリゲがいなかったからかどうかわからないけど、相当不格好ながら守り抜きました。
権ちゃんも録画を見た夫は「権田なら、キャッチしてほしいな。岡本じゃないんだから」というプレーがありましたが、はじいてすぐにキャッチして事なきを得ました。
5バックにしたって東京のオフィシャルサイトにあるけど、そんなのわからないくらいゴール前密集。
あんなに引いちゃったらねぇ・・・

カッコ悪くてもゴールを割らなきゃいいのさってことにしておこう。


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ともかく、モリゲいない、怪我人続出、連戦疲れ、アルウィンピッチも風も敵、という状況を考えれば、どんな形でも勝って良かった。
それに前半は良かったと思いますし。

何より、拳人くんのJ1初先発、初シュート、初ゴール。
嬉しい。良かったね、拳人くん。
野澤くんに続き、ピンチのチームを助ける仕事をしてくれました。
この日、7人のアカデミー出身選手が出場。
クラブサポートメンバーとしても、とても誇らしい。



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試合終了。



選手の健闘を称えたかったのですが、ここでスタジアムを後にしました。
だって、帰りの8時発「あずさ」最終に間に合うか心配で・・・
1点差だったので、さすがに試合終了前に帰ることはできませんでしたが、40分くらいから席を立つ「勇気ある?」サポも結構いました(そういう連中は駅前でお蕎麦にありついてたか、8時より前の特急指定席券を買ってしまったか~)。
拳人くんのシャーまでいたら、ギリギリだったか、間に合わなかったか?
「あずさ」には間に合ったものの、食事をする時間はなく、お土産とおにぎりを買って、青赤でいっぱいの「あずさ」に乗り込みました。
前日はフクアリナイトゲームで寝不足だったし、疲れて車内で爆睡しました・・・