第3節 東京×神戸、そしてJ3開幕。

3月11日、金曜日。
東京のホームゲームがありました・・・ACLとの日程の関係で金曜になったようですが、シーズン前にはうかつにもそんなことになるとは思わず、別記のようにコンサートのチケットを買ってしまっていたのです。



そんなわけで、この試合はTV観戦。
寒い中、応援に行かれた皆さん、お疲れ様でした。
観客少ないだろうな、と思っていたらやはり最少動員数を更新してしまったのね・・・それでも、東日本大震災義援金は100万円以上集まったそうで、募金に応じた方々に感謝します。
ACLも平日のナイトゲーム、いくら爆買いのブラジル人選手がいるからって、そんなに動員はできないだろうから(ラミレス出場停止だし)、ACL出場で観客動員数減るという皮肉なことになりそうです。

さて、試合は。

久しぶりに塩っぱい試合となり、終了間際の阿部のリーグ初ゴールで1-0の勝利。

TVで見ると、スタジアムで見た方がずっと面白いと改めて思います。
こういう試合、TVだと退屈にしか感じませんが、スタジアムでピッチ全体を見渡すと、また違う面白さが見えるもの。
その代わりイライラも強くなるけど~

東京はリーグ戦2試合にACLも先制を許していること、神戸も2試合複数失点していること、とお互いの条件が一致して、まず失点したくない~という堅い試合になりました。
ただ、良い場所でFKを得ること、CKも多く、これがゴールにつながらなかったのはモッタイナイ。
CK、FKとも小川くんが途中までキッカーを勤めていましたが、もう少し精度を上げないと。
それでも、もともといいキックを持っているのだから、練習して場数を踏んでいけば、きっと東京の武器になると思います。
守備の方は、モリゲ、マルくんと徳さん、ヨネちゃん、拳人という守備力のある選手に囲まれていることもあって、この試合も大過なくできていました。

試合を通して攻撃に入れそうなところでのミス、アタッキングサードまで来てからのミスが多く、パスが3本とつながらないような、内容の薄いものになりました。
東の出来も久しぶりに悪くて、疲れがたまっているのかと心配に・・・
守備重視のせいか、昨季のマッシモさんの時みたいに、ただ蹴ってしまうことも多くて、内容からすると、今季の試合で一番つまらない・・・


それでも、おそらくこの試合は相手の攻撃を封じる、クリーンシートで終わることが最大のミッションだったでしょうから、そこは完遂しました。
前節6点も取った千真、レアンドロ、石津を押さえて、前半3本のシュートだけ、攻撃の形も作らせなかった。
おかげでこっちの攻撃も形になりにくく、というか、神戸もブロックを守るプラン通りに推移したので、お互いゴールのないまま終盤に。
塩っぱい試合ながら、マッシモさんの時とちょっと違うのは、14本シュートを打ってる。
ただそれが無駄打ちというか、打った瞬間入らないとわかるようなのが多く、本当に相手を脅かしたシュートはマルくんのFKとか拳人のグラウンダーのシュートとか?
しかし、そのあたりからゴールのにおいが漂いはじめ、88分にモリゲ→徳さん→水沼→徳さんオーバーラップ→水沼→拳人(つぶれる)→徳さんクロス→逆サイドの阿部がフリーでシュート。
という、やっとパスがつながって、そして徳さん得意の1試合一回のお仕事で、すばらしいクロスによりゴール。
左から攻めることが多かったのだけど、この右からの崩しが効きました。

あとは塩漬けにするほどの時間もなく、無事に終了。

寒い中、試合も寒いまま終わらなくて本当によかった。

おそらく、この守備的な試合運びは、明日の江蘇蘇寧戦も意識されてのことかと思います。
相手が違うので、上手くいくかわからないけど、失点しなかったのはいいイメージで入れるかと。



そして、日曜日。

わたしはフクアリへ、ジェフ対横浜(といえばマリではなくFC)の応援に行ってたので、残念ながらJ3リーグの開幕戦には行けませんでした。
ギオンって一度行きたかったし、あの「J3リーグハイライト」でずいぶん楽しませてくれた薩川さんが監督ですから、それも興味があったのですが・・・

こちらも現地で見られなかったので、夜の「J3リーグハイライト」と、ツイッターの情報しか知りません。


東京サポが2000人、集まり、合計8000人も集客、平均の2倍になったらしいです。
それで「雰囲気に飲まれて」と、安間監督が言ってたけど、そんなことあるのかな~
だって、翔哉も野澤も、まして吉本もJ1の試合経験があるし、幸野もJ2での試合経験は多いし、平岡もJ-22で何度も試合に出ているし・・・
U-18の選手たちには難しい状況だったかもしれませんが、まるでいいところがなかったらしいチームの中で、岡崎慎くんは吉本とCBを組んで、良くやったらしいです。

見ていないので決めつけてはいけないと思うけど、コメントや報道から想像するに、ボランチを組んだ幸野、野澤両選手が、何とかしないといけなかったようです。
翔哉もどういうわけか、J3に行くとあまりいいところが出せません~
トップチームではベンチに入るかどうかというところなので、ここで頑張らなくてどうする?と思うけど。

J3リーグハイライトを見て、とても感心したのは、セレッソU-23で出ていた清原選手です。
彼の爪の垢でももらって東京の若い選手に飲ませてほしい。
今季金沢からセレッソに移籍して、どうしたのかな~と思っていたら、なんとU-23オーバーエイジで出場。
金沢の方は清原が抜けた穴が響いているのに、当の本人はトップチームにいないとは・・・
しかし、ここで彼はすばらしいゴールを見せる。
身長は170センチあるかないかだと思うけど、CKに誰よりも高く飛んで、ヘッドでゴール。
YSCC横浜、J3の中でも力が劣るかな、という相手ではありましたが(東京の対戦した相模原は強い)、それにしても見事なゴールで、クルクルと回りながら着地した姿が、大宮戦のタマを思い出したけど、それより迫力があったような。
わたしは清原選手がとても好きだったので、セレッソには不愉快に感じるけど、どんなカテゴリーのどんな相手であれ、全力ですばらしいプレーを見せた彼のプロフェッショナルな姿勢には、感心しました。

そもそも。
J3リーグ参入には賛成できなかったのです。
でも、始まったのなら、若くてもしっかりと試合をしてほしい。
U-18の2種登録の選手たちは、プロでさえないのだけど、J3リーグには、プロ契約をしないで、他に仕事をしながらプレーする選手もいます。そういう選手たちに比べたら恵まれた立場、これを無駄にしてはモッタイナイ。
岡崎慎くんがよく頑張っていたということは、とても嬉しい。
せっかく与えられた機会ですから、出場した選手たちは、本当にしっかりやってほしい。
安間さんに「ガッカリした」とは、もう言わせないように。

そんな訳で、20日西が丘の琉球戦は応援に行きます。
どこも簡単な相手はいない。ある意味一番サッカーすることに情熱をもったリーグですもの。
ちょっと上手くやるんじゃなくて、まず相手のパッションに負けないように。