天皇杯2回戦 東京×長野 「北海道」以来のジャイキられ。

まず選手監督スタッフにふか~く反省してもらいたいのは、ホーム2連敗だってこと。
そして、続く磐田、広島(自業自得のルヴァンカップPO)、長居とアウェイ連戦もキツいし、ようやく迎えるホームの相手は鹿島。
下手すると転落の一途か・・・と、ずんずん気持ちも塞がっていく・・・

15節横浜戦も行ったのですが、どうもなんか書く気になれず・・・
負けたけどわりとポジティブな戦評が見られたようですが、うちは、特に蘇我夫にかかってはミソクソ。
途中で、「何もそんなにくささなくてもいいのに~」と、悲しくなるくらい夫はあの試合もどの試合も東京に関しては酷評。「J2のサッカー」ですとさ。ジェフの方がよほどJ1ぽいってことか~
確かに今季のジェフは面白い試合をしていて、それに比べると東京は勝っても負けてもあまり面白くない。
それでもマリ戦は、シュートまで行けたシーンについては、良い形ができていたと思います。
ヨシトが決めていればそれでよかったのですが。

しかし、蘇我夫の言うのもわからないではなく、マリ戦も結局集中が途切れて負けたけど、なんだか臆病な印象があったとも思います。
モリゲはもう代表には呼ばれないと思うけど、その一因は、東京のやりかたが、すぐ蹴ってしまうところにあるかと。
もっとビルドアップすればいいのに、中盤でウロウロボールを回してバックパス、そして結局大きく蹴る、という不毛なシーンが何度も見られました。
そうやっていなして、チャンスと見れば攻撃するのでもいいとは思いますが、いなしているというよりは、失点を恐れているように見えてしまいました。ロングボールを蹴るだけでは、相手に取られて(特に前にいたのはマリ戦ではウタカでしたし)ポゼッションされてしまう。
ホームで相手のポゼッションを長い時間見るのは、嬉しいことではありません。
ただ、それが東京のサッカーなのだったら、最近の潮流としては必ずしもポゼッションに固執するものではないようだし、否定はしない。でも、ポゼッションされるということは、やっぱり相手に主導権を握られる確率は高いし、げんにマリ戦でもそうだったと思います。

その敗戦の後の試合。
天皇杯は、長野パルセイロを味スタに迎えて。
長野は、初めて見たのが確か、ジェフリザ最後の試合を市原でやった相手として。JFLのアウェイで多くのサポが来ていたのにビックリいました。
野津田でも見たし、U23の相手としても見ました。
で、この日の長野はそれまで見ていた長野と印象は変わらない。
長野はJ3では珍しく、守備的なサッカー。
J2,J3をあまり見ない人は勝手なイメージを持ってしまうようだけど、J3では、つなぐサッカーをするチームの方が多い。長野は、その中では数少ない守ってロングボールを使うタイプ。
J3好きのワタクシとしては、長野はかなりつまらないサッカーをしていると思う。

そのやり方自体はこの日も同じでしたが。

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大雨の中、駆けつけた長野パルセイロのサポ。
来たかいがありましたね。


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この試合、阿部拓馬が船山並に入らない・・・というたとえがわかるのはジェフサポだけか。
シュートまではいいけど、外す。
どれか決めていれば、こんな恥ずかしい思いはしなくてすんだのですが。

しかし、本質は他にあるような気がします。

負けたのだから(正確にはPKで負けたのだけど)、長野より劣っていたのです。
どこが?
試合に対する姿勢、甘さがあったのでは?
東京は、前半30分くらいまで、篠田さんも試合後コメントしていたけど、あきれかえるほど低調でした。
長野にやれる感を与えてしまったでしょう。
長野はこれでリーグ戦も浮上のきっかけをつかんだのではないかしら。思い切って攻撃すれば点になる。
勝又はいつものようによく走っていました。
都並の息子も久しぶりに見たし。
あ~よかった・・・じゃないでしょ!

この低調さは、気持ちが入っていないということだろうし、個々で見ると、怪我明けの河野が全然動けていなかったことが一因でしょう。
わたしは、前半でも代えてほしいと思ったくらいで、後半も河野がいたのには少し驚きました。
彼のコンディションについて、篠田さんは見極められなかったのかしら。

しかし、繰り返すけど自業自得のPOまで入ったアウェイ3連戦とホーム鹿島戦を考えると、選手を選ぶのは難しかっただろうとは思います。
先のことは考えず、一番調子の良い選手を使う、というのもアリですが、わたしはターンオーバーはした方がいいと思う。
カップ戦で出る選手も、そのカップ戦を勝ち進むために責任があるはず。
前半、後半の立ち上がり、終盤と、相手に主導権を渡し、ミスによって失点。
パターンだけ見ると、リーグマリ戦と似ている。
長野は固い試合ができるチームだけど、東京がもっと最初から勢いを持って押し込んでいけば、点を奪えない相手ではなかっただろうと、悔しく思います。

結局、「北海道からボールが飛んできた」という名言(迷言?)を残したポポさんの時の横河戦から、東京は変わっていないようです。

その体質の甘さは、どんな選手を呼んでも、簡単には治りそうもありません。
ジェフにおけるオシム監督くらいのインパクトのある指導者を呼ぶとかすれば、どうなるかわかりませんが。