BABE、3歳のPTSD・・・そして春。

3月11日の大震災をはさんで、世の中がまるで違ってしまったようです。
特に子どもにはもう悲しく辛い思い、恐ろしい思いはさせたくないと心から思います。
それなのに無情にも原子力発電所の問題はなかなか解決せず、昨夜はまた大きな余震がありました。
被災地のみなさんもこれから復興という矢先の余震と言うにはあまりにも大きな地震、ほんとうにお辛いことだろうと思います。
 
そんな中ではまったくのんびりした話で申し訳ないのですが、ウチの3歳の男の子TOKYO BABEも3月11日、震度5強の揺れを経験して、しばらくPTSDのような様子を見せていました。
地震の時、揺れもすごかったけれど、それはもう大きないろいろな音がしたのがBABEにはとても恐ろしかったようです(もちろんわたしもものすごく怖かった)。
M9というすさまじい震源地に近いところの恐怖に比べれば、なんてことないはず・・・
ですが、BABEにとって生まれて初めての大きな恐怖だったことは間違いありません。
地震後、「揺れる」という言葉に敏感に反応。
緊急地震速報の音にも敏感に反応して、すぐテーブルの下へ。
音に異常に怯えて、一日に何度も「何の音?」と聞く。
風の音に特に怯えて、しがみついてくる。
 
そしてBABEの描く絵が地震を境にすっかり変わってしまいました。
地震前はいろんな色で描いていたのに、地震後はほぼ青一色で、それも形をなさない線を描きなぐるだけ。地震前は人だったり犬や猫や車といった形を描いていたのですが。
本人もうまく描けなくなったことが自覚できるようで、途中でやめてしまったり、描けないと泣き出したり・・・
小さいながらも心が傷ついている・・・とても可哀想でした。
まして、被災した子どもたちはどんなか・・・長く温かい目で見守ることが必要なのでしょう。
 
それでも人間には自己治癒力が備わっているのですね。
だんだんに前の絵に近づいてきています。まだ色は青、緑、茶と暗いのですが、
クマとタヌキ(!)を描いたりできるようにまで回復。
そして昨日、地震後始めて自分から地震の様子をわたしに聞いてきました。
地震のとき、お部屋どうなったっけ?」と。すべての部屋(といっても幾つもないけど)がどんな被害状況だったか、わたしに聞いて確認。
自分でも見たはずですが、そうして聞いて確認して、やっと何かを克服したようでした。
 
そして今日。
幼稚園に入園。
(2,3日前に暴れてテーブルの角に目の下をぶつけた。晴れの日に青タン・・・)
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入園祝い&ワタクシの誕生日祝い(祝うようなトシではないけど汗)に・・・
 
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BABE好みの、なぜか大人の味のビターなチョコレートケーキ。
 
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・・・・とってもおいしかったようです(^^;)
元気になってよかった・・・