徳島旅行2. 鳴門の渦潮と帰路は恐怖のスタジアム

6月22日。
徳島旅行二日目は、旅行の目的徳島ヴォルティス戦があります。
試合は6時30分キックオフ。
それまでにたっぷり時間があるので、観光を。
しかし前日の夜になって、キックオフが6時30分でなければならない理由に気がつく。
相変わらず、準備もスカウティングもいい加減な夫婦なのです。
ここが中央線沿線に住まう者の大きな弱点、電車はたいがい真夜中も走っているものと決めつける。
ところがあーた、鳴門から徳島への最終列車は9時08分。バスはさらに早く終わり。
で、7時キックオフじゃ間に合わないから、6時半と。
しかも、スタジアムから駅までのシャトルバスが8時40分発のたった1台しか出ないと言う。
土地勘のない夜道を駅まで歩く羽目に陥るのか~去年夫は歩いていますが、昼のゲームでしたし、道を覚えているわけではありません。
 
大きな不安を抱えつつ(←ちょっとウソ)、せっかくだから鳴門の渦潮を見に行くことに。
実はわたしは徳島といって興味が湧くのは、前日に行った阿波人形浄瑠璃と、古い町並みくらいで、大自然の妙にはあまり興味がない。
スタジアムが鳴門市なので、ドイツ館と賀川豊彦記念館に行きたかったのですが、方向が違うとのことで却下。
まあ一生に一度くらい見とくか・・・と、徳島から延々とバスに乗って、鳴門公園へ。徳島駅からコアサポのお兄さん二人と同乗。「愛媛は路面電車が便利」と、わたしたちと同じ感想を述べておられる。
 
さて、その渦潮。
これがやはり一見の価値はありました。
 
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ぐるぐる・・・
 
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ぐるぐる・・・
 
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巻いています。
 
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オリンピックのマークのように輪と輪が重なることもある。
 
観潮船で間近に見ることもできますが、うちは船はコワイ~と、大鳴門橋の遊歩道(有料)から見下ろしました。ここはジェフサポ散見。
ここで初めて知った(地学系苦手)のですが、渦潮は干潮満潮時にできるので、他の時間はほとんど見られません。
それは夫は知っていたので、この日の干潮10時40分に合わせて徳島を出たのでした。
午前中はドイツ館へ・・・と思ってもムリだったのね。次の見頃は午後5時にならないと来ないし。
実際、12時を回ると、海はすっかり静かになっていました。
 
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大鳴門橋。橋は淡路島と繋がっています。
この下に渦潮が見られます。
以上写真は夫が撮りましたが、渦潮の写真って難しい。お、巻いてる!とカメラを構えたときには消えたり、移動してたり。それに観光写真のような巨大な渦潮は、この日は現れませんでした。
 
 
昼食は土産物屋さんの2階で。
鯛とカンパチの漬け丼。おすましにも、丼にもワカメがたくさん。箸休めも茎ワカメの佃煮。
なかなか美味でした。
 
 
この後「大鳴門橋架橋記念館エディ」でという所で、渦潮の発生条件だの、世界の渦潮だの、ためになる展示を見ました。
ここで一番興味をひかれたのは、「橋を見るなら吉野川へ」とかいう展示。
これは奥深い。
徳島県は海に面しているところと、大歩危小歩危のような山深いところとあり、真ん中を吉野川が流れています。その吉野川が昔は主な物流のコースだったのでしょう。
また吉野川に阻まれた地域を繋ぐためにいくつもの橋が架けられ、祖谷まで行くと「葛橋」になります。
面白い・・・やっぱり今度は吉野川をさかのぼってみたい。
 
 
後は、鳴門駅に戻るバスを待つだけ。
鳴門駅周辺には何もないと、去年の夫の経験でわかっていたので、景色など眺めながらボンヤリ。
 
渦潮の出現時間に合わせてこうなったのですが、ちょっと時間をもてあまし気味。
鳴門駅でも近くのスーパーのイートインで、あまりおいしくないコーヒーを飲んでシャトルバスの発車まで時間を潰す。
 
帰りのバスは、チケット100円也を購入しないと乗れないので、まずは帰路を確保するために早めにスタジアムへ。
 
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バックスタンドは工事中。
でもこの日は4000人ちょっとしか入っていなかった。バクスタができてもスカスカじゃ寂しい・・・
 
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スタジアムへ着くと、まず帰りのバスのチケットを購入。
まだあった・・・これで一安心。
 
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ドロンパのフワフワじゃなくて、ヴォルタくんのフワフワ。
 
徳島は元祖タヌキ伝説の土地柄らしく、各所でタヌキのイラストやマスコットを見ました。
東京の狸穴だって古い地名ですが。
ドロンパくんに比べるとヴォルタくんティスちゃんは、伝統的タヌキのデザインです。
 
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こちらは徳島のゆるキャラ「すだちくん」
徳島名物すだちそのまんま。
スタグルのうどんにもすだちが入っていました。
 
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あら、スタジアムからお城が見える。
徳島城は攻略したのに~
後で調べたら、鳴門岡崎城というお城らしい。
 
試合については、蘇我夫が書くので、省略。
 
 
2-1でめでたく勝ち点3をお土産に。
 
喜ぶ暇もなく、バスを降りた「石井鉄工所」へ向かう。
この後伊藤大介くんが自分のチャントを歌ったようだけど、見る余裕もなくバスに乗る。
でも、バスはなんだかのんびり。
発車時刻を過ぎてからヴォルティスの若いスタッフが乗り込んで「え~遠方から大勢来ていただいてありがとうございます。時間が過ぎていますが、もうすぐ発車しますんで。またぜひ、徳島においでください」とかなんとか丁寧に挨拶。
勝って機嫌のいいジェフサポ、「じゃ、またJ1で。」と返す。
これは東京サポもよく使ってたけど、J2共通の挨拶なのか?
「はい、ではJ1で」とスタッフも言うのはいいけど、もう45分です~
ヴォルティスサポはほとんど車で来たらしく、行きは空いていた道も渋滞気味。
終電に間に合うか少し心配しましたが、無事鳴門駅に到着。
 
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来た来た、終電・・・
ん?
ん?一両!!!
なんと一両編成(編成ってこともないか)だった。
どうりで、数少ないヴォルティスサポは後ろの方にいたわけだわ。ホームの前の方にいたわたしたちは、慌てて後ろへ。
当然座れないけど、それは苦にならないからいいの。
車両の前に立って、正面に次々展開される夜景を見るのも、とても楽しかったです。
とはいえ、本当に両脇は民家か、民家の庭か、畑か、時にお墓か、でしたが。
 
 
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こんなふうに見える。
せーんろは続く~よ~♪
 
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こんなふうに・・・って、なんだこれ?
 
鉄女ではないのですが、ローカル線が好きなので、なんだかんだ言って楽しい帰り道でした。
 
夕食はスタジアムでうどんとパンだったので、お腹がすいて、徳島駅前のスタバでサンドイッチとソイラテを買ってホテルで食べて、シャワーを浴びて二日目も終わり。