第2節 東京×大宮 ガマンすればいいことも2回ほど。

味スタ開幕戦。

蘇我夫はこの日もまだ仕事、同じ日に行われていたフクアリの開幕戦にも間に合わなかったのです。
仕事でなくても開幕早々同日開催のため、一人で味スタへ。

アウェイ鹿島という最大に鬼門を突破したとはいえ、ホーム大宮もなぜか1-0で負け続けている。
昨年の開幕戦の相手も大宮で、やっぱり1-0で負け、開幕早々スタンドからブーイング。
イヤなことの多いシーズンが、そのサポの堪え性のないブーイングから始まったのでした。
たいがいホーム大宮戦では、引かれた相手を崩せず、カウンターでやられるイメージがありますが今季はどうか。
ネガティブ思考なので、不安半分以上……


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結局この日一番面白いと思ったのは、GKのアップ。
噂には聞いてたけど、目が釘付けに。
ミレッコーチの指導、林はもちろん、他のGKにも新鮮なものでしょう。しんどそうだけど。ミレッコーチのキック力もなかなか。


ユリコグリーンをスクリーンに映し出して煽っといて、東京のユニをまとった小池百合子都知事登場、如才ない挨拶で盛り上がり、東京チームの開幕らしく始まりました。



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今年初めての味スタでのユルネバ


試合は。

前半はなんとも内容の薄いものになりました。
大宮のプレスにボールは繋がらず、大宮の方はきれいにつながり、何度も東京のアタッキングサードまで攻め入る。
東京は、ロングボールを蹴って相手の裏に永井を走らそうっていうばかり。それもはまれば気持ちいいけど、そればっかりじゃ……なんだかあまり賢くないサッカーをしていました。
中盤は茨田を捕まえられないことが幾度もあったし、ジェフサポには懐かしいネイツも空中戦で強いし(ファウルを取られて、尻餅ちついたまま手を広げて嘆くポーズも相変わらず)、大宮のプレスにナーバスになったのか、モリゲとマルくんからのビルドアップもうまくいかず、前線では、選手の距離感が悪くてボールロストするし、これじゃスコアレスドローで仕方ないんじゃ、と思ってました。
江坂もよかったしイケメンだし(でも確かシュート決められなくて助かった)、あたしゃ群馬の時から目をつけてたのに、大宮が取るとは。さらに、今季群馬から瀬川まで抜いて、大宮のスカウティング能力はなかなかのもの。ただ、やはり家長いないのは難しいかも。
HTにサポが痺れを切らしてブーイングするんじゃないかと心配したけど、鹿島に勝って来たせいか、チャントで励ましていました。
そうそう、選手もサポもクラブもガマンが肝心。

やっと40分くらいから、ちょっと攻めるようになり、後半に少し期待が持てたこともあります。

後半に入っても特に良くなったというほどではなく、やっぱりポゼッションは大宮だったと思う。
正直、ポゼッションしながら負けちゃう方が、負けるのはイヤだけど、それでも嫌いではないです。長いボールを蹴るばかりじゃほんと、つまらない。

というわたしの心の声が聞こえたか、やや持てるようになり……大宮としてはいい時間帯に得点できなかったことが残念だったでしょう……前半のシュートも東京1本、大宮3本と貧困な感じ。
しかし、諦めないということも大事なようで、執拗に飛び出しを試みていた永井に、高萩が絶妙なフィード。
ヨシトに出せればよかったのかもしれないけど、少し持ちすぎてコーナーに逃げられました。
このCKが意外にもショートコーナーで(練習もしてなかったらしい。ジェフがさかんにショートコーナーを使うのとは対照的)、東のパスを、あら、モリゲくんたらそこに?って感じのエリア外、まんなかだったと思うけど、フリーで受けて、迷わずシュート。塩田の手が届くもゴール。林なら弾いて来た気がするのはまあおいといて。
モリゲも自分でも言ってたけど、鹿島戦に比べてあまりいいプレーはできていなかったけど、決まるべき時に決める、さすがです。

一点取れればなんとなく負けないような気がする東京。

しかし、大宮は一番ヤナヤツを出してきました。大前は体調不良ということですし、彼なら抑えられそうな気はするけど、こわいのは、ムルジャ
CKからムルジャにヘッディングを打たれたのが一番危なかったけど、ここは林が片手でビッグセーブ。
ああ、GKがいい、って安心だわ。

こっちだってベンチにコワい選手ならいるのさ、前田さんと翔哉。
前田はこの日も短い時間でも、やるべきことはしっかりやっていました。

大宮に攻め込まれる時間もあり、せっかく入った翔哉の見せ場はあまりないか、と思ってたら、最後は徳さんが出場。なんと徳さん入り5バックで守りきるという。
ますます翔哉の見せ場はないな、と思いきや、本人時間稼ぎなんかしないのでした。
アディショナルタイム、翔哉の仕掛けからヨシトがループシュート、ここはこの日面白かったシーン。塩田が弾いたところ、詰めていた翔哉が押し込んで2点目。さらに攻め込んでヨシトの要求にこたえず、翔哉がシュートを打ったところでタイムアップ。

5本のシュートで2点という、効率の良さ。いっときの長崎みたいだわ。

勝ったのに文句言うのはナンですが、ムルジャに危ないシーンを作られたのは一度ではなかったので、林が安定しているとはいえ、このクリーンシートも運がよかったとも言えます。

でもシーズンは始まったばかり、新加入の選手も多い中、合わないのはある程度わかっていたこと、右肩上がりに良くなればそれでいいです。
今んとこ、補強で一番成功したのはGKだと思うし、この試合のMOMも林でいいと思う。フィールドプレイヤーでできのいい選手はいなかったから……翔哉はよかったけどフル出場から選ぶなら林でしょう。

攻撃の方はまだまだ全然できてないことがわかりました……というか、準備したことをやろうとしたらノッキングを起こした、と篠田さんが言ってたのは、どういうこと?
相手のあることではありますから。

次はガンバ、3バックにしてさんざんだった濟州戦から諦めず、今日も3バックに取り込んで3-1で勝ったそうです。
ふーん、そうか、どっちで来るかわかんないな、多分3バックでくるんだろうな。
なんかやりにくい感じするけど、大丈夫かしら。

と言うわけで、吹田に行ってきます~