高円宮杯準決勝・・・少年たちよ、明日がある!

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予定がキャンセルになり、雨も止んだので、思い立って国立競技場へ。
FC東京U-18高円宮杯全日本ユース準決勝を見に行きました。
相手は名古屋U-18。
東京は出場停止や代表召集で、主力3,4人を欠くとのこと。
そういえば、あまりユースまでチェックしていないわたしでも知っている
三田啓貴君などの名前がありません。
ベンチに3番(DF藤原くん?)のユニフォームが掛かっていたのも、そういう意味でしょうか。

試合は、前半からどちらかといえば名古屋ペース、
東京はなかなかポゼッションが取れません。
ふだんの両チームのサッカーを知らないので、
この試合に限って言えば、名古屋はボールへの寄せが速く、
獲ってからの素早い展開、ピッチをワイドに使っていました。
サイドの上がりも速く、鋭いものがありました。
前半東京も相手のミスからの絶好機がありましたが、得点できず。
どちらも守備は落ち着いているようでした。

後半開始直後は、東京がある程度いい形を作りましたが、
相手の鋭いカウンターを恐れてか、攻め上がりが遅く、厚みがないため
相手を崩すところまでいきません。
すぐに名古屋の時間帯になり、相手を追いかける形が多くなり、
失点も時間の問題?と思ったとき、かろうじてCKに逃れたところを、
ヘディングで入れられました。その後のゴール前も相手をフリーにすることが
何度もあって、完全に東京は相手に振り回されていました。
それでも、75分くらいから攻勢に出て、チャンスもあり、
オフサイドになった惜しいシュートもありましたが、
終了間際に、カウンターから2点目を取られて、タイムアップ。

残念でした。
名古屋はいいチームでした。まるで、お兄さんを見ているよう。
東京も悪くはなかったと思います。
でも、もう少し勇気を持って、押し上げ、走って欲しかった・・・
後半相手より疲れてしまったのでしょうか。

ホイッスルと同時に倒れこんで、泣き出す選手も何人か。
キャプテンの畑尾くんは表彰式でも挨拶の時も泣き止まず。
写真ではうまく撮れませんでしたが、先頭で賞状を持って
しょんぼり・・・しているのが、畑尾くんです。
責任を感じていたのか、もちろん、悔しいのでしょう。

スタンドからも声が飛んでいましたが、明日がある。
Jリーグユースの予選もある。
胸を張ってほしかったな。
一緒に3位の表彰を受けた岡山の作陽高校の生徒は、
試合後時間もたっているし、いかにも部活の子らしくきちんと整列。
東京の子は表彰後、挨拶の時にまた泣いて、きっとしばらく泣き続けたのでしょう。
どんな形であれ、あなたの人生とサッカーは続いていくのですよ、
今日の日がいつかあなたにとって良い日になりますように。