ナポリxサッスオーロ、お気に入りのチーム。
Jリーグの方は、うちが応援すると負けるようで、どうもあきまへん。
実のところ、東京の試合はここ4試合、連敗中の試合は味スタでマリ戦を見た以外は、DAZNでも見ていません。
なんだかすっかり気持ちが折れてしまって・・・
サポにあるまじき〜とお叱りを受けるかもしれませんが、スタジアムへ行けないと、なかなか気持ちが維持できないのです。
ジェフの方は、蘇我夫はわたしと違って、淡々と見るテクニックがあるようなので、DAZNで見ることは見ています。
が、何も負けなくてもいいじゃないの〜という展開で負けるため、意気消沈。
他のJ2の試合は見る気力なし。
したがって、Jリーグでは、最強チーム、多摩川の向こうじゃなくて、秋田ね、J3の試合しか見ないという・・・
しかし初めからスタジアムへ行けない海外サッカーは、DAZNで気楽に見られるのです。
もともとイングランドPLが好きで、アーセナルやスパーズが負けて「うちが応援するとみ〜んな負けるね」としょんぼりすることもあるのですが。
最近プレミアリーグで面白いのは、なんといってもビエルサのリーズです。
今節はレスターに力の差を見せつけられてしまいましたが・・・
レスターの強さが際立った試合でした。
ロジャースはいいチームを作りましたね。
バーディーというとびきり怖い選手を持っていて、ラニエリの頃から得意だった鋭いカウンターも生かしながら、基本はパスを繋ぐスタイルを構築して、骨太のチームになったと思います。
永井ケンちゃんもバーディーくらい怖い顔だったらな・・・それと、バーディーくらいコースどりがうまかったらな・・・と、言っても仕方ないけど。
東京に目指して欲しいスタイルのチームではないかと思います。バーディーの年齢から考えれば、ケンちゃんまだまだやれる。
おっと。
以前ロナウジーニョなどがいたミラン全盛期の頃は、香港に住んでいたので、TVでプレミアリーグはよく見たけど、セリエAはほとんど見ていませんでした。
最近DAZNでいくつかの試合は見られるし、節ごとのレビューがあるので見ていたら、サッスオーロ、
USサッスオーロ・カルチョ
というチームが気に入ってしまいました。
13-14シーズンからセリエAにいます。
初めのうちはダイジェストで、ぼーっと見ていて、サッスオーロのユニフォームが、緑と黒の縞模様で、なんとなく岐阜みたい(岐阜のチームカラーは緑だけらしいけど)だなあ、スイカみたいだなあ・・・と思って、「スイカ」と呼ぶようになったのです。
緑、といえば東京サポとしては忌避すべき色なのですが、Jリーグではともかく、海外のサッカーチームの色まではわたしは拘らないし、つい「スイカ」ってニックネームをつけてしまったら妙に気になって・・・
ダイジェストで試合を見ると、これがわたしのイメージしていたイタリアのサッカーとはかなり違う。
あっさり失点するのだけど、攻撃力はあり、時々すごい試合をする。
ロベルト・デ・ゼルビという人が監督だっていうのは、実はごく最近知ったのですが。
セリエAのだいたい下位にいることが多いけど、たまに一桁順位まで上がる。
去年も8位でプロヴィンチアのクラブとしては良い成績。
今季も、ボローニャ戦のようにボロボロ3失点するかと思えば、後半終盤に恐ろしい攻撃力を発揮して、可哀想な富安くんのオウンゴールを誘発させて逆転してしまう、派手な試合を繰り広げました。
イタリアらしくない(あくまでわたしのイメージですが)スペクタクルな試合をする。
去年あたりからはすっかりお気に入りのチームになっていたのですが、今季はいよいよそのデ・ゼルビ監督のサッカーが実りを見せているようです。
何しろ現在2位!
まだ5節までですが、16得点はリーグ1。
そして、今節ナポリとの対戦。
ナポリもサッリが監督の頃は攻撃的なチームでしたが、ガットゥーゾが監督になってからはやや後ろに重くなったような、特に今季は攻め手が遅い感じがします。
それでもユーベの独壇場を阻止する可能性のあるクラブでもあり、楽しみな試合。
これはダイジェストを待たず、フルタイムで見ました。
そうしたら。
セリエAの試合をきちんと見ることが少ないためこの試合だけか全体の傾向かはわからないけど、プレミアリーグに比べると、ゆっくりして見える・・・
おそらくナポリもサッスオーロの攻撃力を警戒して慎重に入ったのだろうと思う。
この試合、ナポリはインシーニェを怪我で欠き、スイカの方はFWのカプート、チームの柱ベラルディ(ちょいとイケメン)、ジュリチッチが怪我で欠場という飛車角落。
デ・ゼルビ監督のチームは、GKからパスを繋いでいく、いかなる状況でもそうするらしく、はは〜ん、それでポンポン失点するのか、と思うような危なっかしいパスも散見されます。
この試合でも早々にバックパスを奪われてあわや、というシーンがありました。
ナポリはあまり前から来なかったのですが、それをいいことに?ゆっくりパスを繋いでいると、オシムヘンなどに狙われてしまいます。
何度か危ないシーンがあっても、慌てる様子も見えず。
この日はメルテンスもシュートが入らず、ラストパスの精度もあまり良くなくて、サッスオーロが助けられた面もありました。
スコアレスで前半を終わり、後半もメルテンスがFK(前半にもほぼ同じ位置であった)を決められないと、ラスパルドーリ(サッスオーロのアカデミー出身らしい)がナポリのPAに侵入して倒され(足を踏まれた)、PK獲得。ロカテッリがPKを決めて先制。
先制してからのサッスオーロは時間を追うごとにらしさを発揮していたようです。
選手間での共通理解のもと、気持ちよくパスを繋ぐシーンが見られました。
ナポリはその後も決定機を逃し、終盤には完全に崩されてマキシ・ロペスに追加点を。
ちょっとオスピナには気の毒な、笑っちゃうようなゴールでした。
試合終了の瞬間、監督とスタッフの喜びようがすごかった。
サッスオーロのバックラインでパスを回す時間がいやに長い試合でしたが、いつもそうなのか、ナポリ相手にそうだったのかはわかりません。
が、デ・ゼルビが「イタリアのペップ」と言われるということには、なるほどなと思いました。
マンCのようにビッグネームがひしめき合っているクラブではない。
それでも「内容に結果はついてくる、と信じてやるしかない」というチームの姿勢は理解できた試合でした。