イングランドFA杯3回戦〜フットボールは難しくて面白い、高校サッカーについても少し。

昨日決勝戦があった高校サッカー選手権は全然見ていないのです。

うんと暇なら見るだろうし、母校が奇跡的にも2回出場した時には、せっせとスタジアムまで応援に行きましたが。

TVで見る高校サッカー選手権は、ちょっと苦手で…サッカー以上に青春だの親子祖父母のなんとかだのと、それはそれで良い話なんだろうけど、サッカーとは直接関係ないドラマを仕立てようとするTV局のやり方が、あまり好きではないのです。

今年は決勝戦の山梨学院、青森山田の両校にFC東京のアカデミー出身の生徒がいて、東京サポも結構盛り上がっていたようです。

が、偏屈オババのわたしは、話題になっているロングスローが嫌い。

試合を見てもいないのにあれこれ言うのはよろしくないとは思うけど、ロングスローの多用はフットボールらしくない。フットボールを衰退させそうだし、試合に勝てばいいのか、とつい文句を言いたくなります。

そこ行くとユースの方は、戦術理解と技術の向上が主旨なので、ユースの試合は好き。

好みなので、意見は色々あるだろうけど、仕方ないのです。

 

それに、うちはDAZNFA杯を見るのに忙しくて…試合数が多い上に、DAZNがサボってダイジェストが少ないので、フルタイムで見るのが大変〜

それでも下部カテゴリー同士の試合はやってくれないので、主にプレミアリーグの出場試合。

3回戦はこんな結果に。

 


■3回戦
(1月8日)
アストン・ビラ 1-4 リバプール
ウォルバーハンプトン 1-0 クリスタル・パレス

(1月9日)
 ボレアム・ウッド(5部) 0-2 ミルウォール(2部)

エバートン 2-1(延長) ロザラム(2部)

 ルートン・タウン(2部) 1-0 レディング(2部)
 ノリッジ(2部) 2-0 コベントリー(2部)
 ノッティンガム・フォレスト(2部) 1-0 カーディフ(2部)
*チョーリー(6部) 2-0 ダービー・カウンティ(2部)
 ボーンマス(2部) 4-1 オールダム(4部)
 ブラックバーン(2部) 0-1 ドンカスター(3部)
ブラックプール(3部) 2-2(PK3-2) WBA
ブリストル・ローバーズ(3部) 2-3 シェフィールド・U
*バーンリー 1-1(PK4-3) ミルトン・キーンズ・ドンズ(3部)
エクセター・シティ(4部) 0-2 シェフィールド・ウェンズデイ(2部)
*QPR(2部) 0-2(延長) フルハム
 スティブネイジ(4部) 0-2 スウォンジー(2部)
ストーク・シティ(2部) 0-4 レスター・シティ
 ウィコム(2部) 4-1 プレストン(2部)
アーセナル 2-0(延長) ニューカッスル
ブレントフォード(2部) 2-1 ミドルスブラ(2部)
 ハダースフィールド(2部) 2-3 プリマス(3部)
マンチェスター・U 1-0 ワトフォード(2部)
 サウサンプトン 延期 シュルーズベリー(3部)

(1月10日)
 バーンズリー(2部) 2-0 トレンメア(4部)
ブリストル・シティ(2部) 2-1 ポーツマス(3部)
チェルシー 4-0 モアカム(4部)
 チェルトナム(4部) 2-1(延長) マンスフィールド(4部)
クローリー・タウン(4部) 3-0 リーズ
マンチェスター・C 3-0 バーミンガム(2部)
*マリンFC(8部) 0-5 トッテナム
ニューポート・カウンティ(4部) 1-1(PK3-4) ブライトン

(1月11日)
ストックポート(5部) 29:00 ウエスト・ハム

 

 

コピーしたら何故かヴィラ・レッズだけ紫だわ。

*印が見た試合、マンCやレッズなどはダイジェストがあったので、ダイジェストで見たのもあります。

ボーンマスノリッジの試合も配信してくれたら嬉しいのに〜

で、見た試合の中でアップセットは、

*チョーリー(6部) 2-0 ダービー・カウンティ(2部)

ブラックプール(3部) 2-2(PK3-2) WBA

クローリー・タウン(4部) 3-0 リーズ

 

ダービーカウンティはルーニーが暫定監督だそうだけど、コロナ陽性の選手が出て、トップチームは出場できず、U23が出場、坊やたちは流石に6部チョーリーの大人たちに敵いませんでした。

 

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チョーリーvsダービー

 

6部チョーリーはいいサッカーしました。

ダービーのほとんどティーンエイジャーたちのチームを寄せ付けなかった。

 

しかし、3回戦の一番大きな衝撃は、リースが4部のクローリータウンに3−0で負けたこと。

これはショックでした。

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クローリータウンのエンブレム。

リーズはビエルサ率いる面白いチームで好きなのですが、時々大敗する癖もあります。

でもまさか4部、リーグ2の相手に3失点で完敗するなんて…

今後のリーグ戦にも悪い影響が出るのでは、と心配。

こちらもクローリータウンが組織的に綺麗にボールを繋ぎ、リーズはらしくなく個人技に頼る感じ。

格下のチームとやるときは、J1チームなどでもそうなりがち、技術が上回りボールを持てるだけに、個々の力でやってしまおうとする傾向はあります。

しかしリーズがそれやったらいかんのです。

実はちょっと他のことをしている間に、2失点。

焦ってせまようとするもまともにゴールの枠にも飛ばず、そうこうするうちに3失点目。

リーズのサポからは(無観客試合)、リーズ公式アカウントにも、バカモノ、恥を知れ、などと大ブーイングが。

この試合はバムフォードを始め多少メンバーを変えたのですが、ビエルサのチームは決まったメンバーでないとなかなか機能しないのだな、と思いました。

層の薄さと言うのか、微妙なバランスの難しいサッカーをしているからか、ともかく脆さを露呈してしまいました。

 

20何試合も勝ててない、欧州サッカークラブでの不名誉な記録を更新中のシェフィールドUが、2度もヘマをして追いつかれたけど、延長戦で勝ったのはご同慶の至り。

 

アーセナルは相手が同じプレミアのニューカッスルだったこともあり、かなりもたつきましたが、スミス・ロウちゃんが延長で得点。

彼は後半だったか、危うくファウルでレッドカードをもらうところ、VARによりイエローに軽減されました。

彼が退場しなかったおかげでディフェンディングチャンピオンであるガナーズも4回戦に進めました。

延期になったサザンプトンとシュールズベリーの勝者が相手なので、おそらくサザンプトンになるでしょう。次も難敵だ〜

 

スパーズは史上稀なカテゴリー差の8部マリンFCとの対戦。

マリンFCはノーザンプレミアリーグ、ディヴィジョン1、ノースウェストというカテゴリーに属します、何人かはプロがいるのか知らないけど基本アマチュアチーム、高校の先生がFWだとか。

監督がニール・ヤングという名前なのもなんとなく親近感?

彼はガナーズファンだから頑張るよ、と言ってました。

マリンFCはマージーサイドになるので、無観客試合ですが、何しろ牧歌的な(周りはびっしり住宅街)スタジアムなので、金網の向こうから、少なくないサポやら何やら、果ては何故かクロップの等身大の写真など持ち込んだ奴とか、ワイン片手に盛り上がってる女子たちとか、なんだか楽しそう。

誰もマスクをしてないところに、イギリスの感染拡大の問題が見られましたが、それはともかく、こういうのがFA杯のいいところ。

うちらのスタジアムにスターが来る、ってんで、スタジアムの金網の向こうは大いに盛り上がっていました。

 

ただマリン側としては残念なことに、ケインは完全休養。

トップにはヴィニシウスが入り、彼のハットトリックで5得点の勝利。

やはりボールは持ててしまうので、圧倒的なポゼッションで、しかし個人技優先の試合をしていて、モウ様はさして機嫌も良くなさそう。

デレ・アリもこの相手なら、もっとできただろうと思います。

果敢に攻めようとするマリン、何本かシュートも打ち、楽しい時間だったのかもしれません。

コロナの影響で、この試合を最後に、マリンの選手スタッフは解雇になり、活動は休止されるそうです。

厳しい状況の中、最後の試合にプレミアリーグの上位チームが来て、ベイルなんかも見られて、思い出に残るひとときだったでしょう。

しかし、小さなクラブであっても、フットボール愛する人たちがいる限り、なんとか再開できれば、と願います。

 

そんなこんなですが、4回戦は早くもマンUとレッズが当たるのですって。

普段はどっちも応援してないけど、こうなるとレッズを応援します。

マンUは不思議なチームで…

と、キリがないからここらでおしまい。

23、24日が楽しみ。