メサイア・フェスティバル・クワイア第2回公演ヘンデル"Messiah"

友人が参加しているメサイア・フェスティバル・クワイアの公演、新型コロナウィルスの影響で延期になっていたのが、10月2日に第2回公演が行われました。

第1回公演は2019年12月13日だったので、本来なら2020年12月あたりに行うはずだったのでしょう。

日本ボランティアセンター(JVC)の「歌って国際貢献を」という精神を継続するために発足した合唱団だそうですが、コロナ禍の中、手弁当でここまで持ってくるのは大変だったでしょう。

会場は北区の北とぴあさくらホール、王子駅からすぐでした。

うちは王子あたりには全く縁がなく、初めての会場。

夫は「王子っちゃあ、駅のどまん前に○ブホがあるってことしか知らないなあ」と、王子住民には失礼な印象しかない。

(でも実際にでっかいのが建ってた)

 

しかしそこは23区、多摩地域のうちの方とは違って、ホールはなかなか立派でしたし、館内にKirinのビアレストランも入っています。

 

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友人も言っていましたが、コロナの影響で練習に参加できる団員が減少し、困難な状況で練習されたそうで、プログラムにあるように、全曲の演奏は叶いませんでした。

JVCの頃より、特に男声が減ったようで、テノールなど4人ほどしか見えず、びっくり。

でも、練習時間が確保できないとか団員が減ったとかの諸条件の中で、大変立派なコンサートでした。

ソロはマスクなしでしたが、クワイアがマスクのままで歌っていたのもびっくり。

初めはくぐもって聞こえましたが、だんだん聞く方も慣れ、また、そのくぐもった声も悪くないな、と思いました。

もう一つびっくりは指揮とアルトの青木先生がとてもスリムになっていらしたこと。

友人に聞いたら、コロナ禍で外食が減って、体重が10キロくらい減ったそうです。

どうりで。

でも声には影響なく、BCJマタイ受難曲」の時の不調からどうも心配でしたが、今回はよかったと思います。

わたしの大好きな「シオンに良き知らせを伝える者よ」のアルトソロも合唱もきれいでした。

最後のローマ人への手紙8章31〜34節の合唱から、アーメンの大合唱まで歌い上げられたのを聞いて、青木先生も挨拶で述べられているように、厳しい状況の中での「大いなる光」を感じさせられました。

コロナ禍はすごく嫌ですけど…こういう状況だからこそ、今できることの一つ一つが貴重なものだと感慨深く思いました。

 

来年のコンサートはもっと多くの団員と、予定通り行えますように。