『バルサ対マンU』を読んでつらつら考えた・・・

 
↓クリックしても見えませんぞ、念のため(そんなのわたしだけ?)
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ご注意:またもやダラダラの長文です。お忙しい方はスルーしてくだされ。
 
『4-2-3-1』の著者、杉山茂樹昨季のCL決勝バルサマンUを現地到着から時間を追いつつ、決勝までに至る戦い方、過去のCLなどを振り返り、さらには日本代表にも思いを馳せて書かれたレポです。
今季のCL決勝、インテルバイエルンの試合までに読み終えたかったのですが、夫が海外に持って行って読んでいたので、やっと今日読了。
監督力の大きさを考えさせられました。ことに今季、魅力的なチームが次々敗退する中、モウリーニョインテルが優勝したことで、より深く思いました。インテルのセリエでの試合振りをほとんど見ていないので、なんとも言えないのですが、おそらくはCLで勝つことを徹底的に追求した結果のサッカーであったろうと思います。
決勝のバイエルン戦も、得点はあれ?という間に入ってしまいました。狙っていたのでしょう。そして、終始インテルのペース。
東京の対戦相手ではないけれど、ただボールを持たれているだけではこわくないってことでしょうか
 
この本、Amazonに寄せられた書評では、日本代表と絡めたりしたのが内容が薄くなったという意見もありましたが、わたしにはタイムリーでした。
 
そもそも期待していなかった日本代表でしたが、韓国戦で東京の選手二人が左右のSBに器用され、長友だけでなく今野も南アのピッチに立つのか?と思ったら、にわかに無関心ではいられなくなってきました。そうですとも。ワタクシはお○゛カです。
 
プロアスリートはみんなそうですが、特にサッカー日本代表はやはり子どもをがっかりさせてはいけません。そうなら・・・オシムさんに劣らぬ経験はムリでも、見識と視野の広い監督を見つけなければいけなかった。オシムさんが倒れるという緊急事態で、わたしも岡田さんでいいんじゃないの?なんて始めは思ってしまいましたが、もっと慎重に選ぶべきでした、と今頃いっても仕方ありません。
 
話は変わりますが、先日のナビスコカップ予選リーグ、東京はアウェー仙台との試合。
見ていないので何とも言えませんが、良いところ無く負けたようです。
19本シュート、また無得点・・・・・・・
試合後の城福監督のコメントも「チームがバラバラ。そんなチームにしたのは自分だ」と・・・。
それはまぁその通りでしょう。
わたしは「サッカー好きの戦術オンチ」なので、杉山さんの著書など非常に感心して読むのですが、そんなドが10個もつくシロウトでも、サッカーこそ監督次第で変わるものとは、経験的に知っています。
ただシュートが入る入らないまでは監督がどうにかするには限界もあるでしょうが、どういう形でシュートまで行くかは、戦術と日頃の練習にかかるものでしょう。
わたしは城福さんのサッカーを続けて行って欲しいと思っていますが、試合後の選手のコメントがいつも同じ反省なので、仙台戦後にはとても落ち込んでしまいました。
その前に日韓戦があり、日本と韓国のチームとしての形にあまりにも差があるので、すでに気分はすぐれなかったところにこれだったので、PC開く気力もなし。
この本に「魂より戦術で勝て」という文言がありました。「戦術オンチ」のわたしですが、共感します。もちろん気持ちは大事なのですが、気持ち以前にきちんとした戦術とその共通理解がなければいけないでしょう。韓国になって日本になかったのは、気持ちよりもこれではないかと思います。(でも東京のシュート入らない病は、ちょっとわたしにはわかりません。上記の点を改善しても入らんものは入らん・・・かも)
 
日韓戦後のマスコミ報道をすべて読んだわけではありませんが、パク・チソンに突破されミドルシュートを見事に決められたこと、個々の選手特にSBが劣るとか負けたとかいう評価でした。
それは局面ではその通りですが、個々の力がすべての試合で上でなければならないとしたら、選手全員ブラジル人かスペイン人のようにならないといけないことになります。それもT莉Oみたいな日本でしか通用しないブラジル人はだめよ。
パク・チソンマンUのほぼレギュラー選手なのです。その彼が勢いに乗って突破してきたら止めるのは大変なことで、そうさせてはいけなかった・・・とは誰もがわかっていたのでしょうけど。
 
で、岡田監督は今頃になってサイドは守備の得意な選手を置こうかな~と思ったようです。
わたしは韓国戦で中村俊輔を下げたのは正解だと、ちょびっと期待したのですが(その時点では『バルサマンU』の俊輔についての言及は読んでいませんでした)、ただ彼が不調であるとの判断だったようで・・・やはりがっかりです。
スペインから尾羽打ち枯らして?帰国したからというわけではありませんが、彼が日本やスコットランドストラカン監督の手腕だったと思う)では良い選手であっても、W杯でなくてはならない働きができるか?
いっそ「オレ様」にお任せした方が、うまくいかなくても将来のためでは?と思っていたのですが・・・韓国戦ではその本田も良くありませんでしたが。
で、俊輔がサイドにいて、ウチの選手たちがSBに置かれた場合、彼らが超超超人的な運動量と、人並み外れた守備をしないといけなくなるわけです
 
ここで考える。
W杯日本代表、どの結果が良いか?
①「いつもの自分たちのサッカー(俊輔中心のパスを細かくつなぐサッカー)」をしようとして、3試合とも壮絶な討ち死に、大会失点記録を樹立する。(長友も今野もボッコボコ)
それじゃなんだから、「いつもの自分たちのサッカー」に、守備のうまい選手を当てはめイングランド戦はこれで行くらしい)、攻撃も守備も中途半端になって、3敗。
いやいやこのイングランド戦で試すという4-1-4-1がはまって、うまくいく。でも得点までは行かないだろうからうまくいって勝ち点1。でも多分得点1が精一杯。
いや~やっぱ負けたくないとばかりに、いきなりどん引きサッカーをして、それでも失点はするから、たいがい3敗、運が良ければ勝ち点1ゲット
でもまぁサッカーは何があるかわかりません相手チームが激しい高山病になったり(日本がなる可能性もあるけど汗)、食中毒に罹ったり・・・日本選手の2,3人が大化けしたり。楢崎が大当たりは必須条件で。そして、めでたく1勝できるかも?
⑥いやいやサッカーは何があるか分かりません。何しろ目標はベスト4。今度こそ1勝1分け1敗の実現だ~~~~ってか
 
ろくなこと考えませんな。
返す返すも(今は不調ですが)、ナオを呼ばなかったのが・・・
引かされるに決まっているのだから、1試合に1、2回はナオの働き場があるでしょうに。
 
あ。ワタクシは①から⑤のどれでもありません。
いっそ①なんかどうでしょうか?でも全国のサッカー少年はがっかりするでしょうね。
 
4-1-4-1はどの顔ぶれでやるのでしょうか。
とりあえず、俊輔の右はないみたいです。今頃なんだか・・・とは思いますが、これがなんとかやれそうなら良いのですが。
今野を1にしてもらえませんでしょうか?後ろの方の。さもなくば後ろの4の真ん中でお願いしたいものです。それと、城福監督がやるように、長友を前に上げるのも有効なんですけど。これは杉山さんも言ってます。
 
などと、どこにも聞こえないところでブツブツつぶやくサッカー戦術オンチなのでした。