第34節 東京アウェイ湘南戦 サポが本当に見たいもの

昇格が見えてるようで見えないような我がFC東京
いつものように、極端に弱いメンタルで足踏み。
ここ3試合はまず鳥栖の勢いに勝ちきれず、何か緩んだ試合で大分に負け、東京ダービーだし勝たなきゃという緊張からかミスが多くまたドロー。
さらにこの34節湘南戦には、心配した累積警告で梶山秀人が出られず、今ちゃんは代表。
 
平塚には昨季も行ったので、遠いけど4時キックオフなら行ける時間だとはわかっていましたが、どうしようか金曜の夕方まで悩みました。
天気予報も雨。
雨の中、ひどい試合を見せられたらイヤだな~と思う一方、だからこそ応援したくなるサポ心理。いつもと違う選手を見るのもこの大事な時期には不安だけど、楽しみでもあるサポ心理。
結局チケット購入。
 
そして夜オフィシャルサイトで徳永まで首を痛めて欠場かと知りました。
だ~か~ら~天皇杯くらい他のメンバーで行っとけば・・・などと今更ぼやいても仕方ありません。
初スタメンの下田くん、愛媛戦以来のスタメン、ジェイド・ノース。ノースは愛媛戦では全然動けてなかったけど、おそらく少しは良くなっていると期待。
右SBは大分戦で本人も納得いかない不出来だった北斗
ナオスタメンだけは心配ないけど、まずボランチが羽生といきなりの下田。これがものすごく心配です。でも徳永のボランチが心配でないわけではないので、まあいいか~
 
 
相手は策士反町湘南
試合開始後、5バックかしら?と思って目をこすったら、攻撃時は3バック。
中盤が厚くて、東京の初々しいボランチにはしんどそう。
 
 
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スタジアムは青赤の方が多かったように見えました。
 
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出場前の湘南の選手を映し出すスクリーンと東京サポ。
スクリーンには分かりづらいけどジャーン(スーツ姿)が写っています。
G裏からバクスタはず~っと東京サポで埋まり、わたしも一番後ろに座りたかったけど空いていませんでした。
 
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挨拶の時、弾むように先頭を行くゲームキャプテン・ナオ。後ろ、離れてます~
丸いのと栗みたいな頭が見えるマスコット、蘇我にも来ていたけど人権啓発活動のイメージキャラ「まもるくん」と「あゆみちゃん」。
 
KOとほぼ同時にまた雨がパラついてきました。
試合は、湘南がフォーメーションを変えてきたこともあるでしょうが、それ以上にやはり梶山がいない東京のサッカーになりました。ボールが収まらず、パスもつながらず。
前半にもヤザナオのシュートがGK西部くんにはじかれるようなチャンスがありましたが、パスを組み立ててというよりは、相手のミスを突いたような攻撃でした。
湘南はボールを取ってから速く前に運べるしアジエルが自由に動けるので、アタッキングサードに入られる回数が多かったし、シュートもいつもより多く打たれました。
ヤザの元チームメイト鎌田翔雅しょうま)くんも、結構来る~(ジェフにまだいたらどうだったか?)
ミスからセットプレーからカウンターを受けるとか見慣れた光景が何度か。
でも東京には異色の武闘派モリゲが、見事に体を張って防ぐし、ジェイドも無難なプレーでしたし、守備では集中していたのと相手の精度の低さもあって、ゴールを割られることなく前半終了。
首位を走るチームのサッカーではないけど、選手もサポもこの試合はうまくいかないだろうと覚悟はしていたでしょう。
 
後半の立ち上がりは東京が押し込んでいたのですが、その流れをものにできないと、湘南ペースに。
やっぱり苦しい~
東京は攻撃の厚みがないので、相手も脅威を感じないでしょうね。
60分にソウタンOUT,セザーIN
入るなりセザーはボールロストして、スタンドからがっかりのため息が。
すると反町監督高山、田原と投入。いやらしい交代ではありませんか。
疲れたところに速い選手とデッカイ選手・・・しかし、何が奏功するかわかりません。
田原と競った時か、モリゲが痛んで倒れていたので、プレーが一度切れました。モリゲは相当がんばっていたから本当に痛かったのでしょうが、もしかすると大分育ちの彼、実際以上に痛がって見せたかも。
ボールが出てからはすぐに立ち上がりましたから。
湘南はきちんとボールをGK権ちゃんに返します。パチパチと儀礼的な拍手。
権ちゃんの蹴ったロングボール、湘南のゴールエンドを割りそうでしたが、ぎりぎりのところでヤザと元チームメイト鎌田くんが争う。鎌田くんはヤザがファウルだと思ったらしいですが、お構いなしにヤザは独特の前屈みの姿勢で鎌田くんを抜いて、ゴール前のセザーへ
浮き球のパスにセザー、巻みたいなヘッドで決めました!
戦術もパス回しもあったもんじゃありません。でもいいの。これはこれで見事な得点です。
 
しかし、得点後あまり喜びすぎない方が良いと、昨季さんざん経験したはず。
ほんの3分後には失点する羽目に
湘南、すぐに反撃開始、あっという間にペナルティーエリアの中に何人もの湘南の選手が入り込んできました。
わたしは東京側コーナーの上にいたので、霧雨で視界がかすんでいたこともあり、その瞬間はよく見えませんでした。
ただ選手がゴチャゴチャっと倒れたのが見えたので、ハッとした次の瞬間、村上主審の笛
後でTVで見ましたが、羽生が悔しがるのも無理はない判定でした。
ジャッジが覆るはずもないのですが、東京の選手が執拗に抗議したところは、勝ちたい気持ちの表れと、そのジャッジがどうしても納得いかなかったのでしょう。
この抗議でモリゲに警告。次は出場停止・・・もう少し冷静になってほしかった。前半にヤザの異議に対してたやすく警告を出した主審です。同じことをする危険はじゅうぶんあったのに。
ジャッジに対してと自分が受けた警告に足しての怒りでしょう、ボトルをぶん投げて、集音マイクにぶつけた~赤もらわなくて良かったねぇ。
そうはいっても、気持ちは分かります。
 
PKが決まって同点、湘南はますます勢いづく。
田原のものすごい打点のヘッドも飛び出す・・・外れて命拾い。
羽生に代わって上里IN
羽生が明らかにションボリしていたのが見えましたが、後でトウチュウを読んだら自分から交代を申し出て、泣いていたのですね。
泣き虫だな~元オシムの子どもたちは。
はにゅ~大好き。ポジションは前がふさわしいけど、この試合もよく働いてくれました。
 
またドローなのか。下手すると負けるのか・・・と思っていたら、もう興奮して覚えていないのですが、たぶんカウンターからだったと思います。
これも北斗がドリブルで持ち上がり、ぎりぎりのところで相手2,3人に囲まれ、倒れそうになりながらもボールを失わずにエリア深くえぐって、セザーに速いパス。
セザーが今度は華麗に反転してシュート!決まったときの北斗の喜びようもセザーが控え選手のところに駆け寄ったのも、感動的でした。
北斗はこの試合も前半は良かったとは思えないのですが、それでもここぞと言うときに持ち味を出したので、もっと思い切りが出るかもしれません。
 
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キャプテンマークを巻いたままベンチに下がったナオ。嬉しそう。
 
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ルーコンも嬉しそう。
 
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バクスタのサポも嬉しい。わたしもこのデカ雨合羽に埋もれていました。
 
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G裏に挨拶。
 
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下田くんのシャー。
 
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ジェイドの初シャー。
 
セザーもシャーしたのですが、もう帰り支度をした後だったので写真はなし。
ヒーローなのに・・・。
 
 
良い内容とは言えません。こんなので昇格して大丈夫かとは後で考えましょう。
でも結局なぜ湘南まで行ったのか・・・サポは何が見たいか。
フットボールファンならば戦術技術にすぐれたパフォーマンスが見たいでしょう。
バルサとか、マンU(この頃やや怪しいけど)とか、日本ならヤットのいるガンバとか。
でもサポはもちろんプレーのクオリティも求めるけど、応援するわたしたちとの共感、がんばることで得られる一体感を求めるのかもしれません。
そして、この2得点は最近の東京が忘れていたような、粘り強くがんばったプレーが生み出したもの。サイドから深くえぐれば得点になりやすいのはわかっているはずですが。
パスをきれいに繋いで崩す攻撃も好きですが、こういう相手よりぎりぎりのところで諦めないプレーには感動させられます。
とても苦労して勝ち取った勝利でした
チーム一丸となって勝ったと言えるなら、ホームのような雰囲気を作った12番たちもその一員であると思います。