第21節 ジェフ×湘南

早いものでもう21節なのですね。
東京が前日に勝って夫婦で勝ち点6!といきたいところ。この日も二人で応援に。
 
以下、蘇我夫のレポ(またまた長!)と写真です。
 
シーズン折り返しの試合は勝点で並ぶ好調湘南との一戦です。
 朝一番まずは録画で、フランスがさして好調とも思えないスペインに無抵抗で敗れるのを確認してから、葛西臨海公園にでかけました。
 昨日は東京戦の前に紫陽花なぞを見るために寄り道。 前後バラバラで個人技頼りのセレッソ相手に東京は2-0で勝利、負傷者続出で苦しい中でも我慢強く勝ちきりました。
 「2本立てはいくない」との負のジンクスはこの時点で解消、ということにして、JEF戦前にも寄り道です。 
お目当ては「脱走ペンギン」。
 脱走による娑婆の風のためか、ひときわボロくなっていたのが、「337号」くだんのフンボルトペンギンでした。 それでも、この短い娑婆生活を過ごした話題の「337号」を売り出したい水族館、愛称を募集しています。
 「脱走といえば勇人でしょ」ということで「ユウト」君で応募してきました。 オス・メス確認しなかったけど。
 
 こんなことが影響したのか、うちのキャプテン、ちょっと思い切りに欠けるプレイに終始、緑虫戦に続き、中盤で主導権が握れません。
 尤も、この試合の肝は湘南の前からの強烈なプレスと超高速な攻守・守攻の切り替えと運動量
 やっぱりウチの選手たちはガンガンくる相手には人の良さまるだしとなります。
 特に前三人と両サイドがJEFのDFラインに凄いプレスでミスを誘います。 ボールを拾った後は一気に数人が猛ダッシュで前に入ってきます。
 それでもラストパスやシュートのところではウチもなんとか対応、当然カウンターで薄い相手の裏目掛けて長めのボールと深井君のダッシュで応戦します。 今までだったら一方的に守勢に回っていたかも知れないところですが、局面では頑張ります。
 先制点は、それまで何度も相手のプレスにミスを繰り返していた病み上がりの武田君ががら空きの左サイドを持ち上がりクロス、藤田が実に見事なヘッドです。
 だけど、このまま逃げ切るには早過ぎた。
 失点後も全く怯むどころか「よっしゃー」という感じでそれまで以上にプレスをかけてくる湘南の諸君。 ついにそれまでも猛然と前後に動いていた白髪の23番ミルジが付ききれずにやられました。
 
 後半に相手の運動量が落ちることを期待しましたが、その後もこのヒリヒリするような展開は最後まで変わりませんでした。
 JEFもヨネちゃんトーレと投入し勝ち越しを狙いますが、引き分けでタイムアップ、正直、なんとか貴重な勝点1をゲットです。
 相手GKの好守(不安定なようで思い切った飛び出しなど不思議なキーパー)もありましたが、ゴールを外した深井君や佑昌は責められない。
 特に深井君の猛烈なダッシュは今日もお金払って見る価値充分です。
 それにしてもこういう相手にはいつもながら、兵働の威力は半減、守備の緩さが目立つことに。 流れの中で勇人・大介が助けなければいけないのですが、ここも相手に狙われていたとはいえ、安全運転、崩すことはできません。
 最後の大岩の投入も現実的に納得せざるを得ない采配と思います。
 
 それにしても湘南は良いチームを作ってきました。 若い(と思う)選手が、がっちりプレスして猛然と上がり下がりしながら、1対1では必ず勝負を仕掛ける姿は敵ながら天晴れ。
 京都虫のテクニカルな「僕ってうまいでしょ」的な臭さもなく、フットボールの原点を思い出させてくれました。 対峙したウチの選手も何か感じてくれると思います。
 というわけで、精神的にも疲れたけれど今年一番のナイスゲーム藤田のゴールのほかにも、岡本の後半開始直後のビッグセーブや深井君の爆走、ミルジのロングスロー、の超人タックル、トーレの高空フリックなどなどJEF的見所も沢山、勝っていれば本当に楽しい試合だったと思いますが、まずは負けなくて良かったかな。
 山形以外の上位陣全て足踏みでラッキー超混戦状態ですが、大きな試合が続きます。
 お楽しみはこれからだ。
 
 
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20周年記念誌の撮影もあり盛り上がったゴル裏だったけど、1万人に満たず
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円陣ダッシュ。武田、ミルジー先発
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今日も大奮闘の深井君、ゴールには嫌われました
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武田のクロス
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 藤田のヘッド①
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   藤田のヘッド②
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藤田のヘッド③
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このポーズが好きです
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この大介のFKは惜しかった
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トーレ、ヨネ投入でミルジースローインから空爆
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迫力ある攻撃も実りませんでした
 
(ちなみに湘南の不器用そうだけどファインセーブも見せたGK阿部ノブは、2010年までFC東京にいた選手です)
 
 
 
わたしももちろんジェフを応援して、あっこちゃんの時にはちゃんとマフラーもぶん回したりしたのですが、途中から試合の面白さにすっかり夢中になり、応援もそこそこで見入ってしまいました。
好ゲームとは両方が良くなければ成り立たないので、この日のジェフも湘南も良さが発揮されていたということでしょう。湘南は昨季まで東京のお得意さんでしたが、このチームに勝つのは大変そうだと思いました。