FC東京2013シーズンを振りかえって・・・

寒いですな~
うちは東京でも田舎なので、毎朝氷点下です。朝起きるのが辛いこと~
早く春が来ないかなぁ。花粉はヤダけど。
まず、ちばぎんカップで春が近いことを実感するわけですが・・・
その前に、昨季の東京を振り返ってみますか・・・わたしが振り返ってもなんにもならないのですが。
 
昨年末の天皇杯準決勝をもってポポヴィッチ監督の東京は終了しました。
PK戦まで行って、勝利をほとんど掌中に収めたかと思ったのに、負けてしまった悔しさと、もうこのチームは解散なのだなという寂しさとを残して・・・。
結果、ポポトウキョウの2年間は無冠に終わりました。
 
順位8位。賞金圏に届かず。
勝ち点54。16勝6分12敗。
得点61(リーグ3位)。失点47(リーグ7位)。得失点差14。
 
この失点は15位甲府よりも多い。
しかし東京の順位は、得点失点のリーグ順位よりさらに下の8位。やっぱり勝負弱い。
ポポさんが引き合いに出していた、09年城福監督の2年目は、
順位は5位。勝ち点53。16勝5分13敗。47得点(リーグ6位)、39失点(リーグ4位)。
 
城福さんも攻撃的なパスサッカーを目指していたのですが、得点から言うとかなり少ない。
でも失点は降格した翌年でも41、得点が36しかないので、1点差負けとかドローの山を作ってしまいました。
 
この数字を眺めていろいろ思うのですが、得点61は賞賛できるでしょう。
そのうち千真が17でルーカスが11、合わせて28ってことは、いかにいろんな選手がゴールしているかということでしょう。
とはいえルーカスがいなくなるのは、大きな痛手です。(アーリアもいなくなるようだけど、わたしはそんなに心配していない)。
今年のことはともかく、ポポさんにおいて、初めて本当の攻撃サッカーができたと思います。
それまでの東京は「攻撃」をうたいながら、むしろディフェンスに良い選手がいて、守備意識は低くなかったと思います。
昨季の東京は、せっかく森重やヨネちゃんのように守備に優れた選手がいながら、守備の共通意識に乏しくて、やらないでもいい失点が多くて、勝ち点を落としました。
守備のコーチというブラドコーチ(一緒にセレッソ行き)がいたのに、どういうことかと思うのですが、彼は対人とか個々の守り方などは教えてくれたのでしょうが、チーム全体の守備意識の方は監督の仕事かと思います。そこが足りなかったのかなと思います。
 
8位というのは、自慢にもならないけど、恥ずかしくもない順位なので、ここで監督の契約を更新しないとは評価が難しい所です。
一昨季の10位よりは上げているし、チームも監督も現実的な対応もできなくはないことを天皇杯では示しましたし、リーグ戦中も、一昨季に比べればポポ監督は多少柔軟に現実的な采配をとったと思います。
でも、勝負弱さは変わらず、これは東京というクラブの体質のようですが、ポポさんの頑固さの反映でもあるかと思います。
 
クラブはそこをなんとかしようと考えて、ポポ監督の契約を更新しなかったと思われます。
次の監督がどんな人でどんなサッカーをするか、わかりませんが、クラブが8位では不満であると表明したも同然なので、新監督にはいきなり大きな要求をすることになるでしょう。
クラブが勘違いしていなければいいのですが・・・
というのは今年のことで、先走りました。
 
昨季のベストゲームは・・・わたしがベストゲームと思うのは、できればクリーンシートで、相手の出来も良い試合ですが・・・
そうすると意外とないのよね・・・
ホーム柏戦。3-0。これは「今季の東京はやるんじゃ?」と多くの人に幻想を抱かせた試合でした。ただし、柏の出来が悪すぎた。
ホーム仙台戦。2-0。最終節、ルーカスのゴール・・・思い出深い試合になるでしょう。
 
クリーンシートではないけど、
ホーム名古屋戦。3-1。逆転勝ち。連敗をストップした試合。
サッカーとしてはあまり好きな内容ではないけど、ホーム浦和戦。3-2。9年振りの浦和戦勝利。
 
アウェイでは、苦戦しながら勝った試合がいくつかあって、わたしはそれらが好き。
ビッグスワンの新潟戦。3-0。
エディオンの広島戦。2-1。
実はこの広島戦が、昨季の試合の中では一番好きです。きちんとした守備と権ちゃんのナイスセーブ、ヨネちゃん久々の得点で粘り強く勝った。広島の出来がいまいちだったことを差し引いても、見応えがありました。こういう試合がもっとあれば、順位も上に行けたでしょう。
 
ワーストはいくつも思いつくけど、
まったく歯が立たなかった試合はホームマリ戦と、ホーム鹿島戦でしょう。
ここぞと言うときに勝てなかった2試合。まったく手も足も出なかった。鹿島戦では多少の意地を見せたけど、この2チームには力の差を見せつけられました。これでは優勝どころか、上位は無理、と痛感させられた。
悔やまれる試合はアウェイセレッソ戦など・・・これは審判が不味くて、とても残念。
手も足も出なかった試合はともかく、後味も悪さではこのセレッソ戦が強く印象に残っています。
が、やっぱりどうしてもワーストと言えば、アウェイ湘南戦になるかしら。
コースケのFKや千真のすばらしいゴールがあったのに、台無しになったあの試合。
アウェイ柏戦もひどかったな・・・あ、ホーム大宮戦もイヤな試合だった・・・と思い出せばいくつでも。
 
アウェイで結構粘り強く良い試合をするのに、ホームであっけなく負ける。
これはどうしてか、考えると、やはり「守備意識」というところに行き着くような気がします。
ホームでは「自分たちのサッカー」をしようとするあまり、守備意識が希薄になる時間帯が多くなると思うのですが?
守備意識と行ってもどん引きしてカウンター狙いがいい、と言う意味ではないので誤解なさらないよう(どん引きサッカーもまた、サッカーのひとつではありますが)。
攻撃的であっても、守備の共通意識があってこそ良い攻撃ができると思うのですがどうでしょう。
たとえば、今のアーセナルのように。
 
ここから先は今季の展望になるでしょう。
ということで、次回に。
 
また長々と書いてしまった・・・汗汗。