第12節 東京×清水 無失点は何より

15日にナビスコ新潟戦で勝って、中二日で迎えたホーム味スタでのリーグ戦。
スタジアムに着くと、誰もが違和感を感じる景色が広がっていました。
人工芝が剥がされ、赤茶色のトラックが出現。なんだかピッチがさらに遠くなったような気がする・・・
スタジアムばかりは、フクアリが羨ましい・・・
 
それでも我らがホーム、味スタ。ここで勝たないでどうする。
ことに、ナビスコ新潟戦に勝ったとは言え、リーグ戦は前節湘南であまりにもひどい負け方をしたのですから。
 
迎えた清水は城福さんの時は無敗だったのに、昨季ポポ監督になってからはあまり勝てない、特にホームでは清水に退場者が二人も出たのに負けてしまいました。そのリベンジも果たしてほしいところ。
休養十分の千真、ルーカス、ヨネちゃん、モリゲがスタメンに、忠成もスタメンで良かった・・・
ナビ新潟戦で活躍した三田くん、ソウタン、林くんもベンチ。怪我で離脱のアーリアとナオが心配です。
昨季はやたらに有給休暇をとっていたアーリアですが、今季は久々にアーリア抜きのリーグ戦。
 
アウェイとはいえ、こんなサッカーで目の肥えた清水サポが納得するかしら?と思うような、ディフェンシブな堅い試合ぶりでした。
清水の規律立った守備のため、ボールを持ってもアタッキングサードまでなかなか運べず、ミスも多くてシュートまでいかない。清水もシュートが少ない、中盤でジリジリとせめぎ合う展開。
東京はバレーを自由にさせないという点ではほとんど破綻なく、うまく守れました。
 
 
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前半の数少ないシュートシーン。千真。
 
危ないシーンは少なかったけど、決定機も権ちゃんがセーブ。
スコアレスでHT。
清水ペースかもしれないけど、悪い試合ではないと思いました。
ただ、こういうジリジリした試合は見ている方も疲れる。
 
 
しかし、継続は力なり。かもしれません。
はねのけられてもミスで逆襲されても、ボールを回してなんとかしようともがいていると好機到来。
ルーカス、秀人、東、ルーカスとつないで、東がスルー、走り込んだ秀人がシュート。
ぼてぼてと転がりながら、清水DFの股を抜け、GK林くんにキャッチされたかと思いきや、おしりからポロッとボールが出て来たときのうれしさ。
 
 
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ね、生まれたみたいに、ボールが出て来た。
 
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ああよかったよかった。
秀人今季初ゴール!という以上に、これで本当に前節の失敗を払拭したね。(帳消しにしたわけではない。だって失った勝ち点は戻らないもの)
ひ~でと~おおひでと~の、チャントが繰り替えされます。
 
追加点もちょっとおもいがけないかたちで生まれました。
 
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千真のクロス。
走り込むルーコンと忠成。
この千真のクロスはとても良かった。
 
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清水GKが千真のクロスをパンチング。
 
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ボールはルーカスの胸に・・・
 
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当たって、これがゴールそのまま入る!
 
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後で録画を見たら倉敷保雄さんが「ルーカスはここにいた甲斐がありましたね」と、独特の言い回し。
まったくその通り。
シュートは打つもの。
ゴールできる可能性のあるところに入ってみるもの。
 
ゴトビ監督はGKの個人的ミスがなければ勝てたような言い方をしていますが、どうでしょうか。
特に後半は、バレーがオフサイドになった場面くらいしか、決定機らしいものはなかったし、お互いにシュートが少ないとはいえ、清水は攻め手がなさすきると思いました。
東京の攻撃にはそれなりにクリエイティビティがあると思います。まだまだミスが多いのは課題ですが。
 
75分に忠成に代えてソウタンIN.。これがソウタンの課題だろうけど、ナビスコ新潟戦ではよかったのに、試合に入りきれない感じ。何しに出たかよくわからなかった・・・
 
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あまり目立たなかった宏介ですが、ここはシュートを打った場面かな?
「恩返し弾」はお預けに。
 
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終盤に投入された林くん。
少ない時間で2回チャンスがありました。決めていればかっこよかったけど・・・
タマも林くんも良かったです。
 
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カッコイイ・・・でも二人で踊ってるみたいに見える。
 
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この試合の最大の収穫は、無失点だったことでしょう。
これまで1試合に2点はとれていながら、失点が多くて苦戦していました。
無失点なら負けないし、無失点なら1点とれば勝てるのだからって、当たり前ですが。
この無失点に貢献したのが、韓国代表ヒョンスくん。
新潟戦も良かったですが、この試合はとても良かった。バレーをほとんど自由にさせませんでした。
相手にガッチリ守られていても、守備がしっかりしていて、ガマンしていれば好機は来る、という試合でもありました。