第17節 東京×仙台 羽生の日。

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こういう試合をしてくれれば、文句オバのワタクシも、何も言いません。
久しぶりに楽しみました。
 
特に前半、前からのプレスがよく効いていたし、効率的に得点を重ねることができたし、守備は集中していたし、最後までよく走りました。
今季の東京はポゼッションにはこだわらないようですが、この試合ではボールを持ってから、タッチ数の少ないパスを繋いで攻撃することができて、見ていてストレスを感じませんでした。
 
こういういいゲームができたこと、それは、背番号22の働きによると思います。
 
この試合、15000人ほどの観客数、リーグ戦としてはとても少なかったのですが、来なかった東京ファンはたいそう損をしましたね。
羽生を見るだけでも、味スタに来る価値はありました。
 
エドゥー出場停止により、スタメンには平山起用。
連戦を考慮してでしょうか、タマに代わって羽生。これが大当たりでした。
羽生はこのところクローザー的に終盤に交代出場して、短い時間でも気の利いたプレーを見せていましたが、リーグ戦では初スタメン。
試合後のコメントでは
「個人的にはチームを落ち着かせたり、リズムを作ることを考えていた。良いポジションをとるために足を動かすことや、ボールを引き出して前線とのよい距離感を保つことも意識していた。個人もチームとしても、もっと質の高いサッカーをして、みなさんに味スタに足を運んでもらいたいと思う。」
と。まさに良いポジショニング、ボールを引き出す動き、周りを活かすパス、出してからの動き等々。もともとの賢さと献身性に経験も加わった働きぶりでした。
彼が入ったこともあって、繋げる時は繋いでいました。
そして、中盤ポッカリ空く、という悪癖もかなり解消されていました。
 
マッシモ監督が珍しく「羽生は若いからまだ何年もやれる」と冗談ぽっく言ってたけど、本当にピッチの上では若々しい。試合終了後には、疲労困憊していましたが。
 
仙台が東京の蒸し暑さ(スタンドにいても汗でベタベタ)のせいか、怪我人も多くて石川直樹選手とかこわい選手がいなかったりで、調子が悪かったことを差し引いても、東京はしっかりプレスが効いて、相手を自由にしませんでした。
 
得点は、まずコースケのクロスから平山のヘッド。
 
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きっちり決めました!
 
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コースケを呼んで、なんかヘンなパフォーマンスを・・・
ギャンのマネだったらしい・・・
 
 
鹿島戦、新潟戦に続いて、同じような時間に先制。
さて、問題はここから。
しかし、この日の仙台、特に前半はほとんど良い所なし。
 
33分に待望の2点目が。
わたしはこの2点目が一番好き。
起点は羽生から。ボールを奪ってからすぐに前へ。
武藤から河野へ、河野は平山へ、本人が言うにはワンツーを狙ったのではないそうだけど・・・
 
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平山が長い足でリターン、結果的にワンツーになった・・・
 
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河野のシュート。
 
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見事ゴール!
守備から早い攻撃、連動した動き、とてもいいゴールでした。
 
この後、河野と羽生のダイレクトパス交換もよかった。
 
そして、ケチャップ定理発動か、前半終了間際にはCKからフリーになった秀人が。
 
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1年振りのゴールだそうですが・・・ファーに美しいゴールが決まり。
 
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後半へ。
 
後半になると、蒸し暑さの中での連戦を考えてか、イタリア式リアリズモか、東京はムリしないことを第一に、守備に集中します。
せっかくなんだから、あと1,2点とってよ~と思うのですが、「そんな必要ない」と指揮官は思うのでしょうか、キッチリゴールに鍵をかけることがテーマになったようです。
それでもカウンターのチャンスは数回あったので、そのどれかは決めてほしかったとは思います。
羽生のクロスは惜しかったな~
 
危なかったのは、60分にエリアギリギリで与えたFKから4本シュートを打たれたシーン。
権ちゃんの2連続セーブとDFで守りきりました。
引いて守るので、相手が自由にできるスペースを与えてしまうのですが、先制したらそれでいいらしい。
わたしはセカンドボールが取れないし、相手が中盤を自由に使って良いボールを入れられるから、ハラハラしてしまうのですが、今季の東京はそういう守り方をするので、我慢するしかないようです。
それにこの試合の仙台には、東京の守備を崩しきる迫力はありませんでした。
 
いつものように、河野に代わってIN.
東は入ると必ずいいプレーを見せてくれるので、いい準備はしているのだとわかります。
河野がファーストチョイスになっている・・・危機感もあるでしょう。
東が入ると、4-4-2に変更。4-3-3なら河野と決まっちゃったようです。
そのへん、わたしにはよくわからない・・・
 
 
 
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(羽生のクロス)
 
 
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FKをとって、あれこれ指示する3人。
結局コースケが蹴って、惜しくもバーに当たって外れました。
コースケはまだ足の具合がよくないらしく、前半CKはヨネちゃんや河野が蹴っていました。
ヨネちゃんはあんまり上手くないなぁ・・・もちろん、彼の価値はボール奪取と運動量でじゅうぶん表されているのですが。シュートはなかなか枠に飛ばない・・・
 
 
後半はムリしない、をテーマに?
無事終わりました。
 
時々カウンターでスタンドが沸く以外は、時間の推移を眺める後半となったので、東京サポはお遊びを始めました。
後半あたまから投入の赤嶺には拍手する余裕。
66分に投入された鈴木ノリオには、ノリオコールの次に彼がボールを持ったらブーイング。
カウンターで武藤が倒された時には、プレーを止めた前田主審に「ながせながせ」コールを。
東京サポ面目躍如の応援でした。
 
 
 
アディショナルタイムに、羽生はお疲れ様、千真と交代。
スタンディングオベーションで見送るシーンですね。
それにしても、千真はこのままでは終われないだろうなぁ・・・移籍しちゃうかもしれないなぁ。
 
 
 
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羽生、ここにあり。
帰って来てくれて、良かった。
 
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得点者3人のシャー。
 
 
これでシーズン半分が終わり。
勝ち点25、7位で折り返しです。
まずまずです。
選手たちは志高く、まだ上を目指していますが、わたしとしてはあと5勝くらいして残留を決めてほしい。今季の残留ラインは高いと思われるので、油断はできません。
 
そして、梶山ももう練習試合には出ています。梶山も見たい。
でも、アンカーで練習しているらしい。
アンカーは秀人がファーストチョイス、どうも野澤くんがその次らしい。
梶山はトップ下がいいかと思うけど、河野のポジションは動かないだろうし・・・悩ましい。
なんと贅沢な心配をしているのでしょう。
しかし、なんとしても梶山を見たい~
 
 
余談・・・・
スカパーの「J3ハイライト」をいつも見ているのですが、今節は平岡翼くんがU-22に召集されて、途中出場していました。
召集されてもいつもベンチスタートで、ほとんど活躍していなかったようでしたが、この試合首位町田という強敵相手に、サイドをドリブルで疾走し、得点のきっかけになっていました。
初めて彼の高速ドリブルを見ましたが、本当に速くてビックリ。
トップチームでも出られるように、技術を磨いてほしいと思います。