第16節(33節)東京アウェイ柏戦 良いウノゼロ

たまには試合当日に記事をアップしたいものです・・・が、翌日フクアリに行ってアレコレしているうちにもう火曜日。
明日は天皇杯水戸戦。

でもまあ、蘇我夫の撮った写真もあるし、久々の勝利なので、書いときましょ。

湘南、浦和と連敗した前節までで勝ち点59.
このまま終わっても東京史上最高勝ち点ではあるのですが、やっぱり連敗で終わるのはイヤ。
チャンピオンシップはともかく、ACL出場権がほしい。
というわけで、日立台へ。
昨季開幕戦では、チケット争奪戦に敗れ、こっそりホーム側に混じって静かに観戦してしまいましたが、今回は蘇我夫が近所のローソンで首尾よくゲット。


イメージ 1

ゴール裏がこういうふうに見えるメイン側指定席。
もうちょっとビジター席があればいいのに。
バックスタンド東京寄りには、こっそり混じった東京サポが結構な数いましたが、試合後には大喜びしててバレバレ。ちょっと顰蹙だったかもしれないけど、今の状況、やっぱりスタジアムで応援したいじゃないですか~


イメージ 2
スタメンは羽生ではなく拳人になった以外は赤戦と同じ。
柏は吉田監督が1シーズンで退任となり、年間順位もこの試合前で9位。ACLでは、だらしない赤系のクラブとは違って頑張ったし、ポゼッションを取って組み立てていく良いサッカーをしていると思うのですが、もっと良い結果を求められているのでしょう。


さて試合は。

久しぶりの・・・9月の広島戦以来のウノゼロで勝利。
広島戦と同じく、内容も良いウノゼロでした(退屈なウノゼロはたとえば松本戦とかね)。
スタッツを見てもシュート数は10本、柏は12本ですが、前半に限って言えば、柏のシュートは2本、東京が6本くらいだったか。
試合の入り方がいつもよくない東京ですが、この試合は初めから気持ちが出ていて、アグレッシブでスピーディーなプレーで、ポゼッションは柏でもセカンドボールはおおむね東京が獲り、前半はとてもいい内容でした。
前田がCKを獲得。
うちでは「典型的カラマワリ系ブラジル人」と呼ぶタイプのプレーで東京を助けてくれたエドゥアルドのミスからもらったCKでした。
コースケのCK、競り合いで落ちたところを、拳人が拾ってエリアに侵入し、おーつゆーきの足がかかってPKゲット。


イメージ 3
(柏ゴール裏の皆さん、お顔写ってごめんなさい。)
大津選手、自陣ゴール前で一仕事。

拳人は果敢なプレーで常に前を向こうとしているところがいいと思います。
まだあまり上手くもないし、ミスもあるし、荒削りだけど、とにかくボールを持ったら前を向き、シュートしようとする姿勢は評価できます。
自分で言っているように、もう少しシュートも落ち着いてできれば、追加点が取れたかも。

PKはモリゲが。
柏ゴール裏のサポに向かって蹴る。

イメージ 4



イメージ 5

真ん中上、強いシュート。

この16分の得点を守り切って、ウノゼロの勝利。


というと、あと75分くらいつまんなかったみたいですが、そんなことはなく、面白い試合でした。


先制の後も、東京は追加点を取ろうとしいていましたし、後半になると監督に気合いを入れられたか、柏もパスを素早くつなぐようになって、拮抗したシーンが増えました。



イメージ 6
後半もゴールを狙う拳人。


試合後にヨネちゃんがコメントいていたように、拳人が前に出て行けたのは、ヨネちゃんと秀人がしっかりしたポジショニングをとっていたから。
特に秀人のポジショニングは素晴らしく、攻守を支えていたと思います。
シーズン初めにはベンチにいたこともあった秀人ですが、シーズン終盤にはまた一回り成長してみせるとは、やはり賢い人です。
個々の選手が右肩上がりに成長しないと、チームが何か成し遂げるのは難しいし、何か成し遂げようとするチームの選手は、成長するだろうと思います。
だから、たぶん、広島って選手が取られても強いのよね・・・寿人のような影響力の強いベテランがいることもあるし。


そうこうするうちに、柏のポゼッション率はさらに上がり、あぶないところでFKを与えたりして、柏のシュートが増えていきましたが、東京も時折鋭いカウンター(これって柏の得意技だったけど)を繰り出す。

特に80分近くのカウンター、秀人が自陣深くでボール奪取、ヨネちゃんへ、ヨネちゃんから前田へのパスもすばらしく、前田から秀人、右の秀人から左の東へのラストパスもステキ、そして、東がシュート。
すんばらし~カウンターでした。


イメージ 7

東のシュートが入ったのか、柏DFの足に当たったか、とにかくボールはゴールへ。



イメージ 8
喜ぶ東。
彼もこの試合、上手さの上に熱い気持ちが加わっていたし、よく走りました。
せっかく喜んだのに、オフサイドとやらでノーゴール。
それならそれで、すぐ止めてくれないと~
でも録画で見たけどオフサイドには見えなかった。東の前に翔哉がオフサイドだとしたら、こんなにプレーを続けさせるなんて意地悪じゃないの~
扇谷さんは認めたんじゃないかしら?副審のアピールで取り消されたようです。

柏は素早くプレー再開して、あっという間に東京ゴール前へ。CKに逃れる羽目に。
でも事なきを得る。

このあたりから、東京は逃げ切りモードに。
柏は2枚替えで攻勢にでる。
タマ投入も、攻撃と言うよりは、うまく時間を使うことがミッションだったか。
FKを与えて、ブラダがキャッチしきれず、相手選手と交錯して手を痛める。このシーンは危なかった。うちでは、ブラダはポジショニングはいいけど、アジリティが心配、と。夫は「5年前のブラダを見たかった」って。ちょろちょろ動かないGKは基本的には良いと思いますが。
ブラダの治療の間に、拳人は自分の足を一生懸命伸ばしていました。この試合では足が攣って交代はなし。

そんなこともあって、アディショナルタイムは5分。
柏の攻撃は終盤迫力を増したけど、東京はしっかりブロックで守るのでそんなに失点の予感はありませんでした。ただ、1点差ですから、事故的な失点はいつでもありうること、事故が起きないよう祈るばかり。
エデルソンの速いクロスに工藤が飛び込んだシーンはひやっとしました。
アディショナルタイム、東京が2度CKを取りましたが、これがなかなか・・・
CKキッカーはコースケではなく、タマ。
DFは4人ともステイ。
コーナー付近でタマと前田と翔哉がからんで、細かくこま~かくつないで時間稼ぎ。
オレたちもう攻めないから。ここで守るから。って感じで。
柏からすれば、さぞかしイラつくプレーでしょうが、こっちゃもう得点はいいから、勝ち点3がほしいんです。

イメージ 9



イメージ 10

すでに夕闇迫る中、タイムアップ。
前半は東京、後半は柏、ゴール前のシーンが多く、特に東京はいくつかの見事なカウンター中心の攻撃があったし、どの選手もちょうどよく気合いが入っていて(この状況で気合いの入らない選手はいない、と東が言ってた)良い試合でした。


年間勝ち点62.
広島が超苦手にしていた万博で勝ったため、東京は年間3位に再浮上。
最終節鳥栖に勝てば、3位。CSにACL出場を賭けることができます。鳥栖も簡単な相手ではないけど。
が、その前に水戸チャンに不覚を取ったりしないように。