第5節 東京×名古屋 拙いながら勝った。

第4節アウェイ鹿島戦は、TVで見ました。
鹿島には一度も行ったことがなく、これからも行かないだろうと思います・・・なんかイヤなの。
選手もなんかイヤ、と思っていたのか、前半は鹿島の良さをなんとか消したけど、後半早々守備の連携が乱れて、あっさりと金崎にゴールを許す。攻勢に出ようとしたところを、また失点する。平山の復帰だけが光明で、本当に強いチームとは、鹿島みたいなことを言うのだ、とまたも悔しい思いをしたのでした。
しかし、あの守備の乱れはふだんの東京ではあまりみないし、なにか魅入られたような敗戦だったのは、やはり鬼門だということなのかも。

しばらくインターナショナルマッチデーのため中断。
モリゲが代表、W杯2次予選、アフガニスタン戦、シリア戦に出場。
アフガニスタンもシリアもよく代表が出せたな~と思うような国情、その厳しい環境に比べたら、日本代表ははるかに恵まれています。
一応力の差通りの点差になったけど、シリア戦を見ていると、これは最終予選大丈夫か?と心配になるほどの守備の悪さ。
モリゲも集中力を欠いていたし、中盤の守備もあんなにカウンターをやすやす受けるとは、どうなんでしょう?

と、また話が長くなる・・・


ともかく。
仕切り直しの第5節。

相手は名古屋。
昨季も一昨季も一分一敗と、あまり相性もよろしくない・・・そんなに強い相手ではないと思うのだけど、たいがい東京のホームでは闘莉王さんに守られ、CKの一発でやられてしまうような印象。
今季の名古屋にもシモヴィッチという199センチのでっかいFWが。その周りに野田とか永井とか速い選手が配されていて、やっかいな感じ。
でも、ここで負けたら、今までと同じ、鹿島にも名古屋にも勝てず、負け越すことになる。
いつものようにネガティブモード炸裂し、憂鬱になりながらスタジアムへ。
「そんなんなら、サポやめたら?」と蘇我夫に言われた・・・たぶんこれで何百回目。

翌日曜日にJ3、水曜日に江蘇戦があるので、やりくりも大変。
この日のスタメンは、いつものバックライン(駒野も怪我から帰ってきたけど、翌日のJ3に調整出場のはずが、また怪我で交代)に、ボランチはヨネちゃんと、チョンブリ戦以来のハ デソン。リーグ初出場。
左サイドに阿部、右に河野、前田と東の2トップ。

試合は、主審岡部拓人さんへの一部サポからのブーイングに始まり、試合終了後には再び岡部主審へのブーイングで終わりました・・・
試合前にレフェリーにブーイングはやめた方が良いと思うけど、わたしも岡部さんの名前がコールされた時にはイヤ~な予感がしたことは確か。
そして結局彼が審判だと試合が落ち着かなくなるようです。

序盤は押し込まれましたが、落ち着いて対応して、徐々に東京のペースになったと思います。
ハ デソンは、試合後ミスが多くて、声援に応えられず申し訳ないと言ってましたが、それでも何度もステキなパスを見ることが出来ました。

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まさにエレガント。
ただ、ヨネちゃんとはまだ合わないところも散見したし、名古屋にボールを奪われる場面もあり、試合勘はもう少し、です。
それでも、東京がきちんとパスをつないで相手を崩そうとするシーンを久しぶりに見たような気がして、彼の怪我からの復帰は、とても嬉しいことです。

良い攻撃も見られた時間帯で、名古屋にシュートもほとんど打たれていなかったと思いますが、17分初めて名古屋に与えたCKから失点。
なんかイヤな感じだった・・・
シモヴィッチの頭に合わさったら怖いな、と思っていたら、クリアボールが野田の足元にいってしまい、シュートを打たれ、なんか立ってた竹内彬、ジェフサポが竹兄と呼んでたCBの足に当たってコースがかわり、ゴールへ。
野田の打った瞬間には入らないと思ったのに、ちょっと事故的な失点でした。
しかし、ここに拙さが。
CKにした経緯は忘れたけど、野田に対して、小川くんはもっと詰めなくてはいけなかったと思います。

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失点後、ボールを前に運ぶも、ミスも出て相手に奪われ、カウンターを受ける、落ち着かない試合に。
阿部のサイドはどうも・・・それに、小川が古林を押さえられないものだから、阿部は守備におちて、ボールを獲っても遠くて運べないし、強引にドリブルで行ってはまた名古屋に獲られる、の繰り返しでした。
で、城福監督も、東をサイドに、阿部を前に並べ替えたようです。


そうこうするうち東京がCKをゲット。
それまでも、さらには江蘇戦、鹿島戦もキッカーは小川君でしたが、これまで何度となく与えられたチャンスに、ほとんど良いボールを蹴ることができていません。
この試合でもそれまであったCK、また小川のクロスも、ガッカリさせられるものでした。

で、確か右サイドのCKを初めてヨネちゃんが蹴ったのでした(録画まだ見てないから未確認)。
だから、というわけではないとだろうけど、エリア内でモリゲが竹内に倒されてPKゲット。
この日の岡部さんはこのPKと、モリゲの退場の時は、なんだか決然としてたから、自信があったんでしょう。
ダイジェストで見たら、異論の余地ない竹内のファウルでした。


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モリゲのこういうとこ、大好き。
ど真ん中に思い切り蹴って同点。

その後、河野と名古屋の誰だかが小競り合い、「おちつけ河野」コールも起きて試合が荒れ模様。
これで前半終了。

鹿島戦で後半の入り方が悪かったので、どうなるか心配でしたが、後半も行ったり来たりの多い試合に。

やはりフィジカルもまだ戻らないのか、消えかかっていたハ デソンに代えて、拳人IN.

すると、東京に勢いが出てきた感じ。
東→小川(オーバーラップでちょっといいところ見せた)→河野のシュートは決定的だったけど残念ながら枠の外。河野のシュートも入らないなア・・・
そして、河野に代わって平山IN.
スタジアム、盛り上がる。
平山は不思議な人です。
入団以来、怪物というのはニックネームだけで、そんなにすごい仕事してくれたわけじゃないのに、たとえば国立での赤戦勝ち越しゴールとか、忘れられないシーンがあるし、なんだかサポに愛されている。


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小川→前田が落とし→阿部の絶妙スルーパス、抜け出た平山がドリブルで・・・

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こう言ってはナンですが、竹内のアジリティがアレなことは、ジェフサポなら知っている・・・
背中を丸めたドリブルでかわして、左隅に

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2014年7月27日仙台戦以来のゴールだそうです。

スタジアム、大興奮。

わたしも胸にグッと迫るものが・・・


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ベンチから羽生も飛び出していたのね、この写真見て改めてウルウルしました。


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河野も、たぶんシャツを着替え中だったのでしょう・・・


これで試合が終わっていればよかったのですが。


またも古林にサイドを突破され、なんと小川がそこで転ぶものだから、オーバーラップした矢野貴章がドフリーになる。この時点でわたしは失点を覚悟。残念ながらその通り、
そのクロスに永井が飛び込んで、ヘッド。
また失点。

今までそれなりに他の選手にも気遣いしてもらって(特に羽生)大過なくやってきた小川でしたが、この試合では未熟さを露呈してしまいました。
名古屋もこっちの弱点と見て突いてきたのかと思いますし、もともとデカいFWがいるから、サイドからクロスは狙う形でしょう。


しかし、打ち合いの様相を呈してきたので、76分の失点も、どうにかできそうな気がしていました。

すると、阿部が頑張ってCKゲット。
右からのCKで小川。
もういいかげん、良いボール入れてよ~と夫婦で叫ぶと・・・
ようやくドンピシャのボールが。


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モリゲの高い打点のヘッド。

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小川くん、よかったね、やっと決まった・・・


で、またこれで試合が終わっていればよかったのですが。

シモヴィッチにも仕事させなかった大活躍のモリゲ、田口に対するタックルがラフプレーとなって一発退場。
スパイクの裏が見えたので、瞬間マズイ!と思い、カードの色が黄色であることを願いましたが・・・
ピッチも滑りやすかったように見えましたが、これは仕方ない・・・怪我させなくてよかった。
むろん、モリゲは故意にやったのではないと思いますが、前半にももめたし、点の取り合いになったし、必要以上に気合いが入ってしまったのかも。


モリゲ退場の直前、羽生を入れようとしていましたが、これは小川くんフォローに良い方法だと思ったのですが、
モリゲがいなくなったので、急遽羽生は取りやめ、平山に代わり秀人が入りました。
秀人がCBに入って、長い5分のアディショナルタイムを凌ぎきって試合終了。
アディショナルタイムと併せて10分ほどの出場でしたが、秀人はよく責任を果たしてくれたと思います。




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試合後、城福監督がコメントしたように、つたない試合をしたとは思います。
しかし、とにかく勝った。
やはり小川くんから生じたとほころびが多いと思いますが、この翌日の試合で、駒野がまた怪我をしたそうですし、彼が当分頑張らなくてはいけません。
アディショナルタイムには小川くん、足が攣ってしまったのか、倒れ込んでしまって、一瞬ですがフィールドプレーヤーが8人になってしまったこともありました。
厳しいことを言うけど、ここはなんとしても頑張らなくてはいけないところ。
城福さんの言う「痛い目」に、この試合は何度もあったでしょう。
そうやって成長するのでしょうが、試合は待ってくれない。もう江蘇戦、心配だけど・・・

拙い部分があったけど、モリゲや平山はじめ選手たちの強い意志で勝ち点を引き寄せた試合だったかと思います。





追記
竹兄のゴールは、J1初ゴールだったそうです。
わたしは熊本戦のシュートと、不器用な感じにサイドをドタドタあがる姿が印象に残っています。
もちろん全てジェフ時代のプレーです。
彼が名古屋でスタメンを取れるとは思わなかったけど、きっと努力の賜物なのでしょう。