津和野散歩~散歩というにはちょっとハードな乙女峠マリア聖堂。

去年に続いての山口遠征。
宿は湯田温泉にとりましたが、今回は津和野まで足を伸ばそうということに。
津和野って、山口県にあるものとばかり思っていましたが、島根県なんですね~
地理にも弱くて未だに位置関係がよくわかりません。
が、ともかく、湯田温泉から山口線を益田方面に乗って行けば、途中に津和野駅があります。益田から山陰線で米子へ。
ちなみに、維新百年記念競技場の最寄り駅大歳は、湯田温泉から逆方向、新山口に向かう途中にあります。
ということが今回初めてわかった・・・


湯田温泉駅で急行「スーパーおき」に乗車。

イメージ 1


津和野に着いたら、いつものように観光案内所ヘ行って、なんかいいとこないか聞いてみる・・・まだ桜が咲いているとか。
どこへ行ってもいきあたりばったりですが、一応終点は森鴎外記念館と決めてあります。


津和野の町並みとは反対方向になりますが、まずは永明寺(ようめいじ)へ。

津和野町HPによれば、

歴代城主の菩提寺でもあった曹洞宗の寺で、茅葺き屋根の本堂や庫裡(くり)、鐘楼(しゅうろう)などの建物は1720年(享保14)に再建されたもの。
明治の文豪、森鴎外の墓もあります。県指定有形文化財

イメージ 2



イメージ 3



イメージ 4



イメージ 5

森鴎外のお墓。


永明寺から乙女峠マリア聖堂へ。

マリア聖堂は、その愛らしい名前とはうらはらに、キリシタン殉教の地である乙女峠に建つ聖堂。昭和26年建設。
キリスト教が厳禁だった明治元年に長崎から送られてきた153人の隠れキリシタンは、津和野藩の改宗のすすめに応じず、ついに拷問によって36人が殉教の道を選びました。その際、日本で唯一、聖母マリアが降臨された地といわれています。


イメージ 6



イメージ 7
殉教者の記念碑。



イメージ 8
三尺牢という狭い牢屋に閉じ込められた信者のもとに、毎夜キリストの母マリアが出現して励ました様子を表した彫像。
毎年5月3日に乙女峠祭が行われ、信徒たちが集まって殉教者を偲ぶそうです。

おりしもこの日はグッドフライデー。

このマリア聖堂からさらに山中の道に、千人塚に続く自然歩道があり、14カ所にキリスト受難のレリーフが置かれていて、キリストの受難と津和野の殉教者とに思いを馳せる道となっています。
グッドフライデーだから歩いてみようか・・・ということに。


イメージ 9
こんな山道。


イメージ 10
こういうレリーフがキリストの裁判から、ヴィア・ドロローサを辿り、埋葬の場面まで14シーン描かれています。



イメージ 11
神妙にキリスト受難のレリーフを見るふうちゃんP4。
竹林がきれい。


しかし、峠というだけに、結構ハードな山道。


イメージ 12
ようやく千人塚にある最後のシーンにたどり着く。


ここでお昼近く。

ここから津和野の町へ。

イメージ 13
野辺の花。


イメージ 14
路地を歩く蘇我夫。
このあたりで9歳児とサッカーで痛めた膝が、また痛み出したらしい。




イメージ 15
カトリック津和野教会。
乙女峠マリア聖堂は、この教会が管理しているようです。


イメージ 16

畳の会堂。


イメージ 17
ステンドグラス。



いわゆる津和野というとイメージされる古民家とか、鯉の泳ぐ水路とかは、次回。
写真は蘇我夫のもわたしが撮ったのもごちゃまぜです。