第8節東京x鳥栖 第9節ジェフx群馬 どっちの負けが好き?
どっちもキライ。
どーしてもどっちか選ばなきゃ行けないとしたら?
ジェフx群馬 1−2 勝てる試合で負けた
同じ負けでも、内容はかなり違います。
東京のスターターは
林、室屋、剛、森重、リョウヤ
タマ、高萩、安部シュー
ディエゴ、永井、レアンドロ
帆高は体調不良だそうで、ベンチ外。
前半ディエゴがポストに当てたシュートをレアンドロが枠外に飛ばしたのが、決定機だったけど、ほとんどいいところのない試合でした。
鳥栖の金監督は、東京対策を周到に準備したようで、左サイドの守備が弱いところをついてくる。安部シューが広範囲を走り回ってカバーしようとするのだけど、行くとかわされてしまう。
安部シューだけでなく、みんな鳥栖の選手にかわされて、ボールを取れず、ラストパス、シュートまで持っていかれる。
鹿島戦の後半と同じような感じ。
安部シューがボールに行ったところをかわされると、前にスペースができて、鳥栖の選手が自由に使える。
そして、東京がボールを持った時には、鳥栖のボランチに秀人がいて、この人がアベシューとは違って、むやみに動かず、しっかりとした要になっていました。
わたしは東京にいた頃の秀人をそんなに評価はしていなかったけど、金監督はうまく使っています。
いない人のことを言っても仕方ないのだけど、ケントと東の穴が大きすぎる。
東が、特別目立たなかったけど、どのくらいチームの支えになっていたか、よくわかってしまった…
後半のCKでの失点なんか、これが東京なの?
と言いたいくらいのダメな守備でした。
もう、東京のいわゆる堅守は、崩壊したようです。
元々シーズン当初から「守備がはまらない」と選手も言っていたことが、ますますひどくなっていて、集中力もなくなったようです。
そして、得点も流れでは取れていないし、レアンドロのFKは凄かったけど、相手を崩したのは前述のシーンくらい。こっちは何度も崩された。
それから、レアンドロは元々あんなに手癖が悪いのでしょうか? 退場になるかとヒヤヒヤしました。今後ぜひ気をつけてもらいたい。
わたしはよくわからないけど、金監督は戦術をみっちり練って落とし込んできたようだけど、健太監督はどうなのかしら?
戦術家なら良いというわけではないのですが、ざっくりした決め事の上に、個人の力でやっつけるというのは、個人の力が落ちた時には通用しないでしょう。
しかもこの試合では、うまく行かないからそうなったのか、初めからコンディショニングに問題があったのか、出足もデュエルも鳥栖の選手に負け、走り負けていました。
例の鳥栖に発熱した選手がいたという件が心理的に左右したかどうかはわからないし、健太監督の言うとおり、それは言い訳になりません(その後もこの問題は両チームのサポの間でややこしくなっていますが、試合とは別の話なので、置いておきます)。
ともかく川崎戦と同じくらいいいところなし。
これは大変な事態です。
DAZNを見ながら夫は「安部ってどこがいいんだ?」とまで言い出す。
ポジションが違うのではないか、もう一つ前の選手ではないかと。
問題はそればかりではないと思いますが…
中盤をしっかりさせないといけないのははっきりしている。
この試合で唯一のポジティブなことは、ウッチーがオフサイドだったにしろ、シュートまで行けた、生き生きとプレーしていたこと。
タイチが体の大きさを活かして初ゴールを決めたこと。素敵なシュートじゃなかったし、焼け石に水だったけど、それでもゴールはゴール。
もう今季ケントと東が離脱したことで優勝は難し苦なったのだし、降格もないのだから、次は中盤に若い選手を起用したらどうなのでしょ?
ヨシタケとか怜とか?
どちらにしてもほとんど勝てないアウェイセレッソ戦ですから、もう思い切って…どうでしょ?
で、朝FA杯を見て、ガナーズの優勝で少し気分を持ち直して、夜はジェフの試合。
ジェフのスターターは前節とクレーベが代わって川又になっただけ。
新井、田坂、チャン・ミンギュ、鳥海、安田
田口、アンドリュー、旭、為田
山下、川又
(田坂の怪我が心配です。代わって米倉が出場)
前半は素晴らしい内容でした。
シュートがもう少し枠に飛べば言うことなかった。
トランジションが速く、おい東京見習えよ、と言いたいほど相手のボールを奪ってからの攻撃が素早く、波状攻撃もあって、群馬はかなりしんどかったはず。
この流れで得点できないと〜と思っていたら、35分にCKのこぼれ球を安田がクロス、山下のシュートが決まりました。
先制されて群馬が出てくるようになり、前半のアディショナルタイムに、またもや思いがけなくPKを取られてしまいました。
画面で見ていた瞬間は、あ、安田やっちゃったかも?と思いましたが、リプレイを見たら、足はかかっていない。シミュレーションに見える…が、瞬間はわたしもそう思ったように、主審からも安田の足がかかったように見えたらしい。
無実の罪により、ポッチャリした大前にPKの移籍初ゴールを献上。
同点で後半へ。
後半もジェフは何度もチャンスがありながら得点はできず。
CKも10本取りながら、なかなか山を越えることができなかった。
見木とソロモンを入れてからも…
そうこうするうちに時間は過ぎてアディショナルタイム。
ここは絶対に悪くても勝点1を握っていなくてはいけなかったのですが…
流れは覚えていないけど(やや記憶喪失)割とつまんないCKを与えてしまったような…
その流れで、誰だかファーサイドの背中を取られてシュートを打たれ、決まってしまった。
すぐに笛。
あっけなく負けてもうた。
内容は圧倒していたのに。
ただスタッツを見るとシュートの数は12対11、群馬のシュートはおそらく後半が多いかと思いますが、ほぼ同じ。
すると、ジェフはもっとシュートを打つべきだったのか、枠に飛ばすべきだったのか。
いずれにしてもビリに優しいジェフは、またしても最下位に負け、群馬ちゃんに負けてしまいました。
以上、どっちの負けが好きか。
どっちも嫌だけど、選ぶのは簡単です。
内容が良いのがいいに決まってる。
次に期待できるもの。
東京はお先真っ暗…とまで言わなくても、若い選手がちょっと頑張ったくらいの、薄明かりしか見えません。
新型コロナの事さえなければ、心配で長居まで応援に行くのだけど(そしてまたガッカリして帰るのだけど)、うちで手をこまねいて見るしかありません。
ジェフも野津田なのね…チキンコンフィ、食べたいけど無理…
8月4日加筆