川越散歩〜古い街並みとかき氷とコーヒーとうどん。

先週、猛暑の中でしたが、川越の街を歩きました。

川越は、わたしは20年くらいぶり、蘇我夫は当時小学生の中2男子のサッカーの試合の帰りに通過しただけ。

実はその日、中2男子と上野科学博物館の「植物展」に行く予定でしたが、新型コロナ感染者の激増により、やっぱり都心はやめようか…ということで川越へ。

科学博物館は予約制なので、そんなに密になることはないと思われますが、往復の電車と食事が心配…うちはワクチン2回接種終わっているけど、中学生はまだ。

都心へ仕事に行かなきゃいけない人以外は、みんななるべく行かないようにすれば多少は感染拡大を減らせるかと思うのですが。

それはともかく、なぜ川越?といえば、あんまり近場過ぎじゃつまらない、ちょっとだけ遠出で、都心と逆方向で…それに、なんだか行列のできるかき氷屋があるとか、今はネットで順番を取るシステムになっていて、酷暑の中大行列ができることはないのですが…かき氷大好き中学生が俄然乗り気になったわけです。

 

 

「これがかき氷」という豪気な名前の店で、HPを見ると、なんかごたいそうなことがつらつら書いてある。

順番をとったら45分前に呼び出すから、ゼッテーこいよ、順番になっていなかったら、もう一生食わせないからな、それから一応順番とっとこ、つうのもやめれ、いいか、うちのかき氷は美味いから食いたいやつが大勢いるんで、迷惑かけんなや。

とはもちろん書いてないけど、意地悪く読むとそう取れるようなちょっと上から目線なおっしゃりよう。

多分身勝手な客に振り回されたかして、懲りたのかもしれない。

それに「これがかき氷」というご立派な店名もあり、わたしのように特別かき氷が好きでもなく、「たかがかき氷」と思ってしまう者には、そのHPのお言葉だけで、戦意阻喪。

しかし、中2男子少しもめげず、スマホでコロナワクチン接種の予約並のスリルを味わいつつ、順番を確保、1時間待ちの順番まで近くの市役所のロビーで涼むという。

蘇我夫とわたしは「ああ順番取れてよかったね、トッショリには氷はお腹に悪いから、コーヒーでも飲んでるよ」と、別行動。

 

古い街並みを見ながら、食べログで調べた美味しそうな珈琲屋さんへ。

 

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すごい屋根。鬼瓦みたいな大きな瓦、なんていうんでしょう…うだつもある。

 

 

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時の鐘」を横に見て、珈琲屋さんへ。

 

 

 

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あぶり珈琲」というお店。

すでに美味しそうな感じの店でしょ。

 

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少し暗くて落ち着く店内。

 

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「今日のコーヒー」コロンビア。

ほんのり甘くて少し酸っぱくて爽やかで美味。

蘇我夫は「この店が近くにあったら、入り浸っちゃうなあ」というくらいお気に入りに。

ただし、禁煙ね。

 

美味しいコーヒーでくつろいでいると、スマホがぶぶぶ。

中2男子から。

 

 

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ヤバイ、うまい。のですって。

メロン味の氷、こぼしたところはまだ子どもっぽい〜

隣のは、三温糖白小豆味だそうで、こっちはちょっとだけ羨ましい…

 

中学生だと昔ながらの街並みなどに興味ないのも仕方ない。

結局彼の川越観光は、

濡れおかき(氷待ってる間)→かき氷→駄菓子横丁→水飴→昼食→団子

となり、駄菓子横丁を散策。

 

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駄菓子横丁の鰻屋さんの前、カメレオンがいた〜

川越は所々にこういう動物がいます。

今気がついたけど、カメレオン、人の指に乗ってるのね。

 

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鰻屋さんの前の水路にはカッパが。

 

 

駄菓子横丁で川越名物、お芋のお菓子、揚げたての芋けんぴを買いました。

 

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袋がかわいい。

 

 

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駄菓子横丁近くのお寺。

 

 

そうこうするうちにお昼が近づき、「土麦(つむぎ)」といううどん屋さんで食べようということに。

 

当店について | うどん土麦

 

 

やはりここも人気店で、すぐには入れず、1時に予約する。

 

時間があるので(実はそんなになかった)、喜多院へ。

 

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立派な御堂です。

徳川家光生誕の間と、春日局化粧の間が移設されているそうですが、時間がないのでスルー。

 

五百羅漢がありますが、ここも寺務所を通して開けてもらわなくてはいけないので、柵越しに撮ってしまいました、すみません…

 

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人生相談しているみたいな…

 

 

喜多院も興味ない中2は、川越徳川家光記念ラッピングのコーラを購入。

そして、うどんの予約時間ギリギリになり、早足で暑い中歩く。

1時3分にお店に到着、かき氷屋みたいに「時間にこなかったから入れてやんない」と言われたら、フォーリング・ダウン」のマイケル・ダグラスよろしく「たった3分すぎただけだぞ!」と、機関銃をぶっ放そうかと思っていましたが、そんなことはなく、にこやかに店内に案内されました。

 

で、これをいただきました。

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左から鶏天おろしぶっかけ香味うどん、すだちナントカうどん(忘れた)、梅シラス醤油うどん。

中2男子はこの鶏天ぶっかけうどんを秒殺で平らげてしまって、味わったんだかどうだか。

しかし、このお店は待つだけの価値はあり、とても美味。

コシが強めのうどんですが滑らかで食べやすく、ぶっかけのお出しも大変美味しい。

お店の人も感じがよく、満足でした〜

 

おみやは天明3年(1783)創業老舗のお菓子屋「亀屋」の豆大福と亀どら焼き。

 

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豆大福は皮もあんこも塩味が強く、豆は美味しかったけど、あまり好みではなかった。

あ〜〜双葉の「豆餅」食べたい〜

亀どら焼きは、皮はケーキのようでしっとり柔らか、餡はやはりちょっと塩が効いていて、皮とよく合い、美味でした。

亀で思い出したけど「亀十」のどら焼きが食べたくなった…皮は同じ傾向のものです。

 

 

この後中2男子は昼食の前から食べたがっていた団子にもありつき、満足して帰りました。

 

 

泥縄式に川越の歴史を見ると、平安時代に荘園が形成され、川越氏や仙波氏が武蔵武士が勢力を持ち、鎌倉時代に川越氏が幕府の御家人として力を持ち、川越太郎重頼の娘は源義経の正妻になった。義経滅亡の後も一時勢力を取り戻したが、平一揆の乱により滅亡。室町時代には扇ヶ谷上杉氏の支配するところとなり、家臣の太田道真、太田道灌親子に川越城を築城させる。

その後北条氏が収めるが豊臣秀吉によって滅ぼされ、江戸時代に。

それから…

  江戸の日本橋から13里(約50キロ)、現在の埼玉県南西部にある川越市を“北の防衛線”と重要視したのが、徳川家康だ。天正18年(1590)に関東に移ると川越藩を設置。藩主には譜代の酒井重忠をはじめ有力な大名が歴任し、川越藩17万石の城下町が整備されていく。商人・職人町、寺町、武家地など、城郭を中心にした町割りの面影は今も色濃く残り、蔵造りの商家が並ぶ「一番街」、藩政時代の政庁が残る「川越城本丸御殿」、徳川家ゆかりの「喜多院」や「千波東照宮」など、エリアごとに町の様子が変わる。

(「たびらい埼玉観光情報」から借りました)

 

ということで、今回本丸御殿まで行かなかったのはとっても残念だったと、今頃知る←大ボケ

まあいいや、思ったより近かったし、「土麦」と「あぶり珈琲」ならまた行きたいから、次の機会にということで。