THE KIDS ARE ALRIGHT ~冬休みの宿題~

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シーズンオフなので、amazonに注文しました。
ごく一部のフー好きの方のためにアップしますぞ。
THE WHOについて語らせたら、人後に落ちない方々がおられますので、ワタクシの申すことはなにもありません。
 
でも一応感想などを。
 
ゆっくりきちんとフーを聞いたのは初めてと言っていいでしょう。
今まで「ウッドストック」とかストーンズの「ロックンロール・サーカス」とかに登場するフーならば、何度も見ましたし、好きか嫌いかと言えば、比較的好きなグループのひとつではありました。
ただファンにならなかったのは、どうしてかしら?
おそらく日本の若い女子の心を引く甘さがあまりなかったのでしょう。
このDVDには初期のフーも出て来ますが、やっぱりビートルズストーンズと同じように女子が黄色い声を上げているので、ちょっと意外でしたが、考えてみればそのようなシーンに登場したのだから当然なのでした。
なにか目立ちたいので、楽器を壊したら受けて、しまいにはお約束になってしまったと・・・
それなのに遠く離れた日本では、何か特別の意味付けをして小難しいことを言ってみたり。
しかし、既存の価値観を覆す思想やムーブメントが多く生まれた時代、彼らのパフォーマンスも時代の子だったとは言えそうです。
 
改めてこのフィルムを見ると、過剰な音と単純なボーカルという特徴が分かります。
好みの別れるところはここでしょう。
歌はまるでイングランドフォークソングみたいな単純さ、それでいてドラムを筆頭に楽器の呆れるほどの賑やかさ。
良質のロックバンドの必須条件であるすぐれたベーシスト、ジョン・エントウィッスルの力量もすごい。そして、妙なファルセット。
このバンドではどうもロジャー・ダルトリーは例外的にシンプルなのらしい。
 
さらに一番感じたことは、キース・ムーンがドラマーとして面白いだけでなく、びっくりするほど魅力的ないたずらっ子だったこと。
同じ破壊型?ドラマーとしては、わたしはツェッペリンのボンゾを思い出しますが、そして、フーよりツェッペリン好きでしたが、人間的魅力はキースの方がずっと上だったようです。
何とも言えない愛嬌の持ち主です。
こんなひと、身内にはいないほうが静かに過ごせるでしょうが、隣のクラスの友達なら嬉しいな~と思います。
彼の享年は31歳。
ブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックスよりは長生きでしたが、惜しまれる早世ではありました。
彼がいないザ・フーはザ・フーではない・・・解散は当然の帰結だったでしょう。
 
ちなみに、amazonに注文したのは夫だったので、大人買い大好きな彼は、ついでに「アメージング・ジャーニー」まで注文してしまいました。
ついでって、こっちの方が高い!