女子W杯決勝、なでしこにまつわる美しいことなど

みなさま、お暑うございます&お眠うございます。
まずは、
なでしこJAPAN、優勝おめでとうございます~!!!
優勝ですって~
FIFAワールドカップで、優勝ですって~!!!
 
3時に起きて見ました。
今大会のアメリカ、それほど良い試合していなかったので、どうにかなるかもという期待は立ち上がりから裏切られ、前半はほとんど攻められっぱなし・・・っていうか、実は15分程で撃沈。
危機の連続だったのに寝てしまいました。
気がつくと後半が始まり、日本が交代選手を使って攻めに出たこころ、ボールを奪われ、ロングボール一本であっというまに失点。
日本サッカーに裏切られ続けてきた世代のワタクシ、もうだめぇ~とがっくり。
しかしもう眠くないので、現実逃避に寝ることもできず、ほとんど固まって試合を見る。
なでしこのすばらしいところは失点後も澤を中心に気持ちを鼓舞して、下を向かないこと。
攻めるしかなくなって吹っ切れたのかも。
そして、宮間見事なランニングからゴール前に走り込んで、DFクリアを押し込む。
延長でも失点、諦めずに攻めて、CKからニアに入った澤のすばらしいゴール!
まったくすごいです。
日本チームの集中力、忍耐力、団結力、それらを支える技術、見事でした。
PKの前、笑顔の日本チームを見て、これは勝てるかもと思いました。
GK海堀、何か降りたかのようなセーブ。
最後のキッカー、熊谷選手の顔を上げて集中を高める表情の美しかったこと。
歓喜の選手たちの笑顔も美しかったこと。
試合後のコメントの数々にも、美しい言葉がちりばめられていました。
りりしい美女アメリカGKホープ・ソロ選手の言葉。
「わたしたちは偉大なチームに敗れた。何か大きな力が日本を味方していたと感じた。勝ちたかったけれど、他のチームが優勝するなら日本が良かった」
ワンバック選手の言葉。
「敗戦の悔しさはしばらく残るけど、日本におめでとうと言いたい。日本国民は彼女たちを誇りに思うだろう」
試合後のアメリカ選手の誇り高い姿も忘れられないでしょう。
日本の倍のシュートを打ちながら、勝てなかったアメリカチーム、試合後の潔く礼儀正しい姿もなんて美しかったこと。
 
とても深い鮫島彩選手の言葉。
「メディアの方々は、わたしのいろんな苦悩だとかを報道していただいていると思いますが、何か少し違うとも感じています。本当に周りの人が動いてくれて、(大震災と原発事故の後)すぐにサッカーに打ち込める環境を整えてくれました。今のチームメート(ボストン)にも前のチームメート(東京電力マリーゼ)にも精神面で支えてもらったし、たくさんのサポーターの方からもツイッターを通じて、いろんなメッセージをいただきました。
わたしは、皆さんが作ってくれた環境の中で、自分が好きなサッカーをやってきただけというか・・・なので、そういう方々に対して感謝の気持ちしかないですね。特に、福島の方々に『ありがとうございます』と言いたいです」
こんなしっかりしたコメント、FC東京高橋秀人選手もできないと思う~)
他の選手からもサッカーができる幸せ、感謝の言葉が多く述べられ、彼女たちの謙虚さにも感動しました。
帰国したらふだん女子サッカーなんて1秒も1文字も取り上げないマスコミにチヤホヤされたり、余計なことまで書かれたりするのでしょう。
でも、彼女たちはそんなことで有頂天にならないだろうと思います。
日本サッカー協会は、これから女子サッカーを継続的に支えて、サッカー好きな女子はどこにいてもサッカーがじゅうぶん楽しめる環境を作ってほしいと願います。